安部龍太郎のレビュー一覧

  • 天馬、翔ける 源義経 下

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    中山義秀文学賞受賞作。
    大昔読んだ山岡宗八「源頼朝」以来の「頼朝・義経伝」。
    平家打倒後、兄「源頼朝」は武士中心の天下創建へ、弟「義経」は後白河法皇・朝廷中心の国へ。この国を治めるのは朝廷か武家の棟梁か。
    頼朝はよく言われている猜疑心の強い性格に描かれているが、主人公の義経は天才的武将ではあるが自分勝手な性格になっているので感情移入が少しし難いが、美化された義経とは違い、頼朝に忌み嫌われた理由が納得できる。
    切々たる義経の心情を表したものと思っていた有名な「腰越状」の中身が「義経犯すところなく咎を蒙る。功ありて誤りなしといへども御勘気を蒙る」なんて書いたらそれは頼朝怒るわ。
    頼朝を信長ばりの新

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    2014年02月01日
  • 風の如く 水の如く

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    ネタバレ

    関ヶ原の裏での黒田如水の陰謀を本多正純が暴くという内容だが、関ヶ原に至るまでの駆け引きが実際にそうだったのかもと思わせる内容であり、読みごたえがあった。

    ただ、「風のごとく、水のごとく」というタイトルは、家康が風で如水が水として本文中で言及されていることに由来するタイトルなのだが、正直これらのたとえの意味はあまりすとんと落ちてこなかった。

    どう考えても、化け物のような徳川家康(及び本多正信)と黒田如水との間の、狸のごとく、狐のごとくの騙し合いが実態ではないかと感じた。

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    2014年01月18日
  • 風の如く 水の如く

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    司馬遼太郎の「播磨灘物語」が晩年の如水を描き切れていなかった。本作品の関ヶ原の合戦における家康と三成を相手とした第三極として立ち振舞いは満足させるものであった。

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    2013年12月23日
  • 下天を謀る(上)

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    ネタバレ

    城つくりの名人であり、何度も主君を変えた裏切りの人物像が強い、
    藤堂高虎ですが、この本を読んで人物像が変わりました。

    羽柴秀長との主従関係が特に秀逸。

    上巻は小牧長久手の戦いから関ヶ原の直前まで。
    下巻がたのしみです。

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    2013年12月02日
  • 等伯(上)

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    絵師にとって悟りを開く境地。表面上をみたまま描くのではなく本質を見つめて心を描く。成る程ね~。前半は家族との触れ合いが多かったが後半いよいよ時の権力者との触れ合いが描写されているようだ。楽しみだぁ

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    2022年05月01日
  • 下天を謀る(下)

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    藤堂高虎の一生を描いた物語。後半は関ヶ原から、大坂夏の陣までで、家康の最後までを見届けて終わるところで終わる。豊臣秀長の教えを最後まで守り、家康に平和な世を作ることを託し、それを助け徳川政権の安定に尽くすところに彼の一生をかけているところは非常に明快だ。
    読みやすくて話が高虎をメインにしているのでちょっと美化しているがまあ、それはそれで有りでしょうね。

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    2013年07月23日
  • レオン氏郷

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    ネタバレ

    時代小説はあまり読まないけど、歴史の表舞台に立たない人の話は大好きなので読んでみた。

    もう少し信長と共に生きていれば、日本の歴史は変わっていたかもしれないですね。
    この時代、先が見えすぎるというのも罪な感じですね。


    今の時代に生きて、氏郷の先見の明と秀吉の狡猾さが上手く合わされば日本も変わるかもね

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    2013年07月23日
  • 下天を謀る(上)

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    ネタバレ

    藤堂高虎の物語、小牧長久手の戦いから。最初は羽柴秀長に使えていたが、秀吉の側近により取り潰され、浪人している所を家康に乞われ表舞台に。城普請の腕を磨き、天下を平和にできるのはどのするべきかを考える。その結果は家康を担ぎ出す。
    さて続きは下巻に!
    物語は結構テンポがいいので面白い!

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    2013年07月18日
  • 下天を謀る(下)

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    関ヶ原から夏の陣まで。
    最近、見直されている藤堂高虎の後半生を扱った小説。
    少し美化されすぎの部分もあるが、面白かった。

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    2013年06月23日
  • 信長燃ゆ(上)

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    2015大河の原作(上)。本能寺の変の謎解きものではあるが、主要人物に近衛前久や勧修寺晴子といった朝廷側の人間が登場し、武家と朝廷の対立とそれぞれの思惑が見てとれて新鮮。

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    2013年05月06日
  • 信長燃ゆ(上)

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    信長は天下を取った後、ヨーロッパに匹敵する国を作ろうとしていた。そのために朝廷との関係を変える必要があったとの話しは興味深いし、本当にそうなら相当孤独であったと思う。信長と公家側の近衛前久との駆け引きや信長の三人の息子との関係も面白い。ただ、誠仁親王の東宮夫人である晴子の信長に対する気持ちには無理を感じる。

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    2013年02月27日
  • 蒼き信長(上)

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    面白い!
    信長の父親「信秀」が生き生きとしていた
    最後の2年の病気とそれに乗じた政子らの陰謀に
    自分の本拠地を飛び出してでも自分の生きる道を
    切り開いた生き様がすごい!
    後編が楽しみ!

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    2013年01月21日
  • 信長燃ゆ(上)

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    いきなり、信長が死ぬ場面から始まる。この迫力に引き込まれて、車の中で本を読んだら車酔いするタイプなのに、車の中でも必死に読んでしまった。まず、題名がいい!

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    2012年02月09日
  • 海神 孫太郎漂流記

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    ネタバレ

    実話を基にした漂流記。

    悲惨な運命ばかりで明るいことがないばかり。主人公は結局、日本への帰国を断念し、義父を日本に返す決断をする。実父親の死の謎と漂流記が一緒になった小説。内容は悲惨だが、面白く読める。

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    2012年02月06日
  • 天下布武 上 夢どの与一郎

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    天下布武、て題名だけど、信長が主人公ではなく
    夢どのとあだ名される与一郎、細川忠興のお話でした。

    安部龍太郎とい人の本は初めて読みましたが、読みやすくて、
    読み始めると止まりませんでした。
    早く下巻が読みたい。

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    2011年10月15日
  • 蒼き信長(下)

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    尾張を統一し、桶狭間、美濃制圧までの様子が描かれている。
    この本も基本史料は『信長公記』。一昨年『信長公記』を原典で読んだから、「ああこの場面を参考にしたんだな」というのが分かる。それに加え何らかの史料があるはず。尾張統一前の信長の軌跡は実はよく分かっていない。筆者の想像力(*斎藤義龍暗殺説がおもしろかった)に富んだ、読み応えのある作品。

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    2011年04月24日
  • 蒼き信長(上)

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    ネタバレ

    本能寺の変公家陰謀説派の安部龍太郎だから敬遠してたけど、本能寺まで進まなければ関係ないことに気付いた。
    でも信秀の最期が何か可哀想なことに。
    恒興母も可哀想なことに。
    濃姫は勇ましい。戦友。
    しかしやっぱり織田夫婦は仲が良い方が個人的に好き。

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    2011年02月27日
  • 戦国秘譚 神々に告ぐ(上)

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    近衛前久の若き日々の姿を描く。
    従兄弟であり13代将軍足利義輝と共に公武一体での国の建て直し目論む前嗣(前久の若き日の名)
    朝廷の仕来たりや歴史、宗教、あらゆる知識を網羅していないと書けない作品だと思った。

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    2010年12月13日
  • 信長燃ゆ(下)

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    信長と近衛の謀略戦は最終章へ。
    近衛は、明智光秀、細川藤孝、羽柴秀吉に調略の手を伸ばし、伊賀の忍、公家の美女、あらゆる要素を利用し信長を討とうと目論む。この作品中で、近衛、細川、明智が当初足利義輝と共に公武合体の体制で日本を統一しようとしていたという設定がおもしろい。
    新しい国家感の違い(信長:自ら朝廷を凌駕せんとする 近衛:朝廷を中心とした国家を目指す)から事態は本能寺の変へと向かう。



    安部氏の描く信長は、天才的発想と強靭な意志を持ちながらも孤独な姿、心の疲弊に苦しんでいる。合理的な頭脳をもった彼は世の中の理不尽な(と信長には思われる)物事が許しがたく、世の中の体制、常識というものに戦

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    2010年12月01日
  • 信長燃ゆ(上)

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    戦国の日本を統一し、西欧国に対抗するため朝廷を超えた存在たらんとする信長。朝廷を守るため暗躍する策士・近衛前久。本能寺の変の原因を信長と朝廷の争いにあると見る筆者の推理眼が冴え渡る。 上巻では二人の息詰まる謀略が展開される。
    信長は日本を新しく生まれ変わらせようと、激動の半生を歩みその実現にあと一歩まで迫っていたが・・・

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    2010年11月29日