上田紀行のレビュー一覧

  • とがったリーダーを育てる 東工大「リベラルアーツ教育」10年の軌跡

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    東工大ではここ10年くらいをかけ、「リベラルアーツ」の名のもと、理工系の学生たちに文系的な知を体得してもらう取り組みをしている。本書はその取り組みを中心的に推進してきた池上、上田、伊藤3氏によるもの。各氏の論稿と鼎談を収載している。
    自分も含め、文系の人々は理系からっきしって人けっこういるけど、社会に生きたり本読んだりしながら生きている以上、いくら苦手意識をもっていたとしても理系の人のほうが文系分野を取り込みやすいだろう。そして理系の人が文系の素養(リベラルアーツ)を手にすればよりよい世のなかがつくりやすいような気がする。たとえば、科学技術を純粋に探究しているうちに核兵器ができちゃうようなこと

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    2022年02月26日
  • リーダーの教養書

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    ネタバレ

    何かで目にした教養書リスト。スコープをひろべるべく、良著に出会うべく読書

    メモ
    ・ヒットを生むための時代性✖️普遍性
    ・教養は奴隷にならないためのもの。選択肢を増やすためのもの。
    ・品があるとは欲望の速度を抑えられるということ。物事を抽象化し、汎用度高く捉えられるということ。実用的とは対をなす事も少なくない部分。それが教養。
    ・教養を深めることでパターン認識が豊富になる。
    ・コアがあるからこそ柔軟に動ける、いろんなことを仮置きできるようになる。

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    2022年02月13日
  • とがったリーダーを育てる 東工大「リベラルアーツ教育」10年の軌跡

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    やっぱり池上さん好き!(何度もライブ講演会で生トーク堪能)
    【わきまえるな】【丸く削るな】良い言葉◎

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    2021年10月01日
  • とがったリーダーを育てる 東工大「リベラルアーツ教育」10年の軌跡

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    リベラルアーツを取り上げた初めての大学が理系の雄、東工大。私の時代にこの3人の教養を分けてほしかった。

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    2021年09月09日
  • とがったリーダーを育てる 東工大「リベラルアーツ教育」10年の軌跡

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    教養って何なんだろう?自分の根っこを太くするって言ってもどうしたらいいのだろう?このような疑問に対して、ある程度はこの本を読んでイメージできたが、やはり難しい。
    すべてを疑う、クリティカルシンキング、とがるなど、理解はできても実行するとなると難しいと思う。それを少しでも意識しながら生活することが大切なのだろうか。本書にも述べられているように、特に今のコロナ禍においては、多くの情報が錯綜し、メディアの報道すら一部分しか見えていないかもしれない。自らも正確な情報をとりにいき、かつそれをも疑い、それらの知識をまとめて考え運用し、ベストな選択、行動をする。今の状況は、平時に比べると本書に述べられている

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    2021年08月27日
  • とがったリーダーを育てる 東工大「リベラルアーツ教育」10年の軌跡

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    東工大の「リベラルアーツ教育」を構想した面々、池上彰ら実施にあたった人々の問題意識の高邁さや努力は素晴らしいと感じる。東工大については、今野浩のエッセイにもたびたび触れられていたが、理系学生に人文知の薫陶を与えようという意識が非常に高く、般教の教授連も大物が就くらしい。とはいえ、そもそも「リベラルアーツ」は高等教育の場で身につくというものであろうか?。
    本書の中でも何度か出てくるように、試験、試験で能率を追求する知的訓練で鍛えられた「優秀な学生」は、「教養」の涵養にも効率を重視する。人文知の世界の「基本書」は、どれも数をこなせるようなものではない。しかし多くの学生は、いわばよくできた「知のカタ

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    2021年08月16日
  • 生きる意味

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    本書に出てくる、この本が書かれた当時の「若者」というのは自分の世代のことで、合目的性、効率性の考えが染み付いていることは感じる。

    誰かに提示されるものではない、オリジナリティのある生きる意味の創出に、NPOに可能性を見出している点は、最近読んだ斎藤幸平さんの「人新世の資本論」でのワーカーズコープの話と通じるものを感じた。

    内的成長のために「ワクワク」と「苦悩」への感性を研ぎ澄ませることというのは参考になった。

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    2021年03月07日
  • リーダーの教養書

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    著者は、教養とは「普遍的な知識」であるとし、時代に振り回されないためには教養が必要であると言っています。
    この本は、その教養をつけるための「お勧め本❕」を紹介してくれます。
    ぜひぜひ、読んでみてください

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    2021年02月15日
  • リーダーの教養書

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    担当業務がこれまでの領域とあまりにも異なったので、ハウツーばかり読んでいて、最近古典など読めていなかったが、久しぶりに読もうという気持ちになれた。
    しかし、まだまだ学ぶべきことが多いと自分の無学を恥ずかしく思う。がんばらねば。

     経営の意思決定をする際に、例えばオプションA、B、Cがあったとする。当たり前の話ですが、どの選択肢が一番優れているかは事前には分からない。どんなに分析して予測しても、実際にやってみなければ分からない面がある。だとすれば、事前に最も強固な拠りどころとなるのは、その人の中にある「論理的な確信」しかない。
     それは、具体的なレベルで仮定に仮定を重ねて、各オプションの期待値

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    2020年03月07日
  • リーダーの教養書

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    本を読もう!っていう話。

    各分野の専門家がこの本良いよというのをたくさん紹介してくれているので、読みたい本がまた大量に増えた。

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    2020年01月17日
  • 平成論 「生きづらさ」の30年を考える

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    「平成の社会と宗教」というテーマで4人の論者がそれぞれの立場から平成の30年を振り返り語った本。
    平成の30年間は、ぼく自身が生まれてから今までの期間とほぼ一致したので、この30年間の振り返りはすごく身近に感じた

    今まで宗教について、深く考えたことがなく、なぜ人は宗教にはまるのか?について考えさせられたり、仏教やキリスト教など2000年以上もの変わらず続いている宗教を学ぶ意義があるのかを考えるきっかけになった。

    WHOによる健康の定義も1998年にスピリチュアルという言葉が加わるほど宗教は密接に関わっている。

    こと日本では宗教に対する嫌悪感は多少あるようだが、これはおそらく1995年の地

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    2019年08月10日
  • ダライ・ラマとの対話

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    前を向いて 生きる とは
    前向きに 生きる とは
    自分とは どういう存在なのか
    自分を 見つめる ために
    自分の立ち位置を 知る ために

    より良く 生きるための ヒントが
    より良く 考えるための ヒントが

    ここに ある

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    2019年07月10日
  • 「肩の荷」をおろして生きる

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    世の中の人々は、新自由主義的による「肩の荷」を背負わされている。それによって、人々は考える事を辞めてしまったり、人生に絶望したりする。それが悲惨な事件を起こしたりもする。

    認識を改める必要がある。肩の荷は降ろすことができる。肩の荷を降ろす場が求められている。この世界には支えがあるというイメージを持つ事が必要だ。

    「この世の中にはどんなにボロボロになっても 、自分を受け入れてくれる場所がある 。話を聞き 、寄り添ってくれる人がいる 」

    自分はそんな場所や人になりたいと思った。ありがとう。

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    2018年08月03日
  • 覚醒のネットワーク

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    「自分と世界は表裏一体つながりあってある」とか、「生命や心で繋がることを大切に生きていこうよ」とかっていうと、「あ、スピリチュアル系ね〜」みたいな目で見られてしまうけれど、この本で上田さんが言ってるのは、つまりそういうことである。

    だけどもうちょっと、ちゃんと現実の社会構造の話とか、環境問題なんかにもふれながら、「ほら、構造的にこうなってるから、あなたは殻をかぶって生きちゃうし、他の人も殻に入れてないと落ち着かないんだよ」っていうことを、分かりやすく伝えてくれる。

    殻を破れるかどうか、は、自分の問題。でもそれが、地球の未来に繋がる大切な問題なんだよね。

    そう言ったら重たいけれど、

    ワク

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    2018年01月28日
  • 人生の<逃げ場> 会社だけの生活に行き詰っている人へ

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    文字通り、人生の行き詰ってる人に対する指南書。

    会社だけが人生ではないと思う人にとっては深く頷ける内容。

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    2017年08月07日
  • がんばれ仏教! お寺ルネサンスの時代

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    ネタバレ

    仏教とはなによりも人間の苦に向き合い、その原因を深く追求することで、そこから未来と真摯に向き合い、そこでの苦悩に寄り添い、立ち向かっていったからこそ、その教えは人々に力を与えて時代を切り開いてきたのではなかったでしょうか 葬式、法事以外は何もしない寺、その葬式にしても全くありがたくもなく、感銘を受けない僧侶、社会問題意識の全くない僧侶、社会を変革する力の全くない寺、坊主丸儲けの寺、堂々の苦しみには無関心な寺、人々が苦しんでいても自分とは関係ないと泰然としている僧侶、そもそも感性の鈍い人がなる僧侶、といったイメージが崩壊し、お坊さんて面白い職業かもしれないと思いだしたのである 玄関から仏壇ま

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    2017年03月05日
  • 人生の<逃げ場> 会社だけの生活に行き詰っている人へ

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    自分用キーワード
    関東38路線の人身事故数 戦後の日本人の拠り所は宗教ではなく企業 会社単線社会 ツァラトゥストラはかく語りきの家畜の群れ 半農半X 準拠集団 四住期(ヒンドゥー教) マティニョン法(バカンス法) 「提言『休暇』から『休活』へ 有給休暇の活用による内需拡大・雇用創出」 限定交換と一般交換  

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    2016年05月28日
  • 「生きる力」としての仏教

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    仏教界では異端な道を歩む町田氏と、文化人類学研究から仏教に入ってきた上田氏による対談本。「何もしない」をする、という智慧には目を覚まされた思い。

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    2016年04月24日
  • 人生の<逃げ場> 会社だけの生活に行き詰っている人へ

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    いわゆる会社人間(社畜?)には、なり切れない人に勇気を与えてくれる。書いてある事は正しいんだろうなと思いながらも、書いてある通りに生きていくのにはそれなりに勇気が要る。でも、何年もしないうちに、これが正しいことが証明されてしまうような気もする。今の日本は過去の延長線上ではやって行けませんよ、と言われながらも、変えられずに、もがいている状態。早晩、その事実に向き合わなければならない時が来るのだろう。東芝の事件なんて、その先駆け?

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    2015年09月13日
  • 「自殺社会」から「生き心地の良い社会」へ

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    こんなに自殺が多いいんだとは思わなかった。かなり目からウロコが、というビックレの話題が満載。知っておかなきゃいけないことばかり。

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    2015年09月09日