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佐和山城で石田三成の三男・八郎に講義をしていた八十島庄次郎は、三成が関ヶ原で破れたことを知る。家康に城が攻め込まれるのも時間の問題…はたして、庄次郎の取った行動とは……。(『忠直卿御座船』改題) ※本書は、二〇〇一年八月、講談社文庫より刊行された『忠直卿御座船』を改題したものが底本です。
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Posted by ブクログ
佐和山炎上を含む9つの物語からなる短編集。 1.信長の比叡山焼き討ち前夜を描いた峻烈 2.宗家の家臣伊奈正吉が朝鮮の役を前に秀吉の暗殺を図ろうとする玉のかんざし 3.木下勝俊の竜子への忍ぶる恋を描いた伏見城恋歌 4.三成の3男八郎を守ろうと忠義を果たす八十島庄次郎を描いた佐和山炎上 5.謀反の疑いで...続きを読む流刑にされる松平忠直一行を描いた忠直卿御座船 6.商家を襲う夜叉の怪談魅入られた男 7.横綱になる雷電の話雷電曼荼羅 8.岡田以蔵を描いた斬奸刀 9.イギリス領事の雇人で通訳の伝吉(ダン)の物語を描いた難風 個人的には8がお気に入りで大塔宮の斬奸刀だと思っていたが斬が実は軒だったという落ちにくすっと笑ってしまった。
室町から幕末までの短編7作。良作もあるが、全体を通して強く惹かれた話はなかった。その中でも、『伏見城恋歌』『佐和山炎上』が良かった。 前者は、木下勝俊と京極竜子との恋を描いた作品。秀吉の妻となり恋心を忍ぶしかなかった竜子が勝俊の恋歌への返歌を細川幽斎に託し、それを知らない勝俊が心惹かれるという設...続きを読む定が奥ゆかしい。 後者は石田三成の息子・八郎と側近・八十島庄次郎の友情物語。死地を前に庄次郎を信じて待つ八郎に、中国の故事・『戦国策』の「曾参の母」(息子の無実を信じていた母でも何度も疑われた結果、杼を投じて懼れ、墻を踰えて走れり(機織りをやめて飛び出して行った)。ここから人を信じるのは難しいことの故事)を絡ませて、「杼を投じないと信じていた」と言わせる演出は、心憎く感動した。まるで戦国版の「走れメロス」のごとく。
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