新田次郎のレビュー一覧

  • 孤高の人(上)

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     山岳小説の代表作とも言える作品です。昭和初期に活躍した単独行の加藤文太郎、その凄さはもちろんですが、新田次郎の山の描写がそれはそれは見事で、まるで詩を詠んでいるようです。
     加藤文太郎が辿った山道には、私が歩いた所もあり、その情景を懐かしく思い描くことができました。そして文太郎の心境がダイレクトに伝わって来て、感情移入しながら読み進めている自分がいました。まだまだ上巻、これから下巻でどんな展開になるか楽しみです。

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    2022年07月29日
  • 強力伝・孤島

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    短編集。八甲田山、凍傷などどれも冬を題材としており冬休みに読むのにとっても適していた。それぞれの主人公の固執、執着が伝わってくる内容であった。あとがきに記載されているように筆者はきらびやかな記述はないがシンプルな表現で文章を作成しており大変勉強になった。物語のラストもあっさりと記載されており、内容の理解に2回、3回と読み直しが必要であった。

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    2020年01月03日
  • 冬山の掟

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    冬山で遭難する系の短編小説集。男女の色恋に起因する話とかが多い。解説も、戦後にスポーツとしてポピュラーになっていく登山というものを捉えていて面白い。

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    2019年09月02日
  • 芙蓉の人

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    途中から読むのが辛くなるほど壮絶で過酷。
    でも読まずにはいられない熱量があった。

    ちなみに、
    あとがきや解説ってあまり面白く感じないことが
    自分の場合殆どなんだけど、この本はあとがきまで
    読んで完結したって感じました。

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    2019年07月18日
  • アラスカ物語

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    後世に語り継ぎたい日本人の偉人である。
    新田の綿密な取材と筆力あふれる大作。昔ながらの気質ながらやりとげる意思のある人物が魅力。女性も頼もしくてよろしい。失われた美徳を見るのはいいことだ。

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    2019年04月19日
  • ある町の高い煙突

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    日立グループとのお取引があり、小平記念館をご案内頂いた際に映画化されると紹介された。自らはまず選ばないタイトルと表紙の本。でも読んでみたら本当に感動しました。馬に乗って学校に通うなど時代背景が今とずいぶん違うが、読んでるうちにその時代と場所に自然と入り込めます。恋愛小説としても面白かったです。

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    2019年04月14日
  • 芙蓉の人

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    意義深く、偉大な仕事に打ち込めること。
    その想いに寄り添ってくれる人がいること。

    この二つ、自分の人生に出逢えれさえすれば。
    その人は大成功したと言えるんだと、思いました。

    ありきたりですが。
    一人で戦うのはある意味簡単で。
    自分に続く二人目を得れること。
    この二人目の熱さで。
    翻って己の人生が決まるんですね。

    この本ではそれが妻でした。
    それが相棒でも友人でも敵でも。
    一人ではない人生になれること。
    そのもの自体が、大事な気がしました!

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    2019年03月26日
  • 孤高の人(上)

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    パーティーを組んで登るのが常識とされていた山へ単独行で向かい、数々の山嶺を踏破した加藤文太郎のノンフィクション的小説。
    なぜ山に登るのか、他の追随を許さない卓越した登山者である彼もまたその疑問を懐に抱えていた。答えは出ず、山に登り続けることでしか見付けられないのだと考える。
    単独行を続けながらも人を恋しいと思い、けれどどうしても他者と打ち解けられない加藤の心の葛藤に人間味を感じる。
    槍ヶ岳付近で星を見た時の叙述に、登山の魅力の一端が垣間見えた気がした。
    「いま彼の見ている星は平面上の星ではなかった。星は彼を囲繞していた。星の中に彼はいた~~」

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    2019年03月15日
  • 芙蓉の人

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    ネタバレ

    私費を投じて気象観測の道を切り開いた男と、支えた女。粗筋を知っていたが、明治の夫婦の並なみならぬ覚悟に胸うたれる。しかし、現代ならばマスコミやネットで…と思わないでもない。凄まじい冬山の猛威に挑み、夢半ばで倒れた無念さに涙溢れる。

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    2019年02月26日
  • 孤高の人(上)

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    知人の紹介で読み始めた本。
    神戸の山々が出てきて、関西の登山好きは読んでて嬉しい。
    しかし後半の冬山がメインになってきてからは、スリルと修行僧の様な主人公にとまどう。
    読んで目的を理解している人すらこうなのだから、実際に会社とかで彼を見てただろうは人にはほんと珍妙だっただろう。
    というか、理解できず恐怖や排斥心があっても不思議でない。
    実際には山を登る人は、陽気な口達者な人も多いけど、こういう無口で孤独を愛する人もいるなあ、としみじみ思う。

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    2019年01月24日
  • 孤高の人(下)

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    ネタバレ

    この下巻で加藤文太郎は死んでしまう。なぜ人は自らの身を危険にさらしてまでして山に登るのか…そんな登山者の命題を深く考えさせらる1冊。

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    2019年01月17日
  • 孤高の人(上)

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    山好きなら一度は手に取ったことがあるはず。登山者のバイブルと言っても過言ではない1冊。主人公の加藤文太郎が単独行のこだわる理由がわかります。

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    2019年01月17日
  • 孤高の人(下)

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    奥さんと子どもができて幸せそうにしてた加藤文太郎が。
    最後の方は悲しい思いでページをめくっていきました
    小説っていいなと思えた本でした。
    ただ実話を基に作られているから悲しさも倍増です

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    2018年12月16日
  • 孤高の人(上)

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    小説自体が久しぶりだったのもありますが、
    毎日夜に数ページだけど読むのが、
    日々の楽しみな小説でした。
    これを読んで、毎日会社に歩いて通勤する気にもなり、
    山も登りたくなりました。
    一つのことにストイックに向き合うことってかっこいいですね。

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    2018年12月16日
  • アラスカ物語

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    大河小説というのだろうか。極北の大地でエスキモーの信頼を勝ち得た主人公の一生が圧倒的迫力で綴られている。

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    2018年12月11日
  • 武田信玄 風の巻

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    武田信玄の事は何も知識なく読み始めたけど
    分かりやすい説明と後ろの地図で全体を把握して読めるので、女性向きでもあるかも知れない。
    信玄の父親を追放する所から始まって甲信を制圧していく途中で1巻が終了する。
    宿老の諫言を聞かず無茶をして無駄死にさせたり徹底的な敗北、裏切りなど勝ち進んできたと思っていたけどそうじゃないんだ色々な経験があって信玄が出来たのだと勇気をもらえる内容。

    歴史小説にある人物の多さには挫折するけど、早く内容を知りたいと思える分かりやすい小説。

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    2018年10月21日
  • 孤高の人 1

    面白い

    ストイックな文太郎の生き方がいい。

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    2018年09月06日
  • 孤高の人(上)

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    ネタバレ

    昭和初期に、単独行で名を馳せた、加藤文太郎の人生を追った小説。本当は優しいのに人づきあいが下手な加藤が、山にのめりこんでいき、やがて数々の冬山の単独行で有名になる。そんな彼も結婚し、子供をもうけて、山を控えるようになるが。。
    新田次郎の乾いた、しかし鋭い筆で描かれる山行のシーンに引き込まれます。実在の人物をもとに描かれたと思われる登場人物たちも、個性豊かで映画のよう。
    加藤と同じ生き方はできないけれど、彼の人生や仕事、そして山に対する真摯な姿勢には大きな感銘を受けました。

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    2018年08月31日
  • 八甲田山死の彷徨

    購入済み

    感想

    指揮官はどうあるべきかを学びました。

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    2018年08月26日
  • アルプスの谷 アルプスの村

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    多数の山岳小説を上梓している新田次郎氏が、昭和36年に初めてヨーロッパアルプスを旅した紀行文。
    初めての感動は何物にも代えがたい。
    アイガー、マッターホルン、ユングフラウ。
    山々も、特別に美しい姿を披露してくれたようだ。

    スイスアルプスと牧歌的な風景の美しさに感激し、ややはしゃぎ気味から、フランスに入ると同じアルプスでも暗い色彩と貧しい村、とても客を乗せるものとも思えないバスとその運転手に驚く。

    登山家たちの遺品を見たり、墓を訪れたり。

    やがて、しきりと故郷の長野の地名が出てくるようになる。
    上高地に似ている、志賀高原を思い出す、と。
    旅に疲れ、里心がついてきたのだろう。

    アルプスの旅

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    2018年03月10日