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Posted by ブクログ
あぁ、4巻読み終わってしまった。。
何と言うか、ここまで延々と信玄の凄さを読んでしまうと、「嘘でも良いから西上を達成して!!」と思ってしまうのですが、学校で習った歴史にそんなコト書いてないですもんね。歴史は変えられない。
でも、それだけ感情移入させられた作品でした。だからこそ読後の寂寥感と言ったら。なんかラストだけでも美しい救いがあったら…とも思ったんですが、そこは新田次郎。あくまで信玄のカリスマと、残酷ではありますがその後の「事実」を描いたのでしょう。
不思議だったのが武田勝頼です。
どうにも最後まで、「やる気があるけど…なお坊ちゃま」の域を脱せなかった感があります。オトンもあぁ言ってるんだし、国に帰んないで西行っちゃいなよ!というツッコミを心の中で何回したことか。
しかし、そんな描き方をした張本人たる著者が『武田勝頼』という本を書いている。しかも、「ときに凡将愚将とも評価される勝頼の実相に迫る歴史大作」というフレコミつき。
高度なマーケティングなのだろうか…(笑
派手ではないものの、歴史小説というものの面白さを教えてくれた秀作でした。
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