新田次郎のレビュー一覧

  • 小説に書けなかった自伝

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    中央気象台の職員として物書きのアルバイトを始めた時代から、役人と作家の二足のワラジ時代を経て、作家専業なってから逝去する4年前までをつづっている。まったくの素人が中年からプロの作家になれた秘密は、役人時代、毎日夜7時から11時までを執筆にあて、そのペースを崩さなかったという著者の勤勉な性格であろう。職場での嫌な奴、故郷諏訪の人々の複雑な性格など躊躇することなく書かれており、気持ち良く読めた。妻と息子によるあとがきというのも凄い。

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    2012年06月26日
  • 小説に書けなかった自伝

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    人間の根源を見据えた新田文学、苦難の内面史。
    昼働き、夜書く。ボツの嵐、安易なレッテル、職場での皮肉にも負けず。

    本書は、気象庁職員にして直木賞作家であった新田次郎による赤裸々な自伝である。新田次郎というと、武田信玄に代表される、歴史作家というイメージが強かったが、創作初期は、山岳小説家であったという事がわかる。(本書を読むと、本人は山岳小説家と称されることを嫌っていたこともわかる)

    学歴(東大卒、理学博士)が幅を利かす官界において、専門学校出身の新田次郎は、コンプレックスを抱く。自伝では、生活の足しにするため執筆活動を始めたとあるが、その鬱憤が創作活動へ駆り立てたのかもしれない。(

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    2012年06月25日
  • 小説に書けなかった自伝

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    新田次郎、山登りを趣味としながら何か手にしづらく、今まで読んだのは数冊であった。
    彼は気象庁の役人でありながら直木賞作家という二束のわらじを送る。役人としての仕事の取り組み、小説家としての苦悩。自伝だから少し美化してるかなと思われるが時系列に詳細に描く文体は両方の仕事を真摯に取り組んでる姿が想像できる。
    彼が「山岳小説」というレッテルを拒否し、あくまでも小説で人間を描いてると言う場面はいちばん印象に残った。

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    2012年06月20日
  • 小説に書けなかった自伝

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    公務員技術者としての職業倫理に支えられ、着実に仕事を世に出していった新田次郎の幸せな作家人生がわかる。原稿締切に遅れたことはないというのがその証拠。森博嗣も締切を守らなかったことはないそうだな。
    井上靖や新田次郎の作品は、人文系の小説批評からは無視されていたのかもしれないが、国民的作家として死後20年以上たってもきちんと読者は残っている。

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    2018年10月14日
  • 孤高の人 4

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    割と激動。先生の話、同じ登山家の話、同級生の話。普通の生活してないよな。一般論からは超越してるかも。

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    2012年05月24日
  • 孤高の人 1

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    クライミング漫画。最初からかなり天才的なきらいがあるが、クライミングに引っ張りこむ勢いはある。伏線も大量にあるので楽しみ。
    どうでもいいが、夕実って内山夕実が思い浮かぶアニメ脳。

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    2012年05月16日
  • 孤高の人 1

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    新田次郎の小説を漫画化。
    絵が凄く上手い。
    クライミングや登山シーン、ギアがかなりリアルです。
    また主人公の孤独感がヒリヒリ伝わってきます。

    後半出てくる主人公の恋人はなちゃんがかなり可愛い。
    めっちゃタイプです(笑)

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    2012年05月13日
  • 雪のチングルマ

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    表題作「雪のチングルマ」遭難事故の客観的な状況からは窺えない、その裏に隠れる登山者の心理状態、山には何かがいる、と思わされる。

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    2012年03月09日
  • 聖職の碑

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    ネタバレ

    大正三年におきた中箕輪尋常高等小学校の修学登山事故を洗い直し、新田次郎の手によってドキュメンタリー風に書き出された山岳小説である。
    初版は昭和五十一年。構成は三部立てとなっており、第一章は登山という行事がどのような教育理念の下に行われるのかを当時の状況を以って示し、第二章で事故のあらましがドキュメント風に描かれる。最後の第三章では、事故後の人々の対応と、現代まで登山行事が長野で行われる理由が明かされている。

    本書にあるように、私の母校も戦後から毎年修学登山を行っており、私自身も経験していたが、まさかこのような背景があるとは知らず、もっと早く知っておけばよかったと思った。
    山国である信州におい

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    2012年02月20日
  • 孤高の人 1

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    ☆3.5。ロック・クライミング/登山の漫画。「岳」とは全く異なる判り易いスポーツ系王道的な展開。時間があれば続きを読みたい。元々同名の実在する登山家をモデルとした小説を原案にしているようだが話の内容は大きく異なるようだ。

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    2012年01月04日
  • 孤高の人 17

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    孤独のなかで山とともに生きてきた主人公の心のうちに、温かい家庭をもったがゆえの葛藤が芽生える。最後に主人公が下した決断は…。この作品によって作者は画力だけでメッセージを伝えるというマンガの新境地を見出したようだ。

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    2012年01月02日
  • 武田勝頼(一) 陽の巻

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    ネタバレ

    「武田信玄」を読み終えた後、そのまま続編を読みたくて。

    原題は「続・武田信玄」だそうです。
    その次が、
    大久保長安を主人公にした「続々・武田信玄」だけど、
    絶筆になったのかな。

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    2011年12月19日
  • 聖職の碑

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    読みたい
    登山好き、新田次郎好きの友達に借りた。八甲田山もこの人に借りた。
    教育者なら絶対読むべき二冊のうちの一冊だと。もう一冊は「エミール」だって。そうなんですか?

    2011/10/11
    読み終わった

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    2011年10月20日
  • 武田勝頼(一) 陽の巻

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    武田勝頼(全3巻)(講談社文庫)
    戦国時代 三代目武田勝頼公の人生を描いた物語。清和源氏の新羅三郎義光から続いた武田家が平家の織田信長の策により滅んでいく部分がロマンあり歴史的にも儚くも感じる。

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    2011年10月15日
  • 武田信玄 風の巻

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    武田信玄 (全4巻) (文春文庫)
    戦国時代 武田信玄公の一生涯についての作品 信玄と家臣との絆や川中島でのライバル謙信との戦いそして家康への威圧、終身まで描かれている。

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    2011年10月15日
  • 武田信玄 火の巻

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    ネタバレ

    今川氏の崩壊したのがメイン。
    サブで、忍びのあかねが活躍が目立つ。

    信玄は、老いてくるが精神的には高揚ぶりと歳の戦いが年齢と共に熟知してくる。

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    2011年10月12日
  • 銀嶺の人(下)

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    上巻とはまた違った角度からの山へのアプローチ。
    こういう感じも面白い!
    この人の本は、物語を具体的に1〜10で書くのではなくて
    1〜10の物語をあえてA,B,C,,,で書くようなイメージ。伝わりづらいんだけど(笑
    何か一つの出来事が実際に起こって、それを具体的に文章で書いてるんだけど、読んでいる側は観念的な主張を受け取ったような感覚になる。
    どこかちょっと非現実的だったり、あえて具体的に書かないところがあったりするからきっとそう感じるんだと思う。
    結末を楽しみにする本というより、本がもつ印象をぼん、っと受け取るような本です。

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    2011年10月03日
  • 武田信玄 風の巻

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    もし・・・が許されるなら

     去年の秋から読みたかった「武田信玄」。

     歴史小説なんだから筋はわかっているし、それを変えようもないのだが、時代を語るでもなく、人物にのめり込むのでもなく、ただ淡々と語る新田節が光る。

     もし、武田信玄が後少しだけ生きていたらどうなっただろうな。それを想像するのはおもしろいね。

     また、この作品は毎月30ページでちょうど100回=8年間にわたり歴史読本に連載したそうだ。ラストは、作者も感極まったことだろうなぁ。

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    2011年09月14日
  • 孤高の人 16

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    ネタバレ

    「加藤文太郎」、彼はどこまで自分の夢に向かって一人で突き進むのか。自分の心との葛藤を見事にマンガにしているのに感動する。

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    2011年09月02日
  • 武田信玄 林の巻

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    川中島の戦い、桶狭間の戦いも明瞭に書かれてる。
    山本勘助の活躍ぶりに感動。戦国の人達は、身体が強かったように感じる。
    上杉謙信の毘沙門天も出てくる。

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    2011年09月01日