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Posted by ブクログ 2016年02月14日
イエズス会と神道との宗論、洛中での馬揃えなど、すべての行動が周到な陰謀として天下人を追い詰め、すべての意思が本能寺へと集結する様を描く切る。特徴は、ありとあらゆる感情を胸の中に抱え込みながら自らを苦しめ、厳然と律した信長の心の闇をじんわりと浮かびあげた事。更に近習の書という三人称視点にて捌く事で史実...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月17日
日本はある種特殊かも。
国家の主権は国民となっているが、脈々と続く天皇家がありながら、天下を治るのは公家であり武家でありしてきた。
なるほど〜
こういう歴史もあるかも。
信長を語る書籍は沢山ある。
今まで沢山の書籍を読んだと思うが、ほとんどがお濃の方をきちんと描写していた。
美濃を治めていた斎藤道...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
信長と朝廷との間が険しくなる中、互いに惹かれ合う信長と晴子。信長との関係は、足の引っ張り合いばかりの後宮で格好の餌食となるであることを承知で、晴子は信長へ身を任せ、次第に後宮での立場を失ってゆく。晴子を信長に奪われたことを察した誠仁親王は、近衛前久による信長暗殺計画を承諾し、明智光秀実行によるその計...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年02月15日
2007/3/4購入。買い逃していた
2010/2/14~2/16
この信長燃ゆは、安部氏の三部作「関ヶ原連判状」、「神々に告ぐ」の最終作。信長という希代の傑物を相手に守旧派である近衛前久がどのように皇室や既得権益を守ったか、が描かれる。
何故、信長の野望は本能寺で光秀の謀反によりついえたのか?...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月12日
対立構造が、はっきりしていて読みやすい。
第三者の目線で書かれている信長と近衛前久。
黒幕となる朝廷
朝廷、公家社会にいながら信長に恋焦がれる観修寺晴子。
非常に揺さぶられる作品であった。
最近の研究を取り入れながらの作品で高評価できる。
しかしながら、言い回しや文書の好みの問題でこの評...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年10月16日
信長の行動は西洋諸国による侵略から日本を守り、逆に海外に勢力を伸ばすために神道に裏付けられた皇族と公卿による支配体制からの脱却を目指したものだと思えば、あの時代に進歩的な考え方を持っていた偉大な人だったのだなと思う反面、それでも歴史に残る残る残虐行為を認めることはできない。
近衛前嗣のしたたかぶりも...続きを読む
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