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【第11回中山義秀文学賞受賞作】壇ノ浦で平家滅亡の宿願を果たした源義経だったが、かえって政局は緊迫の度を増す。天下創建へと一気に傾く時流を掴んだ頼朝。これに対抗して新たな手を打つ後白河法皇。自らを法皇の落とし胤と思い、朝廷へと心を寄せる義経。源平対立を越えた第三極の首魁に義経が担がれ、ついに兄弟の決裂は抜き差しならぬ局面を迎え……。安部歴史小説の集大成、燦爛たる最終巻。
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Posted by ブクログ
俗に「判官贔屓」と言う。義経は、力を尽くして働いたにも拘らず、「余りにも正しく努力や成果が評価されない?!」という状況に陥ってしまう。その辺に理解を示す人達は、力を尽くして彼を助けるのだが、その限りでもない人達も多い。 対して、君臨しようとする最高指導者には「トップの孤独」がある。頼朝は、本拠地にし...続きを読むた鎌倉辺りとは様子が違う場所で、“文化”が違う世界で育っているという経過、加えて“流人”という面倒な立場の故に「孤独」の中に在ったのだと見受けられる。そういうことが、体制が固まって、地位が高まる程に深まってしまっているというような様子が、本作では見受けられる。 色々な意味で興味深い作品だった!これに出会えて善かった!
絢爛豪華な源平絵巻もの、圧倒的な情景再現力。既知の義経物語を当時の朝廷の動きに着目して描いた作品。律令制度が崩れ、御恩と奉公という新たなる武家制度の規範を目指す時代。類まれな政略家だが小心者の頼朝。義を重んじる知勇優れた天才武人だが空気を読めない義経そして智謀優れた政略家だが自分勝手で人をかき混ぜる...続きを読むだけかき回し知らん振りを決め込むワガママ後白河法皇。思惑が火花を散らし生き残りをかけた手に汗握る調略戦。攻防の鍵を握るのは“雅道“と“三種の神器“。作者は吾妻鏡などその時代の作品を読み込み独自の視点でキャラを設定し既知の歴史的事実に潜む心の闇に光をあて見事に真相を立体的に浮き上がらせる。そして義経物語には珍しい素敵な終わり方♪。ところで今週から鎌倉祭が開催されるとの事。悠久の時を感じれるイベント。天気もいいし今から行ってみよう〜。
終盤では、鎌倉から都に返された静御前を、義経らが奪還して共に奥州に逃げるというストーリーに描かれている。この辺りは確かな資料が残っていないだろうから、このような解釈もよいと思う。そして義経の物語をハッピーエンドで締めくくるというスタイルはとても斬新に思えた。 義経の妻としては静御前のほか河越重頼の娘...続きを読むと平時忠の娘がいたことが知られているが、時忠の娘が意外な形で登場してびっくりする。さすがにこれは筆者の創作だろうが、感情移入できる粋な演出である。一方で河越重頼の娘はほとんど話に出てこない。重頼の娘こそが義経の最後まで寄り添った妻であるとする説もあるので、そこは少し残念だ。
中山義秀文学賞受賞作。 大昔読んだ山岡宗八「源頼朝」以来の「頼朝・義経伝」。 平家打倒後、兄「源頼朝」は武士中心の天下創建へ、弟「義経」は後白河法皇・朝廷中心の国へ。この国を治めるのは朝廷か武家の棟梁か。 頼朝はよく言われている猜疑心の強い性格に描かれているが、主人公の義経は天才的武将ではあるが自分...続きを読む勝手な性格になっているので感情移入が少しし難いが、美化された義経とは違い、頼朝に忌み嫌われた理由が納得できる。 切々たる義経の心情を表したものと思っていた有名な「腰越状」の中身が「義経犯すところなく咎を蒙る。功ありて誤りなしといへども御勘気を蒙る」なんて書いたらそれは頼朝怒るわ。 頼朝を信長ばりの新しい国家構想者として描いた方がいいのかもしれない。
一気に読み終えた。 物語としてはそれなりに面白かったけれど、男性陣の描写に魅了が欠けるので、武将たちの生き様に心が熱くなるような時代小説ではなかった。
義経が奥州に帰るところで話は終了。 義経の首を見て、頼朝がどう感じるかまで読んでみたかったので、少し物足りない気がした。
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