安部龍太郎のレビュー一覧

  • 生きて候 上

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    関が原の戦いの頃の話。徳川家康の右腕であった本多正信の次男に生まれながら,二代将軍秀忠の近習を切り殺し徳川家を出奔し,関が原では宇喜多秀家の先方として徳川方と戦いつつも生き残り,合戦後は秀家の逃走や助命に奔走し,最後には加賀前田家の筆頭家老に迎えられた本多政重の話。徳川を出奔して浪人になっても,宇喜多家で2万石,前田家で5万石で召抱えられるのだから,どのような人物だったのだろうというところから,著者は興味を抱いたらしい。ただ,親である本多正信が家康の懐刀だから,家康との橋渡しにという思惑が少なからずあったようには思うが,金沢市にある本多蔵品館の修蔵品の政重所用の大身槍を見ると,一概にそうではな

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    2011年09月08日
  • 彷徨える帝(上)

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    全2巻。
    南北朝の統一後、
    赤松の将軍弑逆事件のあたり。

    隆慶一郎先生が亡くなる前に
    会いたいと言ってた作家でおなじみ、
    阿部先生。

    読むの2作目だけど、
    やっぱりいまいちのめり込めない。

    なんか、小説としての描写が、
    若干ぶっきらぼうな感じを受けるのです。
    個人的に。
    行間を読めってことかもしれないけど、
    描写足りない感じで感情移入できない。
    特に今回は主人公が2人いて、
    どっちの主人公のシーンなのか時々見失う。

    話の作りは、確かに隆先生の描きそうな、
    歴史の裏側を伝奇で固めた感じで興味深い。
    呪いな感じがちょっとお腹いっぱい感はあるけど、
    隆先生なら魅力的に描いてくれそうな話。

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    2011年06月08日
  • 蒼き信長(上)

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    信長の本ですが、前半は父信秀の話。

    今川義元が、兄氏輝の跡をついだのが、18歳。しかも僧籍に入っていて、後継者争い(花倉の乱)に勝ってのことだったというのを知らなかったので、とても興味が湧きました。

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    2010年06月09日
  • 天下布武 上 夢どの与一郎

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    「お玉大好き!」な忠興が好きなので、相思相愛ではないふたりに動揺。(色々布石ではあるわけだが。)
    また、細川父子(作中では長岡父子。)があからさまに険悪という雰囲気ではないのもやや違和感だが、これは恐らく当方の先入観によるものかと思われる。

    全体の流れとしてはテンポよく、一気に読める。
    如水が「これでもか!これでもか!」とばかりに褒めちぎられていたのが印象に残っている。如水大好きなんですね。

    荒木村重の描写が結構酷いので、村重が好きな方にはお勧めできない。

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    2010年04月07日
  • 海神 孫太郎漂流記

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    野性的。
    想像もつかない世界なのに、読んでいてまるで映画のように情景が広がる。ついのめり込んで読んでしまった。
    主人公の成長がとっても頼もしい。

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    2009年10月04日
  • 信長燃ゆ(上)

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    全2巻(上巻\700 下巻\780)

    あたし、 「本能寺の変」が明智光秀個人の “怨恨”から引き起こされた事変だとは
     思っていないの・・・だからこの本とても楽しく読めたの。
     ・・・でも言っていいかしら・・・読み終わって最初に感じたのは、中途半端に途中でほっぽり投げ出された感じだったわ。なんて言うの、投げっ放しジャーマン食らったって感じ・・・現実に食らったことはないんだけどね・・・
    あっ、それは別にタイトルと違って『信長燃えてない』からじゃないわよ。だって、もともとこの本は、<さるやんごとなきお方>から「本能寺の変」を書き残してもらいたいといわれ依頼された<たわけの清麿>が書き残したもの、

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    2009年10月04日
  • 漫画 家康1 桶狭間から三方ヶ原へ 分冊版(1)

    匿名

    購入済み

    苦労

    大変な苦労をしたのだと思う。いまは大河ドラマで家康ブームだしこの辺の家康はあまり知らないから勉強になった?

    #感動する

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    2023年03月08日