安部龍太郎のレビュー一覧

  • 下天を謀る(上)

    Posted by ブクログ

    浅井、豊臣、徳川と主君を変えながらも、戦国時代をしたたかに生き抜いた藤堂高虎にフォーカスした時代小説。NHK大河ドラマにもできそうな作品である。
    ブラック企業に配属されても、自力で脱出し、最適な働き場を見つけよ、というメッセージになる。つまり「下天」を自らの力で「謀る」わけだ。
    すごくいい着眼点で、文体もいいんだけれども、照葉という女性との関係などがすこし無理がある感じ。「信長燃ゆ」ほどの快作ではないと感じた。

    0
    2024年05月29日
  • 生きて候 本多正信の次男・政重の武辺 下

    Posted by ブクログ

    僕は、本多政重という人のことを、この作品で初めて知った。本多正信は、食えないジジイ、というイメージだったけど、その人の息子に.こんな「義」の人がいたなんて、奇跡というか歴史の皮肉というか、面白いと思った。

    0
    2024年05月22日
  • 対決! 日本史 戦国から鎖国篇

    Posted by ブクログ

    この頃、新規市場開拓の意図か佐藤の創価リスペクトが著しく、会員のなかの知識層は「創価学会は大石寺と訣別して世界宗教となった」という語を好んでいる。だが、ある創価の人は「日蓮大聖人は御本仏として経文によって日本はさておき仏教の滅びるのを予見し諫暁したのであって『何らかの情報を得て、蒙古の侵攻を予測して幕閣に警告した』との見方は不遜と言っていた。

    0
    2024年06月07日
  • ふりさけ見れば 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    阿倍仲麻呂と吉備真備を主人公にした歴史小説の下巻。

    史実に基づいているので、安禄山の乱と恵美押勝の乱が時期的に近いことも勉強になりました。
    何より、安禄山の乱についてしっかり経緯が理解できたことが収穫です。
    ただ、阿倍仲麻呂が唐に残った理由がイマイチで、その部分がせっかくの歴史ミステリーなのに残念でした。
    他の創作部分、特に仲麻呂や真備の唐での家族関係は上手に作られていると思いました。
    藤原北家を中心とした貴族文化が安定していた平安時代のもとになる奈良時代は激動なので視点によって正邪が入れ替わったりするから面白いです。

    0
    2024年03月10日
  • 人生を豊かにする 歴史・時代小説教室

    Posted by ブクログ

    平凡
     特殊といふのではなくて、ごく一般的な書きかたの紹介本。めあたらしさはなく、なんだか要領を得ない気分になる。

    0
    2024年03月08日
  • 薩摩燃ゆ

    Posted by ブクログ

    歴史上の人物の評価というのは、見る人によって雲泥の差があるものだけど、この調所広郷という人は、その最たるものだろう。目的のためには、かなりひどい手段を使っているから、嫌われるのは仕方ないけど、この人のおかげで明治維新が成ったわけだから、偉大な人には違いない。

    0
    2024年03月05日
  • ふりさけ見れば 下

    Posted by ブクログ

    歴史小説を読めば必ず、時間の流れの違いを感じます。今のように二三日で中国まで往復するのと、10年以上を費やして遣唐使となるのと、どちらが正しいか判断できません。

    0
    2024年02月14日
  • 迷宮の月(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    粟田真人が遣唐使として長安に行って、唐と国交を回復する話し。その前に白村江で唐と戦っているは、則天武后が支配しているはで相当大変なミッション。しかも表面的には対等な関係という難題も付いてくる。しかしこの頃の長安は本当に国際都市だな。日本もここに書かれている通り、百済や帰化人などかなり国際的な世界だったんだろう。島国だから変化はゆっくりだろうけど、外国との関係はいつの時代も切り離せない問題なんだなと改めて思った。きっと今に時代と同じような感じで権力争いがあって内部にも色んな問題を抱えて走っていたんだろう。まあ結果オーライという事で良かった。しかしこの辺りの時代は天皇を中心とした国を作ろうとしてや

    0
    2024年01月27日
  • 密室大坂城

    Posted by ブクログ

    もう書きつくされた大坂の陣なのに。
    こんな解釈もあるんですね。
    悪者?ですけど、この本の淀殿も好きです。

    0
    2023年12月23日
  • 信長の革命と光秀の正義 真説 本能寺

    Posted by ブクログ

    これは光秀の大河ドラマが決まったから乗っかった出版かしら?『信長はなぜ葬られたのか』とほぼ同じ内容でした。

    0
    2023年11月12日
  • 朝ごとに死におくべし 葉隠物語

    Posted by ブクログ

    鍋島藩の武士道精神の元となった葉隠を物語にしたもの。その独自の死生観を持つ「曲者」と呼ばれる鍋島武士らしさが一つ一つ物語を通して語られている。

    0
    2023年10月16日
  • 蝦夷太平記 十三の海鳴り

    Posted by ブクログ

    安部流太平記、第三弾。
    いままでの太平記ど真ん中でじゃなく、十三湊の安藤家のお話。個人的にアイヌが活躍するのでとてもうれしい作品でした。
    お話しは前二作に比べれば、ちょっと派手さはないけれど主人公の新九郎が格好いいです。

    0
    2023年07月13日
  • 生きて候 上

    Posted by ブクログ

    本書にて倉橋政重という武将の存在を初めて知りました。
    安倍氏の視点で読む限り、政重の地位や権力を求めず義理と民衆の安寧を重んじる生き方はこの時代には珍しく清々しい。
    一方で秀吉の朝鮮主兵はどの本を読んでも救いのない愚挙であり、それまでのサクセスストーリーの末期を汚すものですね。家康は天下泰平を求める理想は素晴らしいもののそこに至るまでの政略はえげつないし、信長は非武装民への容赦ない攻撃は許し難い。三英傑と後世まで称えられているものの、いずれも長所と短所の差があまりにも大き過ぎて好きになれないなぁ。
    本書に戻ると、政重がどのように生きてゆくのか後半が楽しみです。

    0
    2023年07月12日
  • 半島をゆく 第一巻 信長と戦国興亡編

    Posted by ブクログ

    司馬遼太郎氏は長年「街道をゆく」を記したが、街道が整備された江戸時代以前は海運が物流の中心だった。「半島は陸のどん詰まりだが海の玄関口」ということで「半島をゆく」と題して各地の半島を訪れている。
    本書に収録されているのは、知多半島、薩摩半島、能登半島、沼隈半島、伊豆半島、志摩半島。

    本能寺の変の背景にもふれている。2014年6月に「石谷家文書」の中に斎藤利三宛の長宗我部元親の書状が発見される。長年親密な関係だった長宗我部氏が、目前に迫った信長の攻撃で危機的状況に追い込まれた。長宗我部氏を支持する光秀と、阿波を支配していた三好氏と通じる秀吉の派閥抗争があった。光秀は自らの派閥解体の危機に瀕した

    0
    2023年06月11日
  • 信長燃ゆ(下)

    Posted by ブクログ

    読んだ本 信長燃ゆ 安部龍太郎 20230428
     何故、明智光秀は本能寺の変に及んだか。
     その謎を解くというよりは、そこに至るまでの信長という人間の思想の変遷を描いた小説でした。
     何故、明智光秀を本能寺の変に及ばせたか。ってことです。
     NHKの歴史探偵か何かで、安土城で神になろうとした信長の史跡が紹介されてましたが、そういった土台に乗って、物語が構築されてるんですね。そう言えば、解説に安部龍太郎が出てたような気がします。
     陰謀には、秀吉も関与しているってことで。確かに、秀吉の中国大返しなんか、あんな奇跡的なことが起きるわけない。って素直に思っちゃいますよね。ここだけでも、もう一本小説

    0
    2023年04月29日
  • 信長燃ゆ(上)

    Posted by ブクログ

    読んだ本 信長燃ゆ 阿部龍太郎 20230422

     日経新聞の「ふりさけ見れば」を読んでいて、面白かったので買ってみました。正直新聞小説だと、前後のつながりとか登場人物がよくわかんなくなってきてしまうんですが、それを含めても、遣唐使を通じて唐や日本の王朝を描いた物語は魅力的でした。史実の上にかぶせる物語が、いいんでしょうね。
     ちなみに、織田信長の周辺の人物を題材にした小説って、織田信忠や松永久秀なんかを主人公にしても、結局その人の目を通した信長って話になっちゃって、主人公の人物像が見えてこないことが多いなって感じてました。信長以外の資料って当たり前だけど少ないからなんでしょうね。
     この「

    0
    2023年04月23日
  • 対決!日本史3  維新から日清戦争篇

    Posted by ブクログ

    日清戦争の際の日本の動きを通じてウクライナを取り巻く状況を考える本
    日本はどうしていくのか、そして自分個人はどう生き伸びていくのか、だれも答えを教えてはくれないが、考える材料を与えてくれる
    手放した

    0
    2023年01月12日
  • 海の十字架

    Posted by ブクログ

    大村純忠、宗像氏貞、服部友貞(津島水軍)、三好家の衰退、津軽為信、長尾景虎の佐渡支配の6つの短編をまとめた短編集。内容は薄い。

    0
    2022年12月20日
  • 平城京

    Posted by ブクログ

    短期間に平城京を造営し遷都を実現しようとする藤原不比等、その命を受けた主人公阿倍船人と言われてさて、となる時代の物語。白村江の戦いから日本の歴史を思い起こせるか、歴史の教科書からの繋がりだけではややこしい権力争いが巻き起こるこの物語を読み切るには厳しかった。歴史の教科書でミステリーの醍醐味を感じるのは難しい。

    0
    2022年11月20日
  • 平城京

    Posted by ブクログ

    歴史小説というよりも、古代史を題材とした娯楽サスペンスに近い。期待とは少し違いました。
    ただ、不比等が遷都を急いだことや平城京の大極殿を藤原宮の大極殿をバラして運んで組み立てたとのこと。

    0
    2022年11月16日