戦国秘譚 神々に告ぐ(下)
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戦国秘譚 神々に告ぐ(下)

616円 (税込)

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将軍・足利義輝の挙兵は、三好長慶との和議という妥協に終わり、永禄元年(一五五八)、義輝は帰洛を果たした。なおも長慶を除こうとする関白・近衛前嗣は、正親町天皇即位の礼を機に、勅命をもって諸大名に上洛を促すという奇策に出、若き織田信長を知る。前嗣の計画に、再び反撃に出た松永久秀を操るものの正体は何か? そして太古より神々に仕え、天に対して礼を尽くしてきた朝家が犯した、恐るべき秘密とは? 「黄泉の国なくば、朝家の神聖も保たれぬと知れ」――死霊の恫喝に即位の礼の行方は?

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戦国秘譚 神々に告ぐ のシリーズ作品

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  • 戦国秘譚 神々に告ぐ(上)
    616円 (税込)
    応仁の乱以降、室町幕府は力を失い、群雄が割拠し、世は乱れた。古来、神々に礼を尽くして地上の平安を守ることを務めとしてきた京都朝廷は、衰微を極めた。弘治三年(一五五七)、後奈良天皇は後事を若き関白・近衛前嗣に託し、崩御。前嗣の奔走が始まる。幕府再建による朝権回復を目論む前嗣は、都を逐われた将軍・足利義輝と結び、都を支配する三好長慶を除こうと計画。これを阻もうとする長慶の権臣・松永久秀の秘められた思惑とは?
  • 戦国秘譚 神々に告ぐ(下)
    616円 (税込)
    将軍・足利義輝の挙兵は、三好長慶との和議という妥協に終わり、永禄元年(一五五八)、義輝は帰洛を果たした。なおも長慶を除こうとする関白・近衛前嗣は、正親町天皇即位の礼を機に、勅命をもって諸大名に上洛を促すという奇策に出、若き織田信長を知る。前嗣の計画に、再び反撃に出た松永久秀を操るものの正体は何か? そして太古より神々に仕え、天に対して礼を尽くしてきた朝家が犯した、恐るべき秘密とは? 「黄泉の国なくば、朝家の神聖も保たれぬと知れ」――死霊の恫喝に即位の礼の行方は?

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戦国秘譚 神々に告ぐ(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年09月24日

    「神々に告ぐ(下)」(安倍龍太郎)を読んだ。
    正親町天皇即位の礼に向かっての緊迫感が凄まじい。
    『近衛前嗣』と『松永久秀』二人を軸に信長や長尾景虎をも巻き込み物語は未曾有の高みへと駆け上るのである。
    いやー面白かった。
    もっと安倍龍太郎作品読まねばなるまい

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    Posted by ブクログ 2017年05月10日

    どうして、長尾景虎や斎藤義龍、織田信長らが足利義輝の号令により、
    上洛を試みたのか、その背景がストンと落ちてきた。

    松永久秀と織田信長の関係性もきわめて印象的に描かれていて、
    巷間で指摘されるところの、織田信長は松永久秀を特別扱いにしている、という点についても、
    よくよく呑み込めるようになっている...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年01月12日

    朝廷や幕府というような、永く続いた権威が揺らいだ時代に、その権威の根幹と向き合い、同時に来る時代でのそれらの在り方を模索しようとした貴公子の物語…一言で本作を語るとそういうことになるであろうか?そして祥子内親王を巡る、伝奇モノ、恋愛モノという要素も在る…

    「永く続いた権威が揺らいだ時代」とさり気な...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年02月02日

    戦国時代末期の権威が落ちた天皇家・朝廷と、中立的な将軍、権力を求める武家の微妙なバランスが面白い。
    野望を持ちつつも、天皇家ひいては神々を敬う日本人としてDNAの奥底に記憶された価値観を蔑ろにできない様子は、明仁天皇の退位が間際な時期に読んだだけに感慨深いものがあります。

    0

    Posted by ブクログ 2020年02月12日

    前嗣のような人がいることは全く知らなかった。
    行動力のある公家。目の付け所がおもしろい。これからの
    前嗣がどうなるか知りたくてWikipediaを見たがよくわからない人でした。

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    Posted by ブクログ 2014年09月21日

    歴史フィクションエンターテイメントの真骨頂的な作品。関白近衛前久と京を掌握した三好家で台頭する松永弾正久秀の対決。政治的な対決でもあり、天皇の娘を争う恋敵でもある。しかも天皇の娘と関係すると例の霊感テレパシーが身に付いてしまい、かつ、天皇の娘には怨霊が付いていて、三つ巴か四つ巴かもう訳がわからない。...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年04月23日

    朝廷は代々、非業の死を遂げた者の怨霊を祀って怨霊を封じて来た。それは死者を悼むというより、現世に災いをなすことを避けたいという利己心からなされたものだ 朝廷は神社を作って怨霊がこの世に現れることを防ごうとしたのである

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