新田次郎のレビュー一覧

  • 孤高の人(上)

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    パーティーを組んで登るのが常識とされていた山へ単独行で向かい、数々の山嶺を踏破した加藤文太郎のノンフィクション的小説。
    なぜ山に登るのか、他の追随を許さない卓越した登山者である彼もまたその疑問を懐に抱えていた。答えは出ず、山に登り続けることでしか見付けられないのだと考える。
    単独行を続けながらも人を恋しいと思い、けれどどうしても他者と打ち解けられない加藤の心の葛藤に人間味を感じる。
    槍ヶ岳付近で星を見た時の叙述に、登山の魅力の一端が垣間見えた気がした。
    「いま彼の見ている星は平面上の星ではなかった。星は彼を囲繞していた。星の中に彼はいた~~」

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    2019年03月15日
  • 芙蓉の人

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    ネタバレ

    私費を投じて気象観測の道を切り開いた男と、支えた女。粗筋を知っていたが、明治の夫婦の並なみならぬ覚悟に胸うたれる。しかし、現代ならばマスコミやネットで…と思わないでもない。凄まじい冬山の猛威に挑み、夢半ばで倒れた無念さに涙溢れる。

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    2019年02月26日
  • 孤高の人(上)

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    知人の紹介で読み始めた本。
    神戸の山々が出てきて、関西の登山好きは読んでて嬉しい。
    しかし後半の冬山がメインになってきてからは、スリルと修行僧の様な主人公にとまどう。
    読んで目的を理解している人すらこうなのだから、実際に会社とかで彼を見てただろうは人にはほんと珍妙だっただろう。
    というか、理解できず恐怖や排斥心があっても不思議でない。
    実際には山を登る人は、陽気な口達者な人も多いけど、こういう無口で孤独を愛する人もいるなあ、としみじみ思う。

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    2019年01月24日
  • 孤高の人(下)

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    ネタバレ

    この下巻で加藤文太郎は死んでしまう。なぜ人は自らの身を危険にさらしてまでして山に登るのか…そんな登山者の命題を深く考えさせらる1冊。

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    2019年01月17日
  • 孤高の人(上)

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    山好きなら一度は手に取ったことがあるはず。登山者のバイブルと言っても過言ではない1冊。主人公の加藤文太郎が単独行のこだわる理由がわかります。

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    2019年01月17日
  • 孤高の人(下)

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    奥さんと子どもができて幸せそうにしてた加藤文太郎が。
    最後の方は悲しい思いでページをめくっていきました
    小説っていいなと思えた本でした。
    ただ実話を基に作られているから悲しさも倍増です

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    2018年12月16日
  • 孤高の人(上)

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    小説自体が久しぶりだったのもありますが、
    毎日夜に数ページだけど読むのが、
    日々の楽しみな小説でした。
    これを読んで、毎日会社に歩いて通勤する気にもなり、
    山も登りたくなりました。
    一つのことにストイックに向き合うことってかっこいいですね。

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    2018年12月16日
  • アラスカ物語

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    大河小説というのだろうか。極北の大地でエスキモーの信頼を勝ち得た主人公の一生が圧倒的迫力で綴られている。

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    2018年12月11日
  • 武田信玄 風の巻

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    武田信玄の事は何も知識なく読み始めたけど
    分かりやすい説明と後ろの地図で全体を把握して読めるので、女性向きでもあるかも知れない。
    信玄の父親を追放する所から始まって甲信を制圧していく途中で1巻が終了する。
    宿老の諫言を聞かず無茶をして無駄死にさせたり徹底的な敗北、裏切りなど勝ち進んできたと思っていたけどそうじゃないんだ色々な経験があって信玄が出来たのだと勇気をもらえる内容。

    歴史小説にある人物の多さには挫折するけど、早く内容を知りたいと思える分かりやすい小説。

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    2018年10月21日
  • 孤高の人 1

    面白い

    ストイックな文太郎の生き方がいい。

    1
    2018年09月06日
  • 孤高の人(下)

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    ネタバレ

    昭和初期に、単独行で名を馳せた、加藤文太郎の人生を追った小説。本当は優しいのに人づきあいが下手な加藤が、山にのめりこんでいき、やがて数々の冬山の単独行で有名になる。そんな彼も結婚し、子供をもうけて、山を控えるようになるが。。
    新田次郎の乾いた、しかし鋭い筆で描かれる山行のシーンに引き込まれます。実在の人物をもとに描かれたと思われる登場人物たちも、個性豊かで映画のよう。
    加藤と同じ生き方はできないけれど、彼の人生や仕事、そして山に対する真摯な姿勢には大きな感銘を受けました。

    0
    2018年08月31日
  • 孤高の人(上)

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    ネタバレ

    昭和初期に、単独行で名を馳せた、加藤文太郎の人生を追った小説。本当は優しいのに人づきあいが下手な加藤が、山にのめりこんでいき、やがて数々の冬山の単独行で有名になる。そんな彼も結婚し、子供をもうけて、山を控えるようになるが。。
    新田次郎の乾いた、しかし鋭い筆で描かれる山行のシーンに引き込まれます。実在の人物をもとに描かれたと思われる登場人物たちも、個性豊かで映画のよう。
    加藤と同じ生き方はできないけれど、彼の人生や仕事、そして山に対する真摯な姿勢には大きな感銘を受けました。

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    2018年08月31日
  • 八甲田山死の彷徨

    購入済み

    感想

    指揮官はどうあるべきかを学びました。

    0
    2018年08月26日
  • アルプスの谷 アルプスの村

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    多数の山岳小説を上梓している新田次郎氏が、昭和36年に初めてヨーロッパアルプスを旅した紀行文。
    初めての感動は何物にも代えがたい。
    アイガー、マッターホルン、ユングフラウ。
    山々も、特別に美しい姿を披露してくれたようだ。

    スイスアルプスと牧歌的な風景の美しさに感激し、ややはしゃぎ気味から、フランスに入ると同じアルプスでも暗い色彩と貧しい村、とても客を乗せるものとも思えないバスとその運転手に驚く。

    登山家たちの遺品を見たり、墓を訪れたり。

    やがて、しきりと故郷の長野の地名が出てくるようになる。
    上高地に似ている、志賀高原を思い出す、と。
    旅に疲れ、里心がついてきたのだろう。

    アルプスの旅

    0
    2018年03月10日
  • 武田勝頼(一) 陽の巻

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    ネタバレ

    新田次郎の本は特に山岳小説をよく読むが、新田次郎は武田信玄と武田勝頼の伝記小説を書いている。武田信玄に関しては、大河ドラマの原作にもなっていて、10年くらい前にパキスタン駐在中に読んだことがある。

    武田信玄における書き様から、新田次郎は武田勝頼に対しては好意的な印象を持っていることが伺えた。武田勝頼は武田家を滅亡に導いた愚将と言うイメージが一般的で、私自身もそう思っていたから、これは意外だった。勿論、小説が史実と全て一致していることなどは無いが、読んでいて印象が変わってしまったのは確かである。

    今回読んだ武田勝頼にあったのは、武田家滅亡の元凶は御親類衆のダメさ加減だったが、元凶中の元凶

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    2018年01月14日
  • 強力伝・孤島

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    知られざる男達の戦いに絶句。今の時代があるのも使命に燃える先人達の命がけの事業があっての事なのだと深く畏怖を覚えた。オススメ。

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    2017年09月24日
  • アラスカ物語

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    極地アラスカに、エスキモーの村を作った日本人がいたことを、私は知りませんでした。

    食料不足や、疫病の流行により、滅亡に瀕したエスキモーを救出し、アラスカのモーゼと仰がれたその人の名は、フランク安田。
    そんな彼の生涯を描いた物語です。

    この静かなタイトルからは想像もつかない、激しく変化に挑んだ人生物語は、とにかく、面白い!!
    運命の流れに乗って生きるとは、こういうことかもしれない。
    彼の人間性やリーダーシップ、運の強さにシビレます。

    著者の新田次郎は、アラスカまで足を運び、フランク安田にゆかりのある人々から話しを聞き、文献を集め、更にフランク安田が育った町や家を訪ね、生存している親族からも

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    2017年08月14日
  • アラスカ物語

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    ネタバレ

    自分がまだ知らない、そして知っておくべき日本人がまだまだいる。フランク安田は、まさにその1人だと思う。彼がいなければ、海岸エスキモーは飢餓または麻疹により全滅していたかもしれない。彼がいなければカーターのゴールドは見つかっていなかっただろう。彼がいなければ、ビーバーという街も生まれていなかっただろうし、インディアンとエスキモーの共存もなかったかもしれない。彼だけではない。ジョージもそうだし、ミナモもそうだ。
    彼がベア―号から降りて以降、毎日が真剣勝負だったろう。ポイントバローへの奇跡的到着、密漁による食糧不足、麻疹による村存亡の危機、ゴールドの探索、エスキモーの移住、第二次大戦中の強制収容、ビ

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    2017年06月29日
  • 先導者・赤い雪崩

    購入済み

    何時も早すぎる

    また、読んでません、これからです。

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    2017年06月25日
  • 小説に書けなかった自伝

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    作家デビューに至るまでの経験を総括しているのではないかと思います。
    二足の草鞋を履く・・・本名:藤原寛人さんは、気象庁の技術者でありながら、小説を書き続けました。富士山頂の測候所に携わっています。中でも、以下の文言が印象的です。
    この小説は、昭和52年1月に発行(今は絶版になっています)されており実に戦後30年以上を経てから発表となります。何故、この体験を書かなかったのか?については不明ですが、「小説に書けなかった自伝」には、こう記されています。

    ※以下引用
    『「望郷」のでき不出来よりも私はこれを書くことによって憑きものを落としたかった。
    私にとっての終戦後の一か年間は十年にも値するほど長か

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    2017年01月22日