新田次郎のレビュー一覧

  • 銀嶺の人(上)

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    登山だけの話しにとどまらず、男どもを虜にしていくところもあってやっぱりそうなるんだなあ、と思うところもあって面白い。物語の登攀技術ややってる登山は全てが超ハイレベルな事ばかりだけど恋愛となるとそこはやっぱり想像の範疇で親近感が湧く。

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    2021年09月14日
  • 銀嶺の人(下)

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    2人の女性登山家を対比しながら物語は終盤へと進む。どちらかの方が亡くなってしまうのか!っていう描写がどんどん出てきてハラハラして読みました。

    またこれは毎回の事なのですが、とても深刻な場面でちょくちょく面白い表現が出てきます。例えば、ザイルのダルマ、ザイルの化け物みたくなってなど。必死になって登ってくる男性を女性が心の中で思っている表現なのですが、他にも色々あります。

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    2021年09月14日
  • 劔岳〈点の記〉

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    この本を読んでから三角点への見方が変わった。山へ行って三角点を見た時にこの本の物語が思い浮かぶし、これを設置した方への敬意を忘れない。

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    2021年09月14日
  • 芙蓉の人

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    ネタバレ

     ♪~芙蓉の雪の精を取とり 芳野の花の華を奪い 清き心の益良雄が 剣と筆とをとり持ちて 一たび起たば何事か 人生の偉業成らざらん~♪ 新田次郎「芙蓉の人」、2014.6新装版文庫、1975.5刊行。読み応えがありました。そして深い感動を覚えました。富士山の頂上での気象観測に命をかけた野中到、そして、その夫を支えるために富士山に登り、観測を共にした妻、千代子の物語。二人にまかせっきりの気象台幹部の情けなさには憤りを。野中夫妻に感謝の気持ちでいっぱいです。

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    2021年07月24日
  • 劔岳〈点の記〉

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    ネタバレ

    明治40年に剱岳に有史以来の初登頂を達成した柴崎隊の記録.柴崎隊,といっても登山隊ではない.参謀本部直属の測量部が,三角点設置のために登頂するのである.日本における登山はまだ黎明期で,山岳会がようやく数年前に結成されたばかりであった.測量のためなので,登山は手段でしかなく,測量機器を背負って登るのである.しかも山岳会に先を越されては軍隊の沽券に関わる.柴崎氏自身は文官であるが,軍の体面にも振り回されながら,前代未聞の難題を成し遂げた,その記録である.

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    2021年07月11日
  • 孤高の人(下)

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    ネタバレ

    加藤文太郎は感受性が高すぎて、
    自他に壁を作っているようだった。

    孤高とされるも、その内面は人間臭い。
    不器用ゆえに、ひとりになってしまう。

    理性は下山を勧める。
    しかし、頂に魅了され、登る。

    合理性を超えた魅力を、山に感じてしまった男の物語。

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    2021年06月08日
  • 孤高の人(下)

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    これまでに新田次郎の作品で、聖職の碑と八甲田山死の彷徨を読んできたが、孤高の人がダントツで面白いと思った。
    登山描写を求めて読み始めたのだが、読んでいるうちに登山そのものよりも、加藤文太郎の人付き合いの苦手な性格と、それに根差す不器用かつストイックな生き方に引き込まれた。

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    2021年03月17日
  • 武田勝頼(三) 空の巻

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    武田家臣団が崩壊していく様が物悲しい。新田次郎の気持ちが伝わってきて、なかなか物語を先に進められなかった。機会があれば武田勝頼終焉の地を訪れたい。

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    2021年02月23日
  • 武田勝頼(二) 水の巻

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    何年も前に武田信玄を読んで最後は物悲しかったのを思い出す。勝頼の物語も、辛いところから始まる。設楽ヶ原の合戦は負けるのは分かっているけど、名将が次々に討たれるのは辛かった。武田勝頼をきちんと描いていて、さすが新田次郎。

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    2021年01月31日
  • 孤高の人 4

    購入済み

    絵も話も

    絵が綺麗だったので試し読みからはじめたら、おもいっきりはまりました。登山にも興味がわきました。映画や小説も見たい。

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    2020年12月23日
  • 武田信玄 山の巻

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    武田信玄の西上作戦が描かれている。
    三方ヶ原の戦いは武田軍が一気に徳川軍を蹴散らしたイメージだったけど、徳川軍をおびき寄せる作戦を立てて実行したこと、それが時間との戦いであったこと等、面白かった。
    信玄ほどの武将も病には勝てず。進軍していると思わせて信玄の体のために古府中に連れて帰ろうとした重臣たち、側室たちの心中はいかばかりか。

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    2020年12月18日
  • 劔岳〈点の記〉

    購入済み

    剣岳に興味があり、読んでみることにしました。
    フィクションとノンフィクション織り交ぜてあるので、
    かなり真実味を感じつつ読み進められました。

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    2020年09月26日
  • 孤高の人(下)

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    単独登山の信念が結婚と幸せな家庭で揺れ動く様が読んでいて何とも言えない。
    読み終わって何とも言えない寂しさに包まれた。

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    2020年09月06日
  • 孤高の人(上)

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    厳格な性格と思いながら読み進むと、えれえこった、えれえこったと言いながら登山する加藤氏に心が奪われる。
    地図遊びや孤独な心情が自分の心にも入ってくる。

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    2020年09月06日
  • 武田信玄 風の巻

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    甲斐の虎、武田信玄(晴信)の若き日々。父との軋轢に悩み苦しんだ末に、自分を押し潰す父を跳ね除ける晴信の雄飛が清々しい序章。晴信が父を追放する駆け引きは手に汗にぎるほどスリリング。史実を調べ尽くした上で、人間を軸にドラマチックに読ませる新田次郎の小説ならでは。

    厳しく育てられた晴信の猛々しさと知性、凛とした佇まいが目に浮かび、主人公の虜になってしまう。読み終わる頃には、これからの晴信の成長と野望をともに歩みたい、とどっぷりハマってしまう面白さ。

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    2020年09月03日
  • 武田信玄 山の巻

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    すごく面白かった。ますます信玄が好きになった。

    ・父、信虎追放の経緯
    ・山本勘助が間者という事
    ・川中島や三方ヶ原の戦いの見解
    ・長男、義信の離反の解明
     
    は創作

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    2020年08月31日
  • アラスカ物語

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    ネタバレ


    「ある町の高い煙突」を読んで以来
    すっかり新田次郎ファンになってしまった

    緻密な取材と、骨太な文体で
    the昭和な感じが良い

    数ある著作の中で、本書を選んだ理由は

    日本では殆ど知られてないけど
    アラスカでは、今でも超有名人である
    日系1世 フランク安田の物語だというトコ

    以前に読んだ
    「Mr.トルネード 藤田哲也 世界の空を救った男」もそうだけど
    世界で活躍した日本人を知るのは
    ワクワクする


    フランク安田(日本名;安田恭輔)は
    明治元年、宮城県石巻町の医師
    安田静娯の三男として生まれる

    代々、医業を営んでいた安田家は裕福で
    三男の恭輔は、祖父に溺愛されて育った

    乱暴者で

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    2020年08月27日
  • ある町の高い煙突

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    久しぶりの新田次郎作品。かつて日本で起こった銅精錬の煙害事件の実話を基にして昨年映画化。日立グループ社員は全員読むべきである。一農村と企業とが誠意を持って公害に立ち向かった歴史。近年あの煙突は取り壊されたが、日立市の歴史象徴だったことがよくわかる。

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    2020年08月16日
  • ある町の高い煙突

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    煙害問題解決の象徴ともいうべき「大煙突」。環境問題解決の先駆者というだけでなく、当時「世界一の高さ」「日本人だけで建設」というオプション肩書まで付いてるから市民の大煙突愛もハンパない。でも自分は田中正造愛がハンバないし、足尾銅山鉱毒事件がどうしても重なってしまい、手放しで美談化できない。正の歴史と負の歴史。どちらも煙害。史実を知れば知るほど深みにはまっていく。

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    2020年05月04日
  • アラスカ物語

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    米国沿岸警備船のキャビンボーイとして渡米し、海獣の乱獲によって飢餓に瀕していた海岸エスキモーを率いて民族移動を達成し、ビーバー村を設立。フランク安田こと安田恭輔。東北での腕白な子供時代の安田恭輔とアラスカでジャパニーズモーゼと謳われたというフランク安田の数奇な人生を新田次郎が綴った小説。

    100年以上経ち、移動のし易さという意味で世界は小さくなったように感じるが、人の人生の奥行きも小さくなってはいないか?

    2020.3.29

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    2020年03月29日