新田次郎のレビュー一覧

  • 孤高の人 1

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    新田次郎の小説を漫画化。
    絵が凄く上手い。
    クライミングや登山シーン、ギアがかなりリアルです。
    また主人公の孤独感がヒリヒリ伝わってきます。

    後半出てくる主人公の恋人はなちゃんがかなり可愛い。
    めっちゃタイプです(笑)

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    2012年05月13日
  • 雪のチングルマ

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    表題作「雪のチングルマ」遭難事故の客観的な状況からは窺えない、その裏に隠れる登山者の心理状態、山には何かがいる、と思わされる。

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    2012年03月09日
  • 聖職の碑

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    ネタバレ

    大正三年におきた中箕輪尋常高等小学校の修学登山事故を洗い直し、新田次郎の手によってドキュメンタリー風に書き出された山岳小説である。
    初版は昭和五十一年。構成は三部立てとなっており、第一章は登山という行事がどのような教育理念の下に行われるのかを当時の状況を以って示し、第二章で事故のあらましがドキュメント風に描かれる。最後の第三章では、事故後の人々の対応と、現代まで登山行事が長野で行われる理由が明かされている。

    本書にあるように、私の母校も戦後から毎年修学登山を行っており、私自身も経験していたが、まさかこのような背景があるとは知らず、もっと早く知っておけばよかったと思った。
    山国である信州におい

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    2012年02月20日
  • 孤高の人 1

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    ☆3.5。ロック・クライミング/登山の漫画。「岳」とは全く異なる判り易いスポーツ系王道的な展開。時間があれば続きを読みたい。元々同名の実在する登山家をモデルとした小説を原案にしているようだが話の内容は大きく異なるようだ。

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    2012年01月04日
  • 孤高の人 17

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    孤独のなかで山とともに生きてきた主人公の心のうちに、温かい家庭をもったがゆえの葛藤が芽生える。最後に主人公が下した決断は…。この作品によって作者は画力だけでメッセージを伝えるというマンガの新境地を見出したようだ。

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    2012年01月02日
  • 武田勝頼(一) 陽の巻

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    ネタバレ

    「武田信玄」を読み終えた後、そのまま続編を読みたくて。

    原題は「続・武田信玄」だそうです。
    その次が、
    大久保長安を主人公にした「続々・武田信玄」だけど、
    絶筆になったのかな。

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    2011年12月19日
  • 聖職の碑

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    読みたい
    登山好き、新田次郎好きの友達に借りた。八甲田山もこの人に借りた。
    教育者なら絶対読むべき二冊のうちの一冊だと。もう一冊は「エミール」だって。そうなんですか?

    2011/10/11
    読み終わった

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    2011年10月20日
  • 武田勝頼(一) 陽の巻

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    武田勝頼(全3巻)(講談社文庫)
    戦国時代 三代目武田勝頼公の人生を描いた物語。清和源氏の新羅三郎義光から続いた武田家が平家の織田信長の策により滅んでいく部分がロマンあり歴史的にも儚くも感じる。

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    2011年10月15日
  • 武田信玄 風の巻

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    武田信玄 (全4巻) (文春文庫)
    戦国時代 武田信玄公の一生涯についての作品 信玄と家臣との絆や川中島でのライバル謙信との戦いそして家康への威圧、終身まで描かれている。

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    2011年10月15日
  • 武田信玄 火の巻

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    ネタバレ

    今川氏の崩壊したのがメイン。
    サブで、忍びのあかねが活躍が目立つ。

    信玄は、老いてくるが精神的には高揚ぶりと歳の戦いが年齢と共に熟知してくる。

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    2011年10月12日
  • 銀嶺の人(下)

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    上巻とはまた違った角度からの山へのアプローチ。
    こういう感じも面白い!
    この人の本は、物語を具体的に1〜10で書くのではなくて
    1〜10の物語をあえてA,B,C,,,で書くようなイメージ。伝わりづらいんだけど(笑
    何か一つの出来事が実際に起こって、それを具体的に文章で書いてるんだけど、読んでいる側は観念的な主張を受け取ったような感覚になる。
    どこかちょっと非現実的だったり、あえて具体的に書かないところがあったりするからきっとそう感じるんだと思う。
    結末を楽しみにする本というより、本がもつ印象をぼん、っと受け取るような本です。

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    2011年10月03日
  • 武田信玄 風の巻

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    もし・・・が許されるなら

     去年の秋から読みたかった「武田信玄」。

     歴史小説なんだから筋はわかっているし、それを変えようもないのだが、時代を語るでもなく、人物にのめり込むのでもなく、ただ淡々と語る新田節が光る。

     もし、武田信玄が後少しだけ生きていたらどうなっただろうな。それを想像するのはおもしろいね。

     また、この作品は毎月30ページでちょうど100回=8年間にわたり歴史読本に連載したそうだ。ラストは、作者も感極まったことだろうなぁ。

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    2011年09月14日
  • 孤高の人 16

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    ネタバレ

    「加藤文太郎」、彼はどこまで自分の夢に向かって一人で突き進むのか。自分の心との葛藤を見事にマンガにしているのに感動する。

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    2011年09月02日
  • 武田信玄 林の巻

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    川中島の戦い、桶狭間の戦いも明瞭に書かれてる。
    山本勘助の活躍ぶりに感動。戦国の人達は、身体が強かったように感じる。
    上杉謙信の毘沙門天も出てくる。

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    2011年09月01日
  • 孤高の人 1

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    ストイックに山にのめりこんでいく人達の話。

    原作とはストーリーが異なるけれど、実在したクライマーの生涯をきれいな絵でリアル描かれていて、こっちもハマります。
    色んなところでからまっている人間ドラマには怖さでゾクっと鳥肌がたちました。

    主人公の文太郎が葛藤しながら進んでいくのが面白い!

    けど、のほほんとは読めないので☆は4つ。

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    2011年08月13日
  • 銀嶺の人(下)

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    実在する女性クライマー今井道子さんと若山美子さんをモデルにした山岳小説。これを読んだあと、追浜の鷹取山に行ってください。感動すること間違いなし!山好きならお勧め!

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    2011年07月26日
  • 槍ヶ岳開山

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    映画、『剱岳』を見て、この『槍ヶ岳開山』を読んでみた。

    どちらもはじめての登頂を目指すのだが、中身はちょっと違う。

    高校生のとき、登山競技ではペーパーテストがあった。その問題で、播隆上人の名前が確か出てきた記憶がある。しかし、この本は読んだことが無かった。

    農民が百姓一揆を経て僧侶になり、笠ヶ岳の再興、槍ヶ岳開山へ取り組んでいく、播隆上人の半生の物語です。心に迷いがある人、自殺を考えてしまう人にお薦めの一冊です。一心不乱にいきることが大事です。

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    2011年06月26日
  • 武田勝頼(三) 空の巻

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    ついに甲斐武田家が滅亡してしまう完結編。

    勝頼公や真田昌幸や若手武将達が必死に支えても、
    あっという間に崩れてしまう甲斐武田氏。
    重要人物の裏切りにより、家中には不寛容が蔓延し、
    敵の甘い誘いに乗ってしまい、次々と離反者が続出する。

    この小説を読む前は勝頼公は被害者として
    描かれていると思ったが、必ずしもそうでは無く、
    決して家中を乱れさせなかった家康公との対比により、
    穴山梅雪の離反を招いてしまった自身の失敗も描いている。

    息子を斬られても怒りを堪えた家康公と、
    娘の縁談を怒りを露わにして突っぱねた勝頼公。
    現代の価値観では勝頼公の方が人としてまともだが、
    乱世では家康公の方が正しかっ

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    2014年08月18日
  • 武田勝頼(二) 水の巻

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    甲陽軍鑑等の勝頼無能説を真っ向から否定していく。

    長篠の戦いでは鉄砲に負けたのでは無く、
    信長の策略にかかり、穴山信君が勝手に
    退却した事が原因であることを強調する。

    大敗してもめげずに、
    人事を再編し、鉄砲鋳造に乗り出し、
    武田家再興のために奮闘する勝頼公。

    「武田信玄」では悪者だった上杉謙信の影は薄い。
    そして「信玄」でもそういう描き方だったけど、
    北条氏政は身勝手で無能に描かれている。

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    2014年09月21日
  • 武田勝頼(一) 陽の巻

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    家を潰した三代目の話。

    苦労人で人の気持ちが分かり、
    部下の対立を未然に回避した家康と、
    家中の分裂を回避出来なかった勝頼。

    天下統一のためには手段を選ばない信長と、
    正々堂々と戦う事に拘る勝頼。

    という具合に対照的に描かれている。
    新田先生は謙信公や信長公を悪く書く事には躊躇無かったが、
    信玄公を尊敬していた家康公を悪人として書くには抵抗があったんだろうなあ。

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    2014年09月21日