上田紀行のレビュー一覧

  • 覚醒のネットワーク

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    周囲との差異化にばかりとらわれて、自我を捨てられず、内から外に湧き出る力を持たない人間のあり方が、地球規模であらゆる問題を生み出すことを根源的に問いただし、解決方法のプロセスを31歳の若さで書き上げた作品。「生きる意味」も大変分かりやすく面白かったが、これも負けず劣らずの内容で、真木悠介の「気流の鳴る音」と共に読みたい。1989年に書かれたのだが、現代に置いても十分に通用する理論である。

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    2017年02月06日
  • スリランカの悪魔祓い

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    悪魔の存在を半信半疑に捉えていましたが、これを読んで自分や周りの人の意見が腑に落ちました。
    癒しというものを根本的に軽く見ていたなと思います。

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    2020年11月05日
  • 人生の<逃げ場> 会社だけの生活に行き詰っている人へ

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    成果主義、新自由主義でなければ、世の中はまわらないの。それを否定するのは逃げじゃないよね。
    この本は人間らしい慈悲のある生き方を推奨している。
    当たり前が何故通用しない世の中にしたのだろう。

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    2016年08月07日
  • 人生の<逃げ場> 会社だけの生活に行き詰っている人へ

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    仕事以外の生き方について、参考になる部分があった。人生,人に対する少し宗教的な考え方が、面白かった。

    40代ぐらいになったときから林住期(定年退職後10年くらい)をどう生きるかを考える,取り入れておくことで、人生の複線化に向けて視野が広がる。 ー 58ページ

    世の中がある人のことを交換可能な存在として扱ったとしても、自分はその人に対して交換不可能な存在として接し続けます。その人が持っている固有の喜びや怒りや悲しみに寄り添います。
    この姿勢を貫き続けることが、自分の人生を豊かで幸福なものにします。そして自分とかかわる周りの人の人生を豊かで幸福なものにします。 ー 212ページ

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    2016年05月21日
  • 生きる意味

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    文化人類学者が、多くの人々が「生きる意味」を見い出せない現代日本の現状を分析し、「生きる意味」を生み出す社会を創造するための提言を行っている。
    著者は、「・・・現代日本人を象徴する言葉、それは「透明な存在」という言葉である。・・・現代日本人の空しさの核心は、自分がどこまでも交換可能であるという意識からくる、「かけがえのなさの喪失」だ・・・もし私たちが自分を透明化させず、人生に自分なりのこだわりがあったり、自分の色やにおいをもっている人間ならば、社会から少々受け入れられなくても、それでも生きていける。」と言う。
    個々人がダイレクトにマーケットに対峙することを求められる「グローバリズム」と、経済成長から医療の現場にまで浸透する「数字信仰」が、「生きる意味」の喪失に拍車をかけているとも言う。
    そして、「これからはモノの時代ではなく、心の時代だ。・・・自分自身の心に素直になって、自分がいま一番何を求めているのかに従って生きていこう、モノの多さ、地位の高さ、そして「他者の目」からの要求に惑わされず、自分の感じ方を尊重して生きていこうということこそが「心の時代」なのだ。・・・人生の満足度の高い人、それは「一点豪華主義」で生きている人である。・・・「釣りバカ」のハマちゃんは強い。」と語る。
    壮大なテーマを、抽象的な表現に留まらずに分かりやすく説いており、人生への向き合い方、日々の過ごし方を今一度考えさせてくれる、有意義な一冊と思う。
    (2005年1月了)

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    2016年01月11日
  • 人生の<逃げ場> 会社だけの生活に行き詰っている人へ

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    仏教をベースに「人生の複線化」を説く。ここでは主に会社員の生きづらさをテーマにしているけれどもそれだけではなく、主婦も子供も老人も、すべての日本人が感じている生きづらさの原因を解き明かしてくれる。

    戦後、日本社会は「個人の自由」を手にし、その価値を知った。それまであったムラ社会、地縁や血縁の抑制の強い社会から、個人の自由を追求できるようになった。それ自体は喜ばしいことであるが、同時にいざというときに支え合う社会を失ってしまう。その代わりに求めたのが「会社」というコミュニティである。高度経済成長期の日本企業は、社員を家族のように扱い、旅行や運動会などを楽しみ、定年まで暮らしを保証した。

    それが崩壊した現在では、会社というセーフティーネットも消え、リストラされた瞬間から頼れるものは無くなってしまう。過去のものとして捨て去ってきた地域社会や親族同士の助け合い、相互補助といったものが、今はもう無いのだ。

    その恐怖から人々は疲れ、心を痛めているのだろう。

    著者は個人主義から一歩戻って、再び家族や地域社会の繋がりを取り戻そうと提唱する。個人的にはSNSの普及によって新たなソサエティができつつあると感じる。今はまだ「いざとなったら助け合う」レベルではないかもしれないけれど、仕事を融通し合ったり、また心を許して悩みを打ち明けられるだけでもずいぶん救いになると思う。

    やはり会社だけでなく、家族だけでなく、第3、第4の関係性をもつことはずいぶん人の心をラクにしてくれるのだろう。そのためにはまず自分から「差し出す」こと。これが大切。そこから交換や交易が始まる。

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    2015年07月25日
  • 「自殺社会」から「生き心地の良い社会」へ

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    ネタバレ

    本人がP11 で言うように、自殺の問題を徹底して掘り下げた先に、この生きずらい社会の正体を明らかにすることができたなら、’自殺社会’は、’き心地の良い社会’踏み出す足掛かりになる。というように、行政に、社会にどう自分たちがかかわるかで、社会はどんどん変わると思う。

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    2014年05月27日
  • がんばれ仏教! お寺ルネサンスの時代

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    葬式化した仏教の現代化の取り組みのルポ。
    苦悩の時代こそチャンス?

    スリランカの悪魔払いの後半は漫才大会で、本当に病気が良くなるらしい(笑)
    笑えばそれって悪魔を払うんだろうきっと。

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    2013年11月29日
  • 生きる意味

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    源氏物語の知識がなくても問題なく読めます。今まで名前しか知らなかった登場人物のキャラクターが見えてよかったです。そして本来とはかなり違った角度から描かれているため、改めて源氏物語を読むと、まっさらな状態で読む人とは違った感想になるんだろうなあ。

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    2013年11月04日
  • ダライ・ラマとの対話

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    上田紀行が 子供の頃に感じた 純真な疑問。
    そして、ある意味では 根源的な疑問を 
    ダライラマに直接ぶつけて、その思想に肉薄する。
    対談として とてもおもしろい。
    人間の生きる意味。
    ダライラマはそれをどう考えるか?
    を 引き出すなかで さらに 深く掘り下げていく。
    白熱した 対談に おどろきながら
    その平易な ダライラマの 対応に 感心した。
    『生きている観音菩薩』たるゆえんであり、
    日本の仏教者の 堕落と思考力のなさに嘆きながら
    仏教の 復興を 高々と 掲げようとする姿勢に共感を覚える。

    われわれの生きる暴力的な世界をどう救うのか?
    私たちの心の闇にいかに立ち向かっていくのか?
    この暴力がふきあれる21世紀のなかで、仏教にはいかなる使命があるのか?

    この世界から争いをなくしたい。
    弱いものいじめをなくしたい。
    みんなが平和で幸せであってほしい。
    という 根源的な 希いを といかける。

    ダライラマは 微笑みながら 核心に触れていく。
    思いやりと慈悲のある 社会を わかりやすく説く。
    あぁ。至福である。

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    2018年03月05日
  • かけがえのない人間

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    いろんな意味でとてもバランスが良い。ロジカルな部分とエモーショナルな部分の両方がミックスされていて、とても迫力があって面白い本だと思った。誰が読んでも、どこかで必ず”面白い”と感じるんじゃないだろうか?

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    2010年06月13日
  • かけがえのない人間

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    前の「生きる意味」につづいてヒット。
    社会のなかでどうしたらよいか教えてもらった。
    励まされるという人が多いのもよくわかる。
    未来の希望に向かって行動

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    2009年10月04日
  • かけがえのない人間

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    人は自信があるから行動を起こすのだと思われがちです。
    しかしそうではないのです。
    行動の積み重ねが自信になるのです。
    行動が意識を強化していくのです。

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    2009年10月04日
  • 見るだけでわかる!身につく! 今さら聞けない 教養の超基本

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    休養とは単に何もしないことではなく、活力を回復・向上させる「攻めの休養」が重要だと学んだ。音楽、軽い運動、入浴、こまめな休憩などを取り入れ、疲労や痛み、発熱を「休め」のサインとして捉えることが大切。甘い物やコーヒーなどで疲労を一時的に隠すだけでは根本解決にならない。適度な負荷と休養を繰り返す超回復や、疲労・睡眠などを記録することで、自分のパフォーマンスを管理できると感じた。

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    2026年09月27日
  • 新・大学でなにを学ぶか

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    東京工業大学リベラルアーツ研究教育院の教授陣が大学ひいては大人になってからも、学びとは何なのかを考察している。リベラルアーツってよくわからないのだけどこの本を読んでいると世界の広がりを感じる。特に中島岳志さんの寄稿は面白かった。

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    2026年03月09日
  • リーダーの教養書

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    ネタバレ

    ・何かを知るとか学ぶとかいうことは、自分自身の人生の選択肢を増やすもの。
    心の奥底にある教養を身につけていきたいと思った

    ・人間は「考える葦」(パスカル)、つまり、
    最終的に自分の頭で考え、自分の言葉で自分の意見を言うために、一生懸命勉強している。

    ★働き方改革をしっかりとやり、生産性を上げて経済の足腰を強くすることに尽きる。

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    2025年07月12日
  • 生きる意味

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    統一化された他者の目、他者の欲求を満たすことを目的として過ごすことが是とされた時代から、多様性を重んじることが是とされる時代になった。現代において、生きる意味の設定、アップデートによる内的成長こそが幸福感向上を助けるのだと理解した。年収や仕事での評価、コミュニティ内での立ち位置を全く気にしなかったかと言われると嘘になるし、今後も他者の目から完全に逃れられるとは思わないが、自分なりの生きる意味と向き合う時間を意識して設けようと思った

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    2025年06月28日
  • リーダーの教養書

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     本を読む力、読み込む力が自分に備わっているかはわからない。難解な文章や深い思想に触れるとき気持ちが揺らぐ。それでも読みたい本がある。読むだけで新たな視点が得られるような一冊に出会いたい。
     読む力とは完璧な理解ではなく挑み続ける姿勢に宿るのかもしれない。本を読むたび、自分自身も少しずつ成長していける気がする。
     リーダーたるもの数字を追うばかりではなく教養が人を引きつけ掌握へも繋がる。教養に裏打ちされた想像力が必要となる。

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    2025年01月15日
  • 「気づきの瞑想」で得た苦しまない生き方

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    昔、乙武さんの『五体不満足』という本が流行りましたね。

    カンポンさんの強さにただただ敬服いたします。

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    2024年10月21日
  • 生きる意味

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    毎日新聞の記事(著者の大学での取組)を読み著者に興味を持った。著者は「学生(生徒)が成績の奴隷となっているのではないか」との問題意識がある。教育に真摯に携わるものであればこの感覚は共有できるであろう。アンナ・ハーレンが説くように人間である(動物や奴隷でない)ための条件はなかなか過酷であるが、それでも人間らしく生きたいと思うがゆえに生きづらさを感じている者にとっては著者の言う「内的成長」は一つのヒントとなるものと思われる。

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    2024年06月09日