新田次郎のレビュー一覧

  • 縦走路

    Posted by ブクログ

    山岳小説らしく、冬季八ヶ岳縦走のシーンはあるが、主題は男女間の三角関係というか四角関係というか恋愛モノである。美人女流登山家・川原田千穂、千穂に恋する山男2人、千穂の旧友かつライバルの香野美根子の4人の話。

    0
    2024年11月03日
  • 風雪の北鎌尾根・雷鳴

    ネタバレ 購入済み

    山と人生

    山に登るのは人生そのもの、そう思わされました。
    今まで楽しい、気持ちいいから登っていましたが、生きるために・自分の信条のために登る人もいるんだろうなと、今更ながらに考えさせられました。

    #深い

    0
    2024年10月02日
  • 縦走路

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    登山の小説を読みたくて、読んでみた。登山の描写はふんだんにあって良かったが、物語は昭和のメロドラマでなんとも読み心地が悪かった。常識として男より女は劣っていて、地位も格下という枠組が厳然とあり、いかなる登場人物もそこに囚われているように感じてしまう。

    女は女らしく、男は男らしく。その枠組から逸脱したいカッコいい女と、やや堕落した不良な女の争い。カッコいい女も後半は、いつの間にか完全に男に世話を焼かれる存在となっていて、がっかりした。

    男たちの純粋さといい、女たちの小悪魔ぶりといい、まさに男の幻想のような小説だと思った。しかし、当時は実際にこんなもんだったのか?
    結論は女に山はわからない

    0
    2024年08月18日
  • 劔岳〈点の記〉

    Posted by ブクログ

    映画にもなり、山好きとしては読んでおこうかと手に取る。浅田次郎氏は私の中で当たり外れが大きいのだが、本作は楽しく読めた。

    山岳信仰対象で足を踏み入れてはならない山となっている劔岳頂点に測量のため三角点を設置すべく、未踏の山を目指す話。事実ベースの小説。

    ロシア戦争直後の時代背景とともに、前人未到とされている山を目指す苦労、意気込み、チーム連携が読んでいて楽しい。

    劔岳登ってみたいな、というか調べたら百名山のひとつか、いつか登らねばな。山の装備の進歩のありがたさも感じる。

    0
    2024年07月30日
  • 劔岳〈点の記〉

    Posted by ブクログ

    山を降りた柴﨑はどうなったのだろう?
    陸地測量部での処遇は?
    葉津よとの夫婦仲は?
    読後、書かれていないそんなことが気になった。

    0
    2024年07月21日
  • 強力伝・孤島

    Posted by ブクログ

    新田次郎といえば、八甲田山死の彷徨。
    この短編集は、1995年直木賞を受賞した「強力伝」
    他、初期の6編が収録されています。
    「八甲田山」は、明治35年の青森歩兵隊の雪中訓練の悲劇。冬の山、雪の恐怖、風の凄まじさ。雪の際限ない恐ろしさの臨場感があります。
    これが、後の八甲田山死の彷徨に繋がるんですね。
    「強力伝」は、ほぼデビュー作とのこと。
    新田次郎さんは、気象学者で気象庁の技官だったそうです。
    富士山頂観測所に勤務していた時の体験で、モデルになった人物も紹介されていました。
    当時、山へ荷物を運び案内を仕事としていたのが強力。彼らの仕事に対する真摯な態度や信頼していた様子が伺われます。
    ただ、

    0
    2024年02月15日
  • 栄光の岩壁(下)

    Posted by ブクログ

    今とは価値観が違うのでモタモタしてるように感じたり、騙されたり、でもそれが人間らしさなんだろうなと思いながら読みました。
    脚色はもちろんあるでしようけど、実在の人物の話というのがよかった。

    0
    2024年01月05日
  • 孤愁〈サウダーデ〉

    Posted by ブクログ

    時代は明治から大正。
    ポルトガル人で、元軍人、外交官のモラエス氏の日本での半生を描いた歴史小説。
    彼は、母国ポルトガルに戻ることなく、徳島で終いの人生を迎える。

    当時、日本に来た外国人の渡航記を読んでも気が付くことだが、この小説でもラモエス氏の客観的な外からの視点で、当時の日本の生活、文化、日本人に触れられており、とても興味深い。(多くがポジティブな捉え方)
    日本人女性も妻、愛人を通じて褒め称えているのだが、その関係には悲劇が付きまとう。

    実際の彼の書物を読むと、より直接的に当時の日本について知ることができるのかもしれない。

    ちなみに、本著は、新田次郎が連載を開始したものがベースとなり、

    0
    2023年09月17日
  • 芙蓉の人

    Posted by ブクログ

    明治時代、富士山頂に通年観測できる気象観測所を作った人とその妻の話。
    当時はできないと思われてたこと。想像を絶する大変さとしか言いようがない。

    0
    2023年09月17日
  • 劔岳〈点の記〉

    Posted by ブクログ

    映画版で。
    なぜ陸軍に測量部があったのかと疑問を抱きつつ、剱岳という自然の広大なスケールが画面に映し出される。

    小説ではなく、映画で見てしまったからか、「過酷なロケだったんだろうな」という思いが先行してしまい、物語そのものをあまり味わうことができなかった。

    いつか小説を読まねば。それまでは積読。

    0
    2023年09月04日
  • 劔岳〈点の記〉

    Posted by ブクログ

    明治時代、日本国土唯一の地形図空白地帯
    奥州山地の地形図作成のために奮闘する男たちの物語

    ひたすらに山の描写が美しく、険しい
    ひたすらに地形図作成のために山を巡る描写がハード
    読んでいるだけで疲れる
    登山描写も疲れるが、テントで休んでいても疲れる
    雨にやられて、風にやられて、雪のうえで僅かな装備で体を休める
    ・・・とても休まらない。(^^ゞ

    地形図作成(仕事)のためにここまで情熱をもてるのか
    読んでいて羨ましく思えた

    黒部ダム建設当時の古い映像に断崖絶壁を機材を担いで歩いている人たちがいて戦慄したのを覚えている。
    まさに命を賭して国土事業が成してある今の生活

    あって当たり前の物も先人た

    0
    2023年07月18日
  • アイガー北壁・気象遭難

    Posted by ブクログ

    あー疲れた。
    という感想が出る本はなかなかない。
    遭難したり、道に迷ったり、仲間を失ったり、困らされたり、落ちたり、滑ったり、亡くなったり。
    そんな心臓に悪い山岳短編を十四編も読んだら、もう山に登りたくないというか、たっぷり登ってきたような気になれた。アルプスも行ったし。
    アイガー北壁を読みたくて借りたけれど、満足。
    新田次郎さんの他の作品も読んでいこう。

    0
    2023年06月02日
  • 劔岳〈点の記〉

    Posted by ブクログ

    自分は山登りについて、自然に触れるとか非日常の体験をしたいという動機で興味があるのだが、あまりというかほとんど取り組めていない。そんな中でこの本を読んで、現代の山登りは柴崎測量官が剱岳に登った明治の当時と比べると、自然と言ってもそれなりに整備されているし非日常の度合いも断然易しいのだなと思った。現代の生活は先人の勇気と努力のおかげで安泰なものとなっているとも言えるし、開拓とか初挑戦の余地が乏しくなっているとも言えると感じた。柴崎さんらの測量活動における都度の判断事項はまさに命懸けのリスクを負っている。現代の生活とかビジネスとか社会活動においても大きなリスクを負う場面はもちろんあるけど、生死を賭

    0
    2023年03月25日
  • 劔岳〈点の記〉

    購入済み

    映画を観たくなる

    正直、他の新田次郎作品と比べると、テーマに対して文章の面白さは欠けるかな。資料を読んでいる感じ。器具やルートの説明が、ただひたすらに文章のみだと、想像しきれないところがあります。
    これを読んで、映画を観て、あー、そういうことかと思いたい。

    #感動する #ドキドキハラハラ

    0
    2023年02月04日
  • 冬山の掟

    Posted by ブクログ

    新田次郎氏の山岳小説である。苦労して登頂を果たしたという話ではなく、遭難をテーマにした短編が十個収録されている。淡々と語られる感じ。爽快感からはほど遠く、暗い冬山に行ったような読後感。

    0
    2022年11月05日
  • 栄光の岩壁(上)

    Posted by ブクログ

    山屋、と呼ばれる人がいる。
    主人公、岳彦もその一人である。

    18の時に遭難し、足の大半を失う。
    それでも、山への情熱を捨てきれず、リハビリを始めるのだが・・・

    岳彦の同級生がこの上ない小物っぷりを見せてくれる。
    だからこそ、岳彦ががんばれるわけなのだが。

    0
    2022年08月27日
  • 雪のチングルマ

    Posted by ブクログ

    「新田次郎」の山岳小説短篇集『雪のチングルマ』を読みました。

    『八甲田山死の彷徨』、『先導者・赤い雪崩』に続き「新田次郎」作品です。

    -----story-------------
    山岳短篇小説の代表作!

    童歌をうたうと必ず雪崩で死ぬという怪談に抗いながらも囚われた若者の苦悩と悲劇を描いた表題作、アラスカ現地に取材した異色の傑作『真夜中の太陽』、実感をこめて富士のおそろしさを表現しきった『春富士遭難』、スキーヤーの身勝手さを衝く『コブシの花の咲く頃』など全六篇を収録。
    円熟期の傑作山岳小説集。

    登山家の愛読書ともいうべき代表作
    -----------------------

    山岳小説

    0
    2022年07月21日
  • 強力伝・孤島

    Posted by ブクログ

    『八甲田山』ってこういう話やったっけなぁ、映画の内容も忘れていますが、事件そのものが衝撃的。こんなことあんの?という内容。そう思わせるほどの筆力との判断もありかもです。
    他の作品もなかなかに良いのですが、個人的に『八甲田山』がちらついて仕方ありませぬ。

    0
    2022年07月14日
  • P+D BOOKS 強力伝 ~二十世紀最後の職人の魂~

    Posted by ブクログ

    山に取り憑かれたのか、それぞれの立場の欲がそれを上回ったのか、立場によって見方が異なる感じが興味深い。
    全ては山という自然のマジックかな?
    山のことはよく分かりませんが、読んでいて不自然さを感じることなく入り込めます。
    しかし、冬の富士山は噂に聞いとりますが、夏とは何もかもが違うんですなぁ。。。遠くから見ればあんなに綺麗なんですが、綺麗なものこそ魔があるということか。

    0
    2022年07月11日
  • 孤高の人 13

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    仕事と家庭を手に入れて山を離れた文太郎が
    建村の誘いで再びK2東壁に挑む。

    妻として旦那の夢を応援してあげたい気持ちも
    あるかもしれないが、それにしては危険だし
    子供が生まれたばかりだし
    何より相談してくれず話を進めていたのは
    花には痛いところなのではなかろうか。

    0
    2022年02月14日