安部龍太郎のレビュー一覧

  • 宗麟の海

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    題名の『宗麟の海』の「宗麟」とは、戦国大名の大友宗麟である。現在の大分県である豊後国を本拠地としていた。そして大分駅の辺りには、「旅の者よ!我が領国を観たか!」とでも言い出しそうな雰囲気を漂わせる大友宗麟の銅像が在った。
    加えて題名の「海」であるが、これは大友宗麟の人生が「海」と共に在ったかもしれないということを示唆しているように思う。
    大友宗麟は心臓に病気が在って、長時間の激しい運動のようなことはし悪いというような若殿として作中世界に登場している。健康上の些かの問題を抱えているが故に、自身の人生、自身の立場や役目、その他様々な事柄に関して思索的で、探求心が強い性格になっているような感でもある

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    2020年10月18日
  • 対決! 日本史 戦国から鎖国篇

    ネタバレ 購入済み

    久しぶりに面白い本に出会えた

    私は若いときバスガイドをしていて長崎は修学旅行のコースでしたので、鎖国やキリシタンの事を学んでいたので、この本は凄く読みごたえがありました。ぜひほかの時代も対決して欲しい。特に南九州には神和があるので、古事記、日本書紀を読みといて欲しいです。楽しみにしています

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    2020年09月29日
  • 維新の肖像

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    明治維新により、失ったものも大きいという事が良く理解できた。いつの時代も勝った者の世の中。しかし、多くの人を犠牲にした戦争へと進んだ罪は重いと思う。

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    2020年05月06日
  • 信長の革命と光秀の正義 真説 本能寺

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    歴史小説に挑んで30年の著者が新史料をもとに書き下ろした「本能寺の変」の最先端解釈。信長の最期の言葉「是非におよばず」の真意とは・・・?

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    2020年02月10日
  • 婆娑羅太平記 道誉と正成

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    敵対する陣営に在る者同士として出会う道誉と正成は、やがて手を携え、そして袂を分かって行くが…その両者を軸に描かれる『太平記』の世界が非常に面白い!少し夢中になった…
    鎌倉幕府の時代の末期、建武新政、そして室町幕府が起こる南北朝時代の始まりというような時期は戦乱が相次いだ。そういう時代の群像を代表するような人物として、本作では佐々木道誉と楠木正成とを取上げて主要視点人物に据えている。

    作中の佐々木道誉や楠木正成は、知行地や縁者の知行地等を結ぶ流通経路や商業に大きな影響力を持って、徴税権を行使して財力を蓄え、それを背景に味方への物資補給を行いながら軍勢を動かす勢力として描かれる。土地の産物を動か

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    2019年10月07日
  • 戦国秘譚 神々に告ぐ(下)

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    「神々に告ぐ(下)」(安倍龍太郎)を読んだ。
    正親町天皇即位の礼に向かっての緊迫感が凄まじい。
    『近衛前嗣』と『松永久秀』二人を軸に信長や長尾景虎をも巻き込み物語は未曾有の高みへと駆け上るのである。
    いやー面白かった。
    もっと安倍龍太郎作品読まねばなるまい

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    2019年09月24日
  • 戦国秘譚 神々に告ぐ(上)

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    「神々に告ぐ(上)」(安倍龍太郎)を読んだ。
    『近衛前嗣』がいかなる人物なのか全くの白紙状態のまま読み始めたのだけれど、これはまたなんとも興味深い公家さんだ。戦国の世をどう生きていくのかこの先が楽しみ。
    なお、前嗣の前に立ちはだかる『松永久秀』は私の妻がご贔屓の武将なのである。

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    2019年09月24日
  • 信長はなぜ葬られたのか 世界史の中の本能寺の変

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    いろいろ知らないことが多く、勉強になる本。戦国時代のキリスタンの影響力が印象的です。あと、作家の想像力が感じられて、素直にすごいなあと思いました。

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    2018年12月24日
  • 下天を謀る(上)

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    血気盛んな武者たちが、将に成長していく様を、小気味よく語ってくれて、楽しくてしかたがないです。
    特に、冒頭(プロローグ)から登場した水野勝成殿が、そのあともちょくちょく登場してくれるのが、嬉しくて嬉しくて!下巻も楽しみです。

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    2018年11月12日
  • 姫神

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    「遣隋使」の構想を実現させようと、抵抗勢力の様々な妨害にも負けずに打ち込む熱い人達が在り、それに共鳴する宗像の疾風や、九州北部の水軍の関係者が在り、そういう男達の間で平和を願う可憐なヒロインの伽耶が在る。実に好い!!
    一寸面白いのは…大和朝廷の人達や、彼らと接していて日本語を話す朝鮮半島の関係者は「普通の日本語」を話す。“姫様”の伽耶も「普通の日本語」だ。が、疾風達のような水軍の男達、或いは伽耶の身近に使える侍女は「バリバリな福岡弁」を話している。「古代の日本の話し言葉?」ということになるが、本作の感じは「中央や外国に対して地方」という具合なので「疾風達が話す福岡弁」が妙にハマる…
    戦いを繰り

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    2018年08月31日
  • 等伯(下)

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    最高!直木賞獲っただけのことはある!
    ふ〜。あっという間に読んでしまった。もしかしたら映画化されるのでは?とひそかに思っている。

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    2018年04月04日
  • 宗麟の海

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    キリスト教に心惹かれていく大友宗麟。
    この頃の日本では神仏のみが信仰の対象であった。
    キリスト教は、日本を滅ぼす悪魔として弾圧されていた。
    そのため、国王として入信するのに躊躇いがあった。
    苦悩に身悶えする様と残忍で冷酷な様を重厚な文章で鮮やかに描き分けている。
    重厚過ぎるほど重厚で圧巻の物語。

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    2018年03月14日
  • 維新の肖像

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    今年2018年は明治維新150年。このため全国で様々なイベントが行われたりしているが、政府も「明治150年」関連施設推進室を設置して「明治の精神に学び、日本の強みを再認識」すべきと提言しているようである。しかしこの作品は実在した歴史学者「朝河貫一」の人生を通じて明治維新そのものが持つ思想と制度の欠陥を指摘する。

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    2018年03月13日
  • 戦国秘譚 神々に告ぐ(下)

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    どうして、長尾景虎や斎藤義龍、織田信長らが足利義輝の号令により、
    上洛を試みたのか、その背景がストンと落ちてきた。

    松永久秀と織田信長の関係性もきわめて印象的に描かれていて、
    巷間で指摘されるところの、織田信長は松永久秀を特別扱いにしている、という点についても、
    よくよく呑み込めるようになっている。

    とにもかくにも一読の価値あり。

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    2017年05月10日
  • 戦国秘譚 神々に告ぐ(上)

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    剣豪将軍・足利義輝と三好長慶、松永久秀との争い。
    織田信長が桶狭間の戦いで今川義元を討つ以前の話だが、
    政の中心地である京の都ではどのような権力闘争があったのか、
    そのような視点から物語る作品はなかったように思う。

    主人公は近衛前久、本作では前嗣であるが、朝廷を軸として、
    戦国時代のみならず、日本を通時的に読み解くうえで、
    たいへん勉強になるものだった。目から鱗が落ちるとはまさにこのことだ。

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    2017年05月09日
  • 五峰の鷹

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    石見銀山管理する家に突然の裏切り
    家の再興のために
    五峰=五島列島を根城にした「王直」
    を足掛かりに唐船奉行まで出征?
    続編はないのか?

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    2017年04月22日
  • 関ヶ原連判状 下巻

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    最後の最後まで気の抜けない展開。

    関ケ原の勝敗が決定した瞬間の描写、
    そして、石田三成の悲嘆がとても印象的。

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    2016年07月08日
  • 関ヶ原連判状 上巻

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    細川幽斎の密謀を主軸に据えた作品。

    古今伝授なるものがどうして重要な要素なのな、
    そしてその継承者のうちのひとりである、
    細川幽斎がどれだけ異色なのがよくわかる。

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    2016年07月01日
  • 信長燃ゆ(下)

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    イエズス会と神道との宗論、洛中での馬揃えなど、すべての行動が周到な陰謀として天下人を追い詰め、すべての意思が本能寺へと集結する様を描く切る。特徴は、ありとあらゆる感情を胸の中に抱え込みながら自らを苦しめ、厳然と律した信長の心の闇をじんわりと浮かびあげた事。更に近習の書という三人称視点にて捌く事で史実に深みを増した点。”公家は策を用いて人を斬る”という。信長と宮中との静かなる闘い、手に汗握る調略戦を見事なまでの筆致にて記す。作者の信長に対する深い敬愛の念を感じざるを得ない至極の作品です。

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    2016年02月14日
  • 血の日本史

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    歴史の勉強になりました。
    各章、読んだ後にwikipediaで復習しながら。

    官能表現がなければ子供にも勧められるのですが…。

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    2015年11月13日