新田次郎のレビュー一覧

  • 孤高の人(下)

    Posted by ブクログ

    自分はにわか登山好きですが、登山を愛する人は必ず読んだ方がいいと思います。
    大正から昭和にかけての大登山家、加藤文太郎の登山へ想いや葛藤、日頃の社会人生活、結婚生活、最後に待ち受ける死まで、1人の漢を描き切っています。
    自分は正直途中までフィクションだと思って読んでいました。
    途中から実在した人物だと知り、事実は小説よりも奇なりはこのことだなと思いました。
    クライマックスに向けて、読んでいて切なくなりますが、それでも読んで良かったと思える一冊です。

    0
    2026年05月08日
  • 孤高の人(上)

    Posted by ブクログ

    自分はにわか登山好きですが、登山を愛する人は必ず読んだ方がいいと思います。
    大正から昭和にかけての大登山家、加藤文太郎の登山へ想いや葛藤、日頃の社会人生活、結婚生活、最後に待ち受ける死まで、1人の漢を描き切っています。
    自分は正直途中までフィクションだと思って読んでいました。
    途中から実在した人物だと知り、事実は小説よりも奇なりはこのことだなと思いました。
    クライマックスに向けて、読んでいて切なくなりますが、それでも読んで良かったと思える一冊です。

    0
    2026年05月08日
  • 武田信玄 山の巻

    Posted by ブクログ

    武田信玄の一生を事細かく記載されています。
    最初の2巻は信玄がまだ若く、有名な戦とかは出てきませんが(マニアな方は否定されるかもしれませんが)、後半にかけてグッと面白くなります。
    若い頃は戦とか女しか頭になかったり、大胆に見えて緻密に計算して戦に臨んだりと、武田信玄も人間像を上手く描いています。
    最後の山の巻は、病気でなければ信長だって攻略できたと思ってしまい、「もう終わってしまうのか、まだ終わらないでくれ」と思ってしまうほど、武田信玄の想いが詰まっています。

    0
    2026年05月06日
  • 武田信玄 火の巻

    Posted by ブクログ

    武田信玄の一生を事細かく記載されています。
    最初の2巻は信玄がまだ若く、有名な戦とかは出てきませんが(マニアな方は否定されるかもしれませんが)、後半にかけてグッと面白くなります。
    若い頃は戦とか女しか頭になかったり、大胆に見えて緻密に計算して戦に臨んだりと、武田信玄も人間像を上手く描いています。
    最後の山の巻は、病気でなければ信長だって攻略できたと思ってしまい、「もう終わってしまうのか、まだ終わらないでくれ」と思ってしまうほど、武田信玄の想いが詰まっています。

    0
    2026年05月06日
  • 武田信玄 林の巻

    Posted by ブクログ

    武田信玄の一生を事細かく記載されています。
    最初の2巻は信玄がまだ若く、有名な戦とかは出てきませんが(マニアな方は否定されるかもしれませんが)、後半にかけてグッと面白くなります。
    若い頃は戦とか女しか頭になかったり、大胆に見えて緻密に計算して戦に臨んだりと、武田信玄も人間像を上手く描いています。
    最後の山の巻は、病気でなければ信長だって攻略できたと思ってしまい、「もう終わってしまうのか、まだ終わらないでくれ」と思ってしまうほど、武田信玄の想いが詰まっています。

    0
    2026年05月06日
  • 武田信玄 風の巻

    Posted by ブクログ

    武田信玄の一生を事細かく記載されています。
    最初の2巻は信玄がまだ若く、有名な戦とかは出てきませんが(マニアな方は否定されるかもしれませんが)、後半にかけてグッと面白くなります。
    若い頃は戦とか女しか頭になかったり、大胆に見えて緻密に計算して戦に臨んだりと、武田信玄も人間像を上手く描いています。
    最後の山の巻は、病気でなければ信長だって攻略できたと思ってしまい、「もう終わってしまうのか、まだ終わらないでくれ」と思ってしまうほど、武田信玄の想いが詰まっています。

    0
    2026年05月06日
  • アラスカ物語

    Posted by ブクログ

    読点の打ち方などのちょっとした違和感はあったが、ストーリー自体が面白く、夢中になって読んだ。主人公の意志や精神の強さと、崇高な自己奉仕精神に圧倒された。

    0
    2026年05月02日
  • アラスカ物語

    Posted by ブクログ

    いやー、感動した。過去1年で読んだ本で一番良かったかもしれない。
    明治時代に東北の名家に生まれ、アラスカに渡ってエスキモーたちを率いたフランク安田の人生を取材し、それをもとに書かれた、ノンフィクションに近い小説である。
    フランク安田は身動きできなくなった船の助けを呼ぶために一人何十マイルの旅に出て、たまたまエスキモーに助けられた。それをきっかけにエスキモーたちと暮らしていくことになる。エスキモーは鯨やアザラシなどを獲って生きている。白人たちの乱獲で海獣がいなくなり村は飢餓に襲われ、疫病もあり絶滅しそうになった。村人を助けるべく、また旅に出て、インディアンに会い、ゴールドラッシュに乗じてエスキモ

    0
    2026年04月30日
  • 八甲田山死の彷徨

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    真冬に読んではいけない。
    なぜなら、凍える寒さが真に迫ってくるから。そのくらい冬山遭難の描写は凄まじい。
    モデルとなっているこの最悪の冬山遭難事故は明らかに人災である。ひとつひとつの見積もりの甘さや、個人の行き違いなどがあったために起こった悲劇であるが、本当は避けられたのではないか。などと思ってしまう。

    0
    2026年03月09日
  • 富士山頂

    Posted by ブクログ

    富士山頂に気象レーダを建設する
    という大事業を成し遂げる
    気象庁測器課葛木章一の物語
    昭和38年から39年ごろのお話
    山頂に物資を運ぶことから
    建築過程の苦労
    雪のない短時間での作業
    そして国への予算のお伺い
    業者はどこにするのか
    さまざまな人間関係も絡み合ってはいるが
    とにかく山頂の気候との
    兼ね合いから早く進めないと
    どうにもならない
    苦悩する葛木
    新田次郎の代表的な作品であり、
    本人の実体験でもあるようです

    大変興味深く読んだ
    プロジェクトXの第一回放送でも
    取り上げられていたらしい
    人の努力は計り知れない
    今、人間がこうして暮らしているのも
    こんな努力が数え切れないほど
    あるからなの

    0
    2026年02月22日
  • 八甲田山死の彷徨

    Posted by ブクログ

    124年前に起きたこの事件を、今の感覚で、誰が悪かったのかと断じることはできないと思った。

    極寒の中、前例のない雪中行軍で、正しい判断を下すことが無謀にも程がある。

    雪山という自然界の厳しさと、個人の意思では抗えない縦社会の権力。
    その両方から逃れられない状況は、残酷でしかなかった。

    権力を持つ者が、立場の弱い者の命を軽く扱ってしまうこと。
    それは過去の出来事ではなく、今も繰り返されている人間の怖さだと思う。

    0
    2026年02月05日
  • アラスカ物語

    Posted by ブクログ

    フランク安田の人間性やエスキモーの文化など、とても面白かった。もう一回読みたいくらい。浅田さんの文体もシンプルで表現が正確で好きだった。

    0
    2026年01月12日
  • 武田信玄 火の巻

    Posted by ブクログ

    2026.01.06記
    川中島の戦いを終えると、ちょっと忘れていた父信虎からの使者が来る。
    この辺りが上洛への布石であろう。読者も 川中島の戦いの余韻を京都へと向け始めるきっかけにしている「起承転結」の「転」は極めて上手いと言える。
    そして、逍遙軒(しょうようけん)武田信廉(たけだのぶかど)が明確に現れる。影武者として活躍しながらも、文才が高く、武将というよりも風流人の資質が高い。
    そして、義信謀反の前触れとして、信玄親子の温泉「志摩の湯」での対話が描かれる。これは作者の創作であろうが、歩み寄ろうとする信玄に対して、 断じて自分の持論を譲ろうとしない義信が描かれる。
    そして、兄、飯富(おぶ)兵

    0
    2026年01月07日
  • 武田信玄 林の巻

    Posted by ブクログ

    2026.01.06記
    有名な上杉謙信(まだ長尾景虎だが)の登場。三国同盟。剃髪して晴信から信玄へ。桶狭間の戦い、川中島の戦い。武田信繁の死。長男、裏切りの下準備。
    武田信玄ファンであれば、こうしたバラバラとした事件は耳にしたことがあるだろうが、どこがどう時系列と原因・結果で繋がっていくという感じが、とても心地よかった。

    また、実際には長尾景虎が登場していないにも関わらず、山本勘助からのセリフから推測させる長尾景虎の頭の良さと、信玄との違いを感じさせる記述が上手い。
    全く異なる場所で活躍していた信長との接点を、山本勘助を使って描き出す表現力。
    歴史書ではなく、あくまでも小説であるということを

    0
    2026年01月07日
  • 武田信玄 風の巻

    Posted by ブクログ

    2026.01.05記
    これを読まずして武田信玄は語れない。
    武田信玄の理解の傑作!

    武田信玄の生涯は大きく分けることができる。
    ①父、信虎を追い出し、砥石崩れまで。
    ②山本勘助の活躍する川中島の戦い。
    ③長男、義信の裏切りと後継者勝頼まで。
    ④病気を押して戦をする三方原の戦い。

    この絶妙な流れを風林火山として四冊にまとめ上げ、天才的文章で、今まさに同時代に生きているかのような錯覚に陥らせるほどの内容となっている。

    小説家井上靖氏も、 武田信玄を書くことに試みているが、どうもそちらは単なる恋物語にしていて、歴史的深みのような重みを 感じさせなかった。

    新田次郎氏は、まさしく、この『武田

    0
    2026年01月05日
  • アラスカ物語

    Posted by ブクログ

    宮城の裕福な家庭に生まれながら、家庭の事情で不遇な生活を送ることとなり、一念発起して渡米した安田恭輔。北極警備の船員として生活の糧を得るが、人種差別にあい、遭難しかけた船から追い出されるように救助に向かう。奇跡的に救助は成功するが、船には戻らず、現地のエスキモーと生活することを選択する。その後は、エスキモーの1人として、頑なに部族に貢献し、絶滅しかけた一族を内部へ移住させることに成功し、エスキモーのモーゼと称される。日本人でこれほど現地に影響を与えた人はいないと思えるほどだが、ほとんど知られていないのは残念。旅行記というには重たい物語だが、カナダや北極圏に旅したくなる一冊。

    0
    2025年10月28日
  • 強力伝・孤島

    Posted by ブクログ

    徳川家康の遺訓を思い出した。

    人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。

    この小説は人の一生ではないかと思ってしまった。重荷(本書でいう巨石)は人それぞれだろうけど。

    0
    2025年10月27日
  • P+D BOOKS 強力伝 ~二十世紀最後の職人の魂~

    Posted by ブクログ

    徳川家康の名言を思い出した。

    人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず

    「重い石を担いで山に登って行く姿は人生そのもの」いうメタファーがあるように感じた。

    0
    2025年10月26日
  • 武田信玄 山の巻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    西上の夢を追いかける信玄の最期を見届けていたら、涙が止まらなくなってしまった。いつのまにか私も信玄公の虜になっていたようだ。
    信玄があと10年早く武田家の長になっていたら、どんな歴史になっていたんだろうって思いを巡らざるを得ないなぁ。

    家康陣営があれほど怯える騎馬隊も、張り巡らされた策略も、敵を感嘆させるほどの隊列も、すべて西上のため。信長からしたらマジか、あっぶねー...セーフ...って感じだろうけど、やっぱり真正面から戦ってほしかった気持ちはある。

    これ以降衰退の一途を辿る勝頼時代を見届けるのはあまりに辛すぎたので、正直ここで終わってくれて助かりました。記憶に残る本だった!読んでよかっ

    0
    2025年10月07日
  • 八甲田山死の彷徨

    Posted by ブクログ

    映画に感化されて八甲田山観光、その前に予習。
    よかった!おそろしかった!
    映画を見ているので、雪地獄がビジュアルで浮かぶ。

    映画と違い、徳島隊が三本木にたどり着くまでの過酷な道のりを示し、神田隊が来ていないことを知りぞっとする。そして死へ行進が幕を開ける…素晴らしい構成で、青森隊出立からは最後まで止まらない勢い。

    1番のハイライトはさわの道案内。吹雪にもかかわらず、ワクワクするような爽やかで明るい行軍となった。

    日露戦争に向けた、当時の空気をひしひしと感じる。たかだか数十年前に誕生し、急速に力を持った支配階級・軍人を、市井の人々はどう見ていたのか。
    最後の立川中将の「軍兵増強と知名度を勝

    0
    2025年09月30日