安部龍太郎のレビュー一覧

  • 銀嶺のかなた(三) みやびの楯

    Posted by ブクログ

    〇利家、利長、利常3代にわたる話で読み応えがありました。ただ、前2作以上に大胆な安部”陰謀”節がさく裂していた気がします。

    〇個人的に思ったのは、利長の自殺について。前田家を守るために自ら死を選んだとありましたが、もし自殺したのならば、利長の死の理由は豊臣家の滅亡を見たくなかったからではないかと思いました。

    0
    2026年09月29日
  • 銀嶺のかなた(三) みやびの楯

    Posted by ブクログ

    関ケ原の戦い後、外様最大の前田家は、覇者となった徳川家から理不尽な要求と恫喝、些細な落ち度を理由にした取潰しの危機や毒殺などの策略に晒される。
    そんな中で、三代目藩主利常は、その策略を抑え込む伝家の宝刀として、第三の勢力である「天皇家」との縁組みや手を結ぶことで幕府に抗う道をつくる。
    これが礎になり、幕末まで加賀藩を守ることが出来たのだろう。
    しかし、同様に徳川家からの軋轢を糧に島津や毛利などの外様大藩が幕末で活躍したのに比べ、前田家からは倒幕の志士が生まれなかったのは、不思議で堪らない。

    0
    2026年09月23日
  • 対決!日本史7 大東亜共栄圏の幻想篇

    Posted by ブクログ

    最近は保守論客の意見を目にする機会が多く、無意識に自分も戦前戦中の日本はそんなにひどい事をやってないのではという感覚に流されているが、残虐なことや非人道的な事もやったのは事実だと思う。
    当時の他国と比べてどうだったかという議論はあるが、やられた方から見ればそんな事は関係ない。

    大切な事は世界が新帝国主義に傾く中で、日本は加害者にも被害者にもならないことである。
    安易に世論に流されてないように自分自身の思想を鍛える必要を感じる。

    0
    2026年09月19日
  • 灯台を読む

    Posted by ブクログ

    全国各地の灯台と、その土地にまつわる歴史、風物、人々の営みを各作家が描き出すエッセイ集
    まさに『文章で読む灯台』
    まずは別の写真集やホームページ等で灯台外観を愛で、それから本書を紐解くと、写真だけでは伝わりきらない人の温度や、暮らしの気配を味わうことができる

    0
    2026年09月09日
  • 特攻隊員と大刀洗飛行場 四人の証言

    Posted by ブクログ

    近年アジア・太平洋戦争と呼ばれるようになったかつての大東亜戦争、広大なアジア・太平洋地域で繰り広げられた、日本とアメリカを中心とする連合国との大戦争である。これだけの広い地域に戦線が拡大したのは、1914年の第一次世界大戦で初めて用いられた航空機の軍事転用や航海技術の進歩がその一因となっている。その太平洋戦争は、日本の航空機によるハワイ真珠湾奇襲攻撃により幕を開け、同時期に日本の航空機によるイギリスの戦艦(当時、世界最強と謳われた)プリンス・オブ・ウェールズとレパルスもまた、日本軍の九六式陸上攻撃機、一式陸上攻撃機による水平爆撃により、史上初めて航空機による雷撃で戦艦が沈められている。戦争はいよいよ航空機中心の時代に移っていく。
    当時の日本は現代と同じく、資源に乏しい事から、敵対するアメリカの重工業力には到底及ぶはずもなく、戦争はその後、全ての生産力を軍事関連に注ぎ込む消耗戦状態になる。そして生産力を支える労働人口の低年齢化が進み、本書に登場する戦後を生き延びた戦争経験者たちも、15歳という若さで航空廠勤務や飛行機乗りを経験した人々である。その舞台は九州福岡県にある大刀洗飛行場である。当初の大刀洗陸軍飛行学校は、日本陸軍の軍学校のひとつとして1940年(昭和15年)に設立されている。ここでは、飛行機操縦に従事する少年飛行兵や特別幹部候補生などの教育が主に行われていた。飛行兵が飛行機の基本操縦教育を行うには、周囲が山に囲まれ、かつ飛行場近辺には広大な平地があることからうってつけの場であったのである。ここには巨大な航空廠も建設され、飛行機の整備も行われていた他、それら整備を担当する整備兵の訓練も行われている。ただし時代は国力の無い日本が連合国軍に押される状況で、とても悠長に教育訓練をしている余裕などない。大刀洗飛行場は通常の訓練期間を圧倒的に短縮した即席の兵士や整備士を大量生産する場となっていた。戦争末期には航空機特攻を目的とした訓練が主となっていった。
    本書はこの大刀洗飛行場を舞台に、筆者が当時の特攻隊員や航空整備兵の戦争経験についてインタビューし、それを小説風に纏めていく内容構成となっている。当時の時代背景がどの様なものであり、そこで彼らが体験してきたものは、平和な現代を生きる我々からは想像もつかない事ばかりである。15歳そこそこの若者、いや少年たちが国を憂い天皇のためと自らの命を捧げる世界。生きていれば戦後の日本を支えるはずだった優秀な命が、特攻を含む戦争で大量に失われてしまった。そして本書に登場する4人の証言者たちのように、生き残っても尚、心に深い傷を負い続けさせる。簡単な言葉で済ませて仕舞えば、戦争は悪であるが、一言で「悪」という表現には到底収まり切れない。それ程の深い傷が当時の経験者たちが生きている間中苦しめるのである。本書の帯にも記載されている言葉「無事生還を遺憾に思う」は、少年たちの心に生涯消えない傷を負わせたに違いない。
    平和な世が永く続き、二度と若い命を夢を叶える事なく散らせないよう、本書のような戦争関連の書籍から学び続けたいと思う。

    0
    2026年09月05日
  • ふりさけ見れば 下

    Posted by ブクログ

    遣唐使の時代の話しで多くはフィクションであろうが、冒険活劇として大変面白かった。謎は最後まで解けなかったが、解く必要もなくなっていた。

    0
    2026年09月01日
  • 等伯(下)

    Posted by ブクログ

    等伯がいい人すぎないかと思わなくもないけど、あの絵もこんな風に描いていたのかなとか想像しながら読むと面白かった。まだ生で拝んだことのない作品も観に行きたいな。

    0
    2026年08月31日
  • 対決! 日本史4 日露戦争篇

    Posted by ブクログ

    柄谷行人の、「歴史は60年または120年周期で繰り返す」という予言は怖いな。
    景気変動が50年周期で規則的に循環する「コンドラチェフの波」のように、人間は同じことを周期的に繰り返す…

    1914年の一時大戦勃発から120年後は2034年。
    2022年のウクライナ戦争はかつての満州事変くらいの騒擾なのか、という佐藤優の慧眼は無視してはならない。

    0
    2026年08月30日
  • 冬を待つ城(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    以前、高橋克彦「炎立つ」を読んだことを伝えたら、親戚が貸してくれた一冊。時代小説はどうしても読むのに時間がかかってしまう...
    東北に住む者として、九戸政実のことは知らなければならないと思っていたし、地域を学ぶ時間の時にも必ずでてくる人物。ただ、今までの学びがあまりにもライトだったのだと思えた。こういった時代小説を書く作家の構成力と調査力につくづく驚く。
    九戸政実に兄弟がいたこともここまで民を思う心があることも、この本を読まなければまったく知らなかったこと。こんな小さな藩の者に注目してくれたことがすごくありがたい。たとえ、時代小説だとしても、読んで良かった。

    0
    2026年08月12日
  • 血の日本史

    Posted by ブクログ

    超分厚いので読むのを躊躇ってましたが、ようやく手をつけました。
    まず面白いのは、目次が年表に混ざって書かれてること。
    歴史の流れの中で、書かれてる話がどこなのかがよくわかる。
    ただ、少なくとも高校日本史程度の知識がないと読み進めるのが難しいかも。
    逆にある程度知識があると、非常に楽しめる。
    もちろん、書かれていることは筆者の創作の部分もあるだろうが、歴史的事件の人間関係や裏事情などは面白い。

    0
    2026年08月01日
  • 下天を謀る(上)

    Posted by ブクログ

    〇過去の読破シリーズ

    〇藤堂高虎は権力にすり寄る小人物。そんなイメージがあったので高虎のことは敬遠してきました。まあそんな中、ふと豊臣家の家臣だった高虎はなぜ家康にすり寄ったのか…。そんなことを思って彼を主人公にした小説を読んでみようと思った次第です。

    まあ、面白かったです。確かにこの小説を読むと豊臣家を見限る気持ちもわかります。

    0
    2026年07月16日
  • 灯台を読む

    Posted by ブクログ

    「海と灯台プロジェクト」というものがあることを初めて知った。GPSの発達により、役目を終えつつある灯台を利活用していこうという活動とのこと。読むほどに、灯台という施設が日本の近現代史と深く関わっていることが感じられ、使わなくなったからといってただ放置するのは確かにもったいないなと思った。そして何度か文中に登場する映画『喜びも悲しみも幾歳月』にも描かれた、灯台守という仕事の過酷さ。自動化によって現在はなくなったというが、むしろ2000年代まで存在していたことの方に驚く。

    0
    2026年07月06日
  • シルクロード 仏の道をゆく

    Posted by ブクログ

    1300年も前に高度な文明と技術力を持ち、哲学や信仰を極めようとした人たちの努力と生き方に感動を覚える。鳩摩羅什って改めてすごいね。

    0
    2026年06月21日
  • 家康(八) 明国征服計画

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    家康の伝記です。
    とても長かったので、読み終えるのにだいぶ時間がかかりました。
    家康の日本統一までの歴史が語られていますが、我慢をし続けてこの地位まで上り詰めた男だという事がよくわかりました。
    本能寺の変も信長ががっつりメインどころでいますが、そのとき家康はどのような動きをしていたかとか,武田との戦いは本当に面白かったです。
    家康を見直すには十分過ぎるほどの情報量があり、新たに知った事柄も多数あったので、読んで良かったと思いました。

    0
    2026年06月12日
  • 家康(七) 秀吉との和睦

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    家康の伝記です。
    とても長かったので、読み終えるのにだいぶ時間がかかりました。
    家康の日本統一までの歴史が語られていますが、我慢をし続けてこの地位まで上り詰めた男だという事がよくわかりました。
    本能寺の変も信長ががっつりメインどころでいますが、そのとき家康はどのような動きをしていたかとか,武田との戦いは本当に面白かったです。
    家康を見直すには十分過ぎるほどの情報量があり、新たに知った事柄も多数あったので、読んで良かったと思いました。

    0
    2026年06月12日
  • 家康(六) 小牧・長久手の戦い

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    家康の伝記です。
    とても長かったので、読み終えるのにだいぶ時間がかかりました。
    家康の日本統一までの歴史が語られていますが、我慢をし続けてこの地位まで上り詰めた男だという事がよくわかりました。
    本能寺の変も信長ががっつりメインどころでいますが、そのとき家康はどのような動きをしていたかとか,武田との戦いは本当に面白かったです。
    家康を見直すには十分過ぎるほどの情報量があり、新たに知った事柄も多数あったので、読んで良かったと思いました。

    0
    2026年06月12日
  • 家康(五) 本能寺の変

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    家康の伝記です。
    とても長かったので、読み終えるのにだいぶ時間がかかりました。
    家康の日本統一までの歴史が語られていますが、我慢をし続けてこの地位まで上り詰めた男だという事がよくわかりました。
    本能寺の変も信長ががっつりメインどころでいますが、そのとき家康はどのような動きをしていたかとか,武田との戦いは本当に面白かったです。
    家康を見直すには十分過ぎるほどの情報量があり、新たに知った事柄も多数あったので、読んで良かったと思いました。

    0
    2026年06月12日
  • 家康(四) 甲州征伐

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    家康の伝記です。
    とても長かったので、読み終えるのにだいぶ時間がかかりました。
    家康の日本統一までの歴史が語られていますが、我慢をし続けてこの地位まで上り詰めた男だという事がよくわかりました。
    本能寺の変も信長ががっつりメインどころでいますが、そのとき家康はどのような動きをしていたかとか,武田との戦いは本当に面白かったです。
    家康を見直すには十分過ぎるほどの情報量があり、新たに知った事柄も多数あったので、読んで良かったと思いました。

    0
    2026年06月12日
  • 家康(三) 長篠の戦い

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    家康の伝記です。
    とても長かったので、読み終えるのにだいぶ時間がかかりました。
    家康の日本統一までの歴史が語られていますが、我慢をし続けてこの地位まで上り詰めた男だという事がよくわかりました。
    本能寺の変も信長ががっつりメインどころでいますが、そのとき家康はどのような動きをしていたかとか,武田との戦いは本当に面白かったです。
    家康を見直すには十分過ぎるほどの情報量があり、新たに知った事柄も多数あったので、読んで良かったと思いました。

    0
    2026年06月12日
  • 家康(二) 三方ヶ原の戦い

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    家康の伝記です。
    とても長かったので、読み終えるのにだいぶ時間がかかりました。
    家康の日本統一までの歴史が語られていますが、我慢をし続けてこの地位まで上り詰めた男だという事がよくわかりました。
    本能寺の変も信長ががっつりメインどころでいますが、そのとき家康はどのような動きをしていたかとか,武田との戦いは本当に面白かったです。
    家康を見直すには十分過ぎるほどの情報量があり、新たに知った事柄も多数あったので、読んで良かったと思いました。

    0
    2026年06月12日