新田次郎のレビュー一覧
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アラスカを空からみた時、「大自然すぎる。アラスカはダメだ。カナダでトレッキングしよう」と思った軟弱な私には、そんな大地で逞しく生きた登場人物たちがとても魅力的に感じられた。かっこいい人たちをこの本で知ることができてよかった。Posted by ブクログ
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人妻と独身山男のお話
その他関係者が登山などで絡み
各人の思いが語られながら展開してゆく
雪山登山での天候悪化はやばめでした
まだ携帯電話もない、それどころか
家電話もまだといった時代のようでしたPosted by ブクログ -
全集未収録作品を集めた新田次郎のエッセイ。テーマは雑多だがごった煮ならではの魅力。
故郷信濃、富士、ヤマを想う。旅と取材、ヨーロッパ・アルプスを歩く、創作を巡って、日々の随想
理系の人らしい客観的視点が独特なエッセイが多い。日課の散歩コースが土地勘のある所だったのが嬉しい。Posted by ブクログ -
短編集で構成されている。
各話それぞれ情景が想像できるくらい描かれていて印象深い。
面白かったのは非常に辛い場面や深刻な場面で、変な行動取る主人公の場面がたまに出て来るところ。Posted by ブクログ -
圧巻。登攀のリアリティは作者のどんな体験に基づくと描けるのだろうか。このリアリティさがあってはじめてこの小説の醍醐味が浮かび上がってくる。他の小説も読みたいPosted by ブクログ
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2020.65
一年に一人したい、ライフジャーニー読書。
今年は武田信玄!(コロナショックなどから四冊中、一冊しか読み終わらず!)
信玄の青年期。
「人は斬れても、人の心は斬れまい」
Posted by ブクログ -
女性二人の個性がきちんと描かれていて、
読後感がとても良い。
特に前半の、それぞれが若かったころは、
文体も展開も生き生きとしていて良い。
あえて言えば、後半、主人公も年を取ってきたあとが、
やや物足りないかな。
しょうがないか。Posted by ブクログ