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私には新しい義貞
義貞の生き様を安部先生が生き生きと描かれており、時代背景のなかで義貞の存在感が今までになく輝き出した。
ただ、太平記では犬死とされている義貞の死を先生なりの解釈で読んでみたかった。いづれにしても、私の義貞に対するこれまでの評価とはまったく異る姿は大変興味深く読めた。
Posted by ブクログ
歴史上の人物として比較的メジャーであるものの、これを主人公とした作品はおそらく少なく、現に私も吉川英治の太平記で読んだ時に登場したことぐらいと思う。著者の作品は合戦描写があまり入ってこない印象があったが、本作品は結構な合戦場面の厚みがあり私的な良点であったが、義貞没する6ヶ月前のところで物語りが終わっているのが残念で、せっかくだから、戦死を遂げるところまで、描き切って欲しいと思った。勝敗が二転三転する終盤の合戦シーンが上手く描かれているだけに惜しまれるが、史伝ではあまり格好のつく死に方でなかったやに記憶していたので、本作品で描く義貞像に合わなかったのから手前で終わらせたか?とも思った。
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