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時は大航海時代。世界を見据えた信長の先見性に圧倒されながらも、生来の反骨心を燃やし、新時代の武将として立たんとする家康。そこに東の巨人・武田信玄の影が迫る。用意周到に外交戦を仕掛ける家康だったが、逆に深い因縁を抱え込むことになる……。負けて知る本当の強さとは? 若き家康の葛藤と成長を描いた大河シリーズ第二弾。
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Posted by ブクログ
2025.10.23 本書の解説は細谷正允。家康は螺旋的な人物。時間の経過とともに螺旋階段を昇るように上へ上へ、と記している。同感。
第2巻では戦国の巨人・武田信玄との戦い「三方ヶ原の戦い」を中心に話が進む。 戦場での直接的な戦いだけでなく、外交や調略など血を流さない戦いもよく描かれていて興味深い。
第2巻は、家康の大敗北で有名な三方ヶ原の戦いに至るまで。 三河一国を手に入れた家康に、信玄の脅威が迫る。 信玄との緊張関係が続く中、「わしはとても信玄どのには勝てぬ。信長どののような才もない。大恩ある今川どのを、亡ぼしたくないのじゃ」と、若き家康は思い悩む。 ここには、後年評される「狸おやじ」などの...続きを読む面影は、寸分もない。 しかし、三方ヶ原の敗戦により、「その犠牲の大きさが、家康にこれまで足りなかった何かをさずけてくれたのだった」と、第3巻に続く。
信玄の圧倒的な武力、三方ヶ原での家康の意地、命からがら浜松城に逃げ帰った有名なエピソード。読んでいて血肉踊る痛快さを感じた。
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