安部龍太郎のレビュー一覧

  • 対決! 日本史 戦国から鎖国篇

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    お二人のやりとりが知的好奇心にあふれている。
    受験勉強の合間に高校生が読むのにも適していよう。さらに、評価できるのは、「後注」がついており、登場人物や事項について簡潔な説明が加えられていること。
    このことも勉強向きだと思った理由

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    2023年01月19日
  • 蒼き信長(下)

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    織田信長が尾張統一をはたし、桶狭間で今川義元を討ち、悲願であった美濃併合を果たすまで。
    今までの織田信長像とは一線を画す。桶狭間でも、事前に今川義元を倒すための戦略を練り、おびき寄せた結果としており、史実と合わせても興味深い。

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    2022年10月31日
  • 蒼き信長(上)

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    父織田信秀の想い、若き信長がどうやってあの強き織田軍団を作り上げ、尾張を統一していったのか。
    史実に基づきながら、我々の知らない若き信長像を作り上げたのは見事。全て納得のいく展開である。流石ですね。

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    2022年10月29日
  • 風の如く 水の如く

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    官兵衛を関ヶ原に深く関与させ、父と子というテーマで話を捉えることもできる。場面がよく変わるので時系列の把握に手間取ったが、推理小説風の歴史小説は斬新で楽しめた。まるっとするっとお見通しの家康様恐るべし

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    2022年09月24日
  • 信長燃ゆ(下)

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    本能寺の変について、朝廷黒幕説にて展開していく。近衛前久らの朝廷内部での陰謀、日本社会の神道をも否定しようとし、朝廷の権威を塗り替え、安土遷都をも考えていた信長。
    非常に説得力ある展開。単なる怨恨ではなく、朝廷をも巻き込まないと、当時の魔王織田信長を討つ事は、出来なかったであろう。

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    2022年08月16日
  • 宗麟の海

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    毛利との駆け引きと鉱山開発、南蛮貿易がとてもよくまとまって描かれてる印象です。寺社統制やキリスト教の扱いなんかは本当に難しいのも再認識しました。

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    2022年07月03日
  • 佐和山炎上

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    佐和山炎上を含む9つの物語からなる短編集。
    1.信長の比叡山焼き討ち前夜を描いた峻烈
    2.宗家の家臣伊奈正吉が朝鮮の役を前に秀吉の暗殺を図ろうとする玉のかんざし
    3.木下勝俊の竜子への忍ぶる恋を描いた伏見城恋歌
    4.三成の3男八郎を守ろうと忠義を果たす八十島庄次郎を描いた佐和山炎上
    5.謀反の疑いで流刑にされる松平忠直一行を描いた忠直卿御座船
    6.商家を襲う夜叉の怪談魅入られた男
    7.横綱になる雷電の話雷電曼荼羅
    8.岡田以蔵を描いた斬奸刀
    9.イギリス領事の雇人で通訳の伝吉(ダン)の物語を描いた難風

    個人的には8がお気に入りで大塔宮の斬奸刀だと思っていたが斬が実は軒だったという落ちにくすっ

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    2022年02月23日
  • 平城京

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    平城京を作るとは、どれだけ大変な事なんだろうと読み進めていくと
    ミステリ感てんこ盛りの結末です。
    当時の天皇派閥の争いが、ずっと続いてるのですね。

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    2022年02月08日
  • 血の日本史

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    各編を5日で調べて2日で書いていたとは、驚愕。

    護良親王や磐井を引き立ててるのは、奥八女出身のマインドが見えて良い。

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    2021年11月23日
  • 対決!日本史2 幕末から維新篇

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    正論。明治維新の功罪ははっきりさせなければならない。本当に、今の諸問題がそこから始まっているような気がする。ただ勝海舟は、過大評価のような気がする。

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    2021年11月18日
  • 冬を待つ城(新潮文庫)

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    史実の九戸政実の乱を中心に神話と推理要素もある内容で読み応えがありました。日本史における東北の不遇さを理解させることで、政実が豊臣と戦う理由に共感が得られやすくなっています。後半からは読みやすく感じました。そして石田三成は主人公との関係具合によって小説での描かれ方が全く異なると改めて思いました。笑

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    2021年11月03日
  • レオン氏郷

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    蒲生氏郷、才能豊かであり、あの織田信長にしてその才能を認め、信長の次女の婿として、信長の身近に仕えたほどである。
    豊臣秀吉についても、氏郷の妹、後の三条殿を秀吉の側室として差し出し、秀吉の側近の中でも、確固たる地位を確立した。
    キリシタン大名でもあり海外との交流、また治世においてもよく統治しており、非常に魅力的な人物。

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    2021年10月07日
  • 冬を待つ城(新潮文庫)

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    安部龍太郎さんの作品を読んだのは初めてでしたが、楽しめました。
    東北の古い歴史とも繋がる壮大で武士の熱さ溢れるいい作品でした。
    九戸政実の乱を描いているので南部、津軽、秋田、松前、大崎、葛西、伊達、蒲生などの大名に興味のある方や九戸政実、実親の生き様にも興味があればおすすめ出来ます。
    1人1人が生き生きと描かれている良作だと感じました。
    次は「等伯」か「神々に告ぐ」を読んでみようと思う。

    2021/8 文庫本

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    2021年08月28日
  • 家康(三) 長篠の戦い

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    第3巻は武田勝頼との戦い「長篠の戦い」が中心となる。信長目線で描かれることの多い長篠の戦いが家康目線で描かれていて面白い。

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    2021年06月19日
  • 家康(二) 三方ヶ原の戦い

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    第2巻では戦国の巨人・武田信玄との戦い「三方ヶ原の戦い」を中心に話が進む。
    戦場での直接的な戦いだけでなく、外交や調略など血を流さない戦いもよく描かれていて興味深い。

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    2021年06月19日
  • 家康(一) 信長との同盟

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    徳川家康を主人公にした歴史小説。
    第1巻では桶狭間の戦いを皮切りに信長と繋がった家康の活躍と苦悩が描かれている。
    歴史小説初心者でも読みやすい。

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    2021年06月19日
  • 宗麟の海

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    名前はよく聞くが実際にどのような生涯を送ったのかよく知らなかった大友宗麟。
    若くして家中の争いで父を失い、生まれつきの病気を抱えた体で毛利家と熾烈な戦いを繰り広げ、キリスト教に惹かれ入信して生涯を終えるまで。面白かった。

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    2021年06月17日
  • 信長の革命と光秀の正義 真説 本能寺

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    ネタバレ

    歴史に疎い私ですが、知的好奇心がそそられる分野です。

    日本史の通説もよくわかっていないながらも、本書を通じて、歴史の研究が進む中で新しい史実が見つかっていく面白さを感じます。

    本書で扱う本能寺の変は、従来は、鬱屈がたまった光秀がたまたま起こしたと言われていましたが、実は、絶妙なタイミングを計り、この日しかなかったとまで本書では述べています。

    日本の戦国時代と世界の大航海時代、日本史と世界史をリンクさせて理解する必要性も、本書で強く感じました。学校教育でも、日本を世界の一部として歴史を学ぶようなカリキュラムにすると理解が進むのにな、と感じます。

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    2021年05月20日
  • 信長燃ゆ(下)

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    ネタバレ

    本能寺の変が『黒幕陰謀説』に則って描かれている。

    信長はイスパニア・ポルトガルなど外国の脅威からこの国を守り、彼の国に比す国力を持ってアメリカに進出しようと天下統一を急ぐ。
    そのためにはこの国の因習・政治勢力を一掃させるため、朝廷・天皇を凌駕する権力を持とうと正親町天皇を譲位させ、誠仁親王に践祚。征夷大将軍の任命を受け、武の頂点に立った上、自らの嗣子、誠仁親王の五の宮を次の天皇につけるよう圧力をかけ、即位と同時に自ら太上天皇となり、公の頂点に立とうとする。

    これに対し、前の関白近衛前久がもう一人の主人公。信長の野望を打ち砕くため、様々な陰謀を図り、明智光秀をして信長を打倒する。

    読めば読

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    2021年03月27日
  • 士道太平記 義貞の旗

    購入済み

    私には新しい義貞

    義貞の生き様を安部先生が生き生きと描かれており、時代背景のなかで義貞の存在感が今までになく輝き出した。
    ただ、太平記では犬死とされている義貞の死を先生なりの解釈で読んでみたかった。いづれにしても、私の義貞に対するこれまでの評価とはまったく異る姿は大変興味深く読めた。

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    2021年03月03日