上田紀行のレビュー一覧

  • 人生の<逃げ場> 会社だけの生活に行き詰っている人へ

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    成果主義、新自由主義でなければ、世の中はまわらないの。それを否定するのは逃げじゃないよね。
    この本は人間らしい慈悲のある生き方を推奨している。
    当たり前が何故通用しない世の中にしたのだろう。

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    2016年08月07日
  • 人生の<逃げ場> 会社だけの生活に行き詰っている人へ

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    仕事以外の生き方について、参考になる部分があった。人生,人に対する少し宗教的な考え方が、面白かった。

    40代ぐらいになったときから林住期(定年退職後10年くらい)をどう生きるかを考える,取り入れておくことで、人生の複線化に向けて視野が広がる。 ー 58ページ

    世の中がある人のことを交換可能な存在として扱ったとしても、自分はその人に対して交換不可能な存在として接し続けます。その人が持っている固有の喜びや怒りや悲しみに寄り添います。
    この姿勢を貫き続けることが、自分の人生を豊かで幸福なものにします。そして自分とかかわる周りの人の人生を豊かで幸福なものにします。 ー 212ページ

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    2016年05月21日
  • 生きる意味

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    文化人類学者が、多くの人々が「生きる意味」を見い出せない現代日本の現状を分析し、「生きる意味」を生み出す社会を創造するための提言を行っている。
    著者は、「・・・現代日本人を象徴する言葉、それは「透明な存在」という言葉である。・・・現代日本人の空しさの核心は、自分がどこまでも交換可能であるという意識からくる、「かけがえのなさの喪失」だ・・・もし私たちが自分を透明化させず、人生に自分なりのこだわりがあったり、自分の色やにおいをもっている人間ならば、社会から少々受け入れられなくても、それでも生きていける。」と言う。
    個々人がダイレクトにマーケットに対峙することを求められる「グローバリズム」と、経済成

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    2016年01月11日
  • 人生の<逃げ場> 会社だけの生活に行き詰っている人へ

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    仏教をベースに「人生の複線化」を説く。ここでは主に会社員の生きづらさをテーマにしているけれどもそれだけではなく、主婦も子供も老人も、すべての日本人が感じている生きづらさの原因を解き明かしてくれる。

    戦後、日本社会は「個人の自由」を手にし、その価値を知った。それまであったムラ社会、地縁や血縁の抑制の強い社会から、個人の自由を追求できるようになった。それ自体は喜ばしいことであるが、同時にいざというときに支え合う社会を失ってしまう。その代わりに求めたのが「会社」というコミュニティである。高度経済成長期の日本企業は、社員を家族のように扱い、旅行や運動会などを楽しみ、定年まで暮らしを保証した。

    それ

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    2015年07月25日
  • 「自殺社会」から「生き心地の良い社会」へ

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    ネタバレ

    本人がP11 で言うように、自殺の問題を徹底して掘り下げた先に、この生きずらい社会の正体を明らかにすることができたなら、’自殺社会’は、’き心地の良い社会’踏み出す足掛かりになる。というように、行政に、社会にどう自分たちがかかわるかで、社会はどんどん変わると思う。

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    2014年05月27日
  • がんばれ仏教! お寺ルネサンスの時代

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    葬式化した仏教の現代化の取り組みのルポ。
    苦悩の時代こそチャンス?

    スリランカの悪魔払いの後半は漫才大会で、本当に病気が良くなるらしい(笑)
    笑えばそれって悪魔を払うんだろうきっと。

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    2013年11月29日
  • 生きる意味

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    源氏物語の知識がなくても問題なく読めます。今まで名前しか知らなかった登場人物のキャラクターが見えてよかったです。そして本来とはかなり違った角度から描かれているため、改めて源氏物語を読むと、まっさらな状態で読む人とは違った感想になるんだろうなあ。

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    2013年11月04日
  • ダライ・ラマとの対話

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    上田紀行が 子供の頃に感じた 純真な疑問。
    そして、ある意味では 根源的な疑問を 
    ダライラマに直接ぶつけて、その思想に肉薄する。
    対談として とてもおもしろい。
    人間の生きる意味。
    ダライラマはそれをどう考えるか?
    を 引き出すなかで さらに 深く掘り下げていく。
    白熱した 対談に おどろきながら
    その平易な ダライラマの 対応に 感心した。
    『生きている観音菩薩』たるゆえんであり、
    日本の仏教者の 堕落と思考力のなさに嘆きながら
    仏教の 復興を 高々と 掲げようとする姿勢に共感を覚える。

    われわれの生きる暴力的な世界をどう救うのか?
    私たちの心の闇にいかに立ち向かっていくのか?
    この暴力

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    2018年03月05日
  • かけがえのない人間

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    いろんな意味でとてもバランスが良い。ロジカルな部分とエモーショナルな部分の両方がミックスされていて、とても迫力があって面白い本だと思った。誰が読んでも、どこかで必ず”面白い”と感じるんじゃないだろうか?

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    2010年06月13日
  • かけがえのない人間

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    前の「生きる意味」につづいてヒット。
    社会のなかでどうしたらよいか教えてもらった。
    励まされるという人が多いのもよくわかる。
    未来の希望に向かって行動

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    2009年10月04日
  • かけがえのない人間

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    人は自信があるから行動を起こすのだと思われがちです。
    しかしそうではないのです。
    行動の積み重ねが自信になるのです。
    行動が意識を強化していくのです。

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    2009年10月04日
  • リーダーの教養書

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    ネタバレ

    ・何かを知るとか学ぶとかいうことは、自分自身の人生の選択肢を増やすもの。
    心の奥底にある教養を身につけていきたいと思った

    ・人間は「考える葦」(パスカル)、つまり、
    最終的に自分の頭で考え、自分の言葉で自分の意見を言うために、一生懸命勉強している。

    ★働き方改革をしっかりとやり、生産性を上げて経済の足腰を強くすることに尽きる。

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    2025年07月12日
  • 生きる意味

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    統一化された他者の目、他者の欲求を満たすことを目的として過ごすことが是とされた時代から、多様性を重んじることが是とされる時代になった。現代において、生きる意味の設定、アップデートによる内的成長こそが幸福感向上を助けるのだと理解した。年収や仕事での評価、コミュニティ内での立ち位置を全く気にしなかったかと言われると嘘になるし、今後も他者の目から完全に逃れられるとは思わないが、自分なりの生きる意味と向き合う時間を意識して設けようと思った

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    2025年06月28日
  • リーダーの教養書

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     本を読む力、読み込む力が自分に備わっているかはわからない。難解な文章や深い思想に触れるとき気持ちが揺らぐ。それでも読みたい本がある。読むだけで新たな視点が得られるような一冊に出会いたい。
     読む力とは完璧な理解ではなく挑み続ける姿勢に宿るのかもしれない。本を読むたび、自分自身も少しずつ成長していける気がする。
     リーダーたるもの数字を追うばかりではなく教養が人を引きつけ掌握へも繋がる。教養に裏打ちされた想像力が必要となる。

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    2025年01月15日
  • 「気づきの瞑想」で得た苦しまない生き方

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    昔、乙武さんの『五体不満足』という本が流行りましたね。

    カンポンさんの強さにただただ敬服いたします。

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    2024年10月21日
  • 生きる意味

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    毎日新聞の記事(著者の大学での取組)を読み著者に興味を持った。著者は「学生(生徒)が成績の奴隷となっているのではないか」との問題意識がある。教育に真摯に携わるものであればこの感覚は共有できるであろう。アンナ・ハーレンが説くように人間である(動物や奴隷でない)ための条件はなかなか過酷であるが、それでも人間らしく生きたいと思うがゆえに生きづらさを感じている者にとっては著者の言う「内的成長」は一つのヒントとなるものと思われる。

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    2024年06月09日
  • 立て直す力

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    上田紀行の最近の考え方を知りたくてこの本を選んだ。前の対談では若さが目立った。話も難しい。それが年齢とともに丸くなってるのが嬉しい。
    単に世間の生臭坊主と批判するのでなく、どのような道を目指すのがよいのか、住職は?一般の人は?それを易しく書いてある。

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    2024年03月05日
  • 愛する意味

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    ■■評価■■
    ★★★☆

    ■■概要・所感■■
    ●感想
    ○「愛すること」と言うタイトルには当初は大層な印象を持って読み始めた。結果内容は非常に良かった。
    ○最後の手紙  一歩を踏み出せない人のための文章は、また読みたくなる。
    伝えたいことは、繰り返し、自分の言葉で、感情に訴えるようにありありと書く。さらけ出して書くと、こうも響くのかという感じを受けた。
    ○愛されたいけど愛していない 人が多い。。。自分も含め。と感じる。

    ●愛は与えたら減るものではなく、増えるもの。お金や物質みたいに、与えた(使った)ら、減るものではない。そこがポイント。愛情はどんどん与えることが幸福につながる。

    ●承認欲求は

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    2023年08月22日
  • 生きる意味

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    ■■評価■■
    ★★★★☆

    ■■概要・感想■■
    ○愛する意味の著者と同じ方の書籍。出版年は2005年だが、扱われている問題はむしろ今のほうが深刻になっており共通である。

    ●「自分の幸せのみを喜ぶものの幸せは有限である。しかし他人の幸せを我がことのように喜べるものの幸せは無限である」。
    ○愛は与えると減るものではなく、増えていくものであるという著者の別の本にあるような考え方が大切なんだと思う。

    ○相対化されたあるべき姿を目指すのは、経済的に生きていくためには必要。だけれど、個人の、絶対的な価値観でのワクワクを感じることだったり、理想に向かってのギャップを埋めていく作業こそが、生きる意味につな

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    2023年07月29日
  • 自由に生きるための知性とはなにか

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    感想
    自由を獲得するための努力。自由とは上から与えられるものではなく、自ら勝ち取るもの。現代社会では知性を磨くことが自由を勝ち取るための戦い。

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    2022年11月24日