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天才的な智略と慎重な攻め方によってつぎつぎと城を落とし、信濃の国をみごと平定した信玄。しかしその野望は、あくまでも京都に上って天下に号令することである。同じ野望をもつ今川義元がまず上洛の軍を起すが、桶狭間の戦いで織田信長にはばまれ、命を落とす。いざ我こそは…しかしその信玄を牽制するのは、又しても越後の上杉謙信。宿命の対決を迎えようとしている2人の戦国大名。世にいう川中島の決戦である。著者会心の大長篇、第2巻。
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Posted by ブクログ
第二巻「林の巻」。桶狭間の戦い、そして川中島合戦。両軍の動きの描写が詳細かつ生々しい。著者は何度も現地にいって取材をしたらしいが、さもあらんというところ。 川中島合戦では霧の存在が勝敗の一つのポイントになったそうだが、気象台勤務経験のある著者らしく、説得力のある記述がされていました。
晴信から信玄へ。景虎から政虎へ。 川中島でもついに衝突する時代に。先を先を見ていく眼が私にも欲しい・・・
2021.34 川中島決着! 山本勘助死亡。 大河ドラマの風林火山はここまでだったので、続きが楽しみだー!
本巻のメインは川中島の合戦(それから大きな事件として桶狭間の戦い)。 「風」とは違い、信玄は正に“名将”として描かれている。 川中島の合戦で最も大規模な戦闘が繰り広げられた第四次合戦で本巻は終わるが、物語はまだ半分である。 そして後の“義信事件”を示唆するトラブルも終盤に出てくる。
再読2020.6.26~ 2020.7.19完了 武田家の隆盛の時期を多く迎える。 三国同盟、義元上洛、川中島… これらの年月を20年近くかけて成る武田家。 織田家の歩み寄りが垣間見えてくるが、その織田家との成長のスピードは歴然としている。 やはり差は大きかったよう。
第4次川中島決戦まで進みました. 桶狭間の戦いなども含めて,策謀家としての信玄が凄みを増してきています. 大河ドラマ「風林火山」はこの巻までの時代で終わったので,この先は私はよく知らない信玄の話になります. なので,楽しみに読み進めていこうと思います.
川中島の戦い、桶狭間の戦いも明瞭に書かれてる。 山本勘助の活躍ぶりに感動。戦国の人達は、身体が強かったように感じる。 上杉謙信の毘沙門天も出てくる。
「林」の巻だが、桶狭間の戦い・川中島の戦い、と大きな二つの合戦が描かれており戦闘シーンが多い。四巻の中でもっとも動きのある巻。 桶狭間に信玄の戦略が絡んでいる、というのは史実としてどうなのかわかりませんが、信長の奇襲成功の裏にある一つの推測としては面白いのかも。 川中島は思ったより、あっさり...続きを読む描かれている。
前半は桶狭間に至る今川義元の野望と信玄の画策、後半は川中島の決戦。最初のうち姿を見せなかった勘助は、何と4年も越後を探るために鉄砲商人をしていたという設定にびっくり。なるほど、そういったエピソードの元があるんですね。北条はなかなかしぶとく、謙信も手こずるのね。作者がもと気象庁勤務で山岳小説作家なのが...続きを読む生きていて、信濃の描写が生き生きしています。後半、海津城を建てるあたり、ここまで来たかという感慨〜でも川中島で勘助は死んじゃう…大河ドラマのほうはここまでなのか?(「風林火山」は確かにその辺までです)
風の巻では若気の至りで村上義清に2回ほど大敗し重臣を失いその後計略で勝利するということをしていた。本巻では晴信から信玄に進化する事でそういった勢い任せが減り重厚さが増したように見える。 桶狭間の裏も信玄が勘兵衛を使って織田側に勝利を導いたというのはやり過ぎな気もするがエンタメとしては正解だろう。 そ...続きを読むして遂に龍虎相打つ第四次川中島決戦!
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