銀嶺のかなた(二) 新しい国
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銀嶺のかなた(二) 新しい国

1,900円 (税込)

9pt

3.5

賤ケ岳の戦いの真実と天下静謐の行方は――。

直木賞受賞作『等伯』を超える安倍龍太郎の野心作!
戦国末期、前田利家・利長父子の決断こそが日本の流れを決めた――。

織田信長と柴田勝家のもとで手柄を打ち立て、〈槍の又左〉と戦国に名を轟かせた豪傑・前田利家と、その息子で温厚かつ秀才肌の利長。世代間ギャップと性格の違いを背景に、父子は時に激しく対立しつつ、乱世の荒波を乗り越えていく。

本能寺で信長が斃れた後、清須会議を経ても豊臣秀吉と柴田勝家の争いは日ごと増すばかりだった。そして遂に後に「賤ケ岳の戦い」と言われる決戦で、ふたりは雌雄を決することになる。長年の恩義から、勝家のもとで前田利家・利長親子は、秀吉と対峙することになるが、決戦で思いもよらぬ事態が起こったことで!?

その後、関白となり権力の座に就いた秀吉から、最大の信頼を得た前田父子。盟友・佐々成政との死闘を経て、天下静謐のため自ら信じた道を進んでいく。そして新しい時代に向けた北陸の雄・加賀藩の礎が着々と築かれ……。

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  • 銀嶺のかなた(一) 利家と利長
    1,900円 (税込)
    信長の命で前田利家・利長父子が能登入国! 歴史時代小説の第一人者・安倍龍太郎の集大成! 戦国末期、前田利家・利長父子の決断こそが日本の流れを決めた――。 織田信長と柴田勝家のもとで手柄を打ち立て、〈槍の又左〉と戦国に名を轟かせた豪傑・前田利家と、その息子で温厚かつ秀才肌で〈上様の近習〉となった利長。世代間ギャップと性格の違いを背景に、父子は時に激しく対立しつつ、乱世の荒波を乗り越えていく。 本書の冒頭は、柴田勝家率いる織田勢と上杉勢が激しく争う「手取川の戦い」。そこで手痛い敗北を喫するも、謙信の急死で形勢を挽回した織田勢は加賀ばかりか能登、越中の大半を支配下に組み込んでゆく。信長の馬揃えのため上洛した利家にもたらされたのは、「能登一国を任せるゆえ励め」との言葉だった。さらに利長は信長の近習、さらに娘婿にまで取り立てられる。 しかし、国持大名として能登一国をどう収めるのか? 越中への侵攻の行方は? 数々の難題に立ち向かう前田利家のもとに、まさかの本能寺における信長の訃報が届けられ……。
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    1,900円 (税込)
    賤ケ岳の戦いの真実と天下静謐の行方は――。 直木賞受賞作『等伯』を超える安倍龍太郎の野心作! 戦国末期、前田利家・利長父子の決断こそが日本の流れを決めた――。 織田信長と柴田勝家のもとで手柄を打ち立て、〈槍の又左〉と戦国に名を轟かせた豪傑・前田利家と、その息子で温厚かつ秀才肌の利長。世代間ギャップと性格の違いを背景に、父子は時に激しく対立しつつ、乱世の荒波を乗り越えていく。 本能寺で信長が斃れた後、清須会議を経ても豊臣秀吉と柴田勝家の争いは日ごと増すばかりだった。そして遂に後に「賤ケ岳の戦い」と言われる決戦で、ふたりは雌雄を決することになる。長年の恩義から、勝家のもとで前田利家・利長親子は、秀吉と対峙することになるが、決戦で思いもよらぬ事態が起こったことで!? その後、関白となり権力の座に就いた秀吉から、最大の信頼を得た前田父子。盟友・佐々成政との死闘を経て、天下静謐のため自ら信じた道を進んでいく。そして新しい時代に向けた北陸の雄・加賀藩の礎が着々と築かれ……。

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銀嶺のかなた(二) 新しい国 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    豊臣秀吉編とでもいうべき第二巻、秀吉を軸に翻弄されまた自領を守り前田家の存続を測る利家と利長親子の駆け引き。違う角度から見る歴史は面白い。
    前田慶次もちょくちょく登場して嬉しい。

    0
    2025年04月02日

    Posted by ブクログ

    本能寺の変から秀吉の死の頃の前田家
    激動の時代を前田家の目線で見事に1冊にまとめた力量はすごい

    自分の子供ではない秀頼をトップにすえたい秀吉(ただの子煩悩の馬鹿ではない)や利家の陰に隠れて、出来ない2代目のイメージがあった利長の表にはでない動き方には、事実とは違うかもしれないが小説といしての冴えを

    0
    2025年01月26日

    Posted by ブクログ

    利長のことが知りたいと読み始めたが、この巻では父利家との親子関係、そして利長の沈着冷静さ、頭脳のきれ、後継として申し分なしの様子が描かれている。
    利家もその点に関しては満足して旅立っただろう。惜しむらくは 利長に後継ぎがいないこと。
    この後 利長はどうするのか。第三巻待ち。

    0
    2025年02月21日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    第2巻「新しい国」は、前田利家が賤ヶ岳の戦い後に秀吉に従い北陸の支配を深めていくところから、家督を継いだ前田利長が、豊臣秀頼の傅役を辞して家康に接近していく関ヶ原前夜まで。
    秀吉は茶々との子秀頼が自身の子でないことを知っていたが織田家の血を引く者に天下を返したいと思っていた、前田利家の進言を容れて豊

    0
    2025年10月05日

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