新田次郎のレビュー一覧

  • 栄光の岩壁(上)

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    読んだきっかけは2022年7月、スイスでアイガー北壁を見たこと。これどうやって登るの?!とアイガーの姿に驚いた。

    山に魅了された少年の物語。
    遭難により友人だけでなく、自分の足までも凍傷でなくしてしまう。
    その様子は、読んでいるだけで目を背けたくなるほど秀逸に描かれている。その後の山登りや岩壁登りの描写にぐっと惹きつけられた。

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    2022年09月12日
  • 栄光の岩壁(下)

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    岳彦は山屋である。
    壮絶なリハビリの末、日本を代表するクライマーとなった彼に、
    スイス・マッターホルン登頂の話が舞い込む。

    信頼できる相棒をようやく獲得し、マッターホルンの頂上へ・・・

    実在の人物がモチーフになってるみたいだ。
    かなり読みやすい小説。

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    2022年08月27日
  • 先導者・赤い雪崩

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    「新田次郎」の山岳小説短篇集『先導者・赤い雪崩』を読みました。

    『八甲田山死の彷徨』に続き「新田次郎」作品です。

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    自然の魔と人間の魔があった。
    山岳小説の傑作・全八篇。

    上越国境を縦走する女性4人と男性リーダーのパーティーが遭難死に至る経緯をとらえ、極限状況における女性の虚栄心、嫉妬心などを克明に心理描写した『先導者』。
    南アルプスを背景に女性をめぐる二人の若者の争いを描く『赤い雪崩』。
    ヨーロッパ・アルプスの悲運のガイドを描く『嘆きの氷河』など、山でおこる人間ドラマと自然の厳しさを雄渾な文体で綴る全8編を収録する。
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    2022年07月21日
  • アラスカ物語

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    野田知佑さんの「ユーコン漂流」でビーバー村と共にフランク安田さんとこの本のことが紹介されていたので早速手に入れて読んだ。こんな日本人が実在したことに只々感動するばかりである。ジョージ大島さんも実在した方だが、小説ではいい味を出している。

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    2022年06月18日
  • 孤高の人 1

    購入済み

    ずっと集めたいと思っていた作品で、やっと一巻を購入しました。単純に、傑作です。最後まで一気に読むべきです。

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    2022年06月16日
  • 小説に書けなかった自伝

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    ネタバレ

    ・悪い点は誰かが指摘するから、努めて良い点を指摘する方に回る(八木義徳)
    ・小説屋であったことは職場でもみんな知っていた。役所では言動を慎み、小説のことは噯気にも出さないようにする。仕事も人一倍熱心に勤めた。人の目は厳しい。麻雀で夜更かししての翌日の会議で居眠りは許されても、復業での居眠りは許されない。11時までには寝る。

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    2022年05月27日
  • 孤高の人(下)

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    間違いなく面白いのだが、登場人物に全く共感できず読むのが嫌になるような後半だった。本から学ぶ教訓は多くあると思っているが、この遭難については疑問にしか思えなかった。

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    2022年04月09日
  • 孤高の人(上)

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    登山の魅力を見事に表現している。また登場するキャラクターがクセがあって魅力的。後半がとても気になる。

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    2022年04月03日
  • 山が見ていた

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    新田次郎『山が見ていた』文春文庫。

    15編を収録した新田次郎の初期のミステリー短編集。大昔に読んだ記憶があるが、新装版が刊行されたので再読。松本清張の短編にも似た風合いの短編が目立つが、ミステリーとしての切れ味は松本清張ほどではない。

    新田次郎の小説は、ラジオドラマ『アラスカ物語』や映画『八甲田山』を観たのを契機に少しずつ読み始めた。その後は山岳小説の『強力伝』『孤高の人』なども読むようになった。本作もその流れで読んだことは覚えているが、細かい内容まで記憶していなかった。

    『山靴』。趣味と家庭の両天秤に悩む婿。結末にはゾッとする。婿に入った夫が友人と二人で冬山登山を計画するが、夫を危険な

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    2021年12月15日
  • 新装版 風の遺産

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    人妻と独身山男のお話
    その他関係者が登山などで絡み
    各人の思いが語られながら展開してゆく
    雪山登山での天候悪化はやばめでした
    まだ携帯電話もない、それどころか
    家電話もまだといった時代のようでした

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    2021年11月21日
  • ヤマケイ文庫 新田次郎 続・山の歳時記

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    全集未収録作品を集めた新田次郎のエッセイ。テーマは雑多だがごった煮ならではの魅力。

    故郷信濃、富士、ヤマを想う。旅と取材、ヨーロッパ・アルプスを歩く、創作を巡って、日々の随想

    理系の人らしい客観的視点が独特なエッセイが多い。日課の散歩コースが土地勘のある所だったのが嬉しい。

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    2021年11月19日
  • 孤高の人(下)

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    登山を一般人のものにした加藤文太郎の最期。実話から脚色された終わり方なので、最後は物語として楽しみました。

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    2021年10月04日
  • 芙蓉の人

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    明治の男の気概と意志を感じる。
    明治の女性の凛とした強さを感じる。
    あの当時の科学技術の水準も低く、材料や機材も素朴な時代の中で、富士山頂に観測小屋を私財を投じて建立し、しかも冬季観察を企てようという誰も考えもしなかったことを祈願し、実行した野中到。
    日本どころか世界的にも類例の無い壮挙であり、当時の民衆も熱狂したという。
    野中到の物語は何度か小説化されたようだが、野中到の影に隠れていた妻の千代子に光を当てたのが新田次郎のこの名作である。
    新田次郎自身がかって気象庁職員であり、富士山測候所に数百日勤務していた経験に裏付けされた冬の富士山の描写は凄みがあり、まるでその場にいるかのような気にさせる

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    2021年09月13日
  • 武田信玄 火の巻

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    2021.58

    4巻中、3巻目、完!
    勝頼に継ぐことが決まり、北条攻め!

    ラストどうなるか楽しみだなぁー!

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    2021年09月07日
  • 強力伝・孤島

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    短編集で構成されている。
    各話それぞれ情景が想像できるくらい描かれていて印象深い。

    面白かったのは非常に辛い場面や深刻な場面で、変な行動取る主人公の場面がたまに出て来るところ。

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    2021年08月06日
  • アラスカ物語

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    2〜3回読んだはずだが、始めと終わりしか頭に残っていない。でも好きな本。最初に読んだのは18の時で入院してた時だったか。
    フランク安田は日本を出てから日本に帰ることはなかった。「おれは日本に帰らないでよかった」は、あまりにも深い郷愁の裏返しか。でも最後の最期に日本に帰れたのだと思う。このラストがとにかく心に残る。

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    2021年07月14日
  • 武田信玄 林の巻

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    2021.34

    川中島決着!
    山本勘助死亡。
    大河ドラマの風林火山はここまでだったので、続きが楽しみだー!

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    2021年06月10日
  • 孤高の人(下)

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    ネタバレ

    下巻では山行記録よりも人間模様が更に浮き彫りにされていく。ちょっとびっくりする様な下宿のお隣さん界隈の繋がりが見えたりするけど、何より宮村健の豹変っぷりが恐ろしい。

    加藤氏はと言うとまるで人が変わったかの様に良い方に向かう。良き配偶者に出会えたからこそ。
    でも、加藤氏が幸せになればなるほど、不安が募るのは上巻での出だしがあるから。

    園子が去って安心したかと思えば、もっと太刀の悪いのが宮村…。なぜ自殺願望がある人は、誰かを伴おうとするのだろう。その自殺願望に宮村自身気が付いていなかったかもしれないが、明らかに異常である。

    ヒマラヤ貯金するも、きっとヒマラヤには行けずに終わるんだろうなと言う

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    2021年02月14日
  • 孤高の人(上)

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    ネタバレ

    今や登山には色々な技術が駆使されたウェアやギアが揃っているが、昭和4年という時代の、限られた素材を創意工夫して雪山に臨んでいる加藤氏の姿はただただ尊敬に値する。
    自分も山登りをするが、加藤氏の様に石を背負って通勤し、甘納豆とら揚げた小魚で長く動ける様に体を慣らし…と日々の鍛錬から怠らない、加藤氏と同じ努力は中々出来るものではない。
    山は上流のもの…と言う時代背景も私には新しいが、そんな時代があったのかと変化後の今に感謝したくなる。
    それにしても影村のようなヤツはどの時代にもいるんだな。

    これだけ褒めてはいるけれど、やはり実際に加藤氏に会ったとしたら言葉少なに引きつった笑みを浮かべる姿に親近感

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    2021年02月14日
  • 冬山の掟

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    冬の山が舞台の怖い短編集。
    厳しい冬山の描写が克明で頭の中にはっきりとしたイメージがわき、それが怖さを浮きだたせる。
    最後の解説に山の事故の多くは、人間関係が絡んで起こる、と書かれていた。
    かといって知識も装備もない場合、一人で登れば大丈夫というわけではない。
    山のことを恐れ、謙虚になり、最大限の準備をして登り、人と一緒に行く場合は、どんなことが起こっても最終的には自分の判断を信じることができないと自分の命は守れないのだろう。

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    2021年02月08日