新田次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
父信虎の追放から帰参の様子を描いた「信虎の最後」
信虎の横暴と重臣の晴信(信玄)擁立への布石たなった「異説 晴信初陣記」
今川との繋がりに重要な文書紛失事件を扱った「消えた伊勢物語」
山本勘助を軍師とする資料の出所を探る「まぼろしの軍師」
武田軍の出城を与る城主の物語「孤高の武人」
烽火台の火薬職人の話は「火術師」
武田滅亡と金山の行方、おいらん淵にまつわる事件もからむ「武田金山秘史」
実際長編「武田信玄 」と相前後して書かれたと言う事です。
大河ドラマをより深く読み解く為に読んでみるのも、歴史好きの薀蓄を求める人にもよろしいかと思いますが、いかが
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Posted by ブクログ
先日読んだ『冬山の掟』に続いて、また短篇集。見え見えのフラグ→見事にフラグ回収、という、おそらくこの人の小説の「様式美」のようなものが、だんだんと見えてきた気がする。雪山に挑むに当たって、一つでも気を許せばたちまち命を落としてしまうという雪山の厳しさ、つい心に隙を作ってしまう人間の弱さ。遭難も、その後の死も帰還も、いくつもの偶然が重なり合って起きていたとしても、全て必然として描かれているように感じる。
古い小説ということもあり、男女観等はそれはもう古臭い。加えて、昔の山屋にいかにもいそうな偏屈さがひしひしと伝わってくるので、昔の小説として割り切って読む必要はある。
また、『ホテル氷河