冬山の掟

冬山の掟

680円 (税込)

3pt

遭難をめぐり、人間の本質を深くえぐった、新田作品の初期短編集!

冬山では午後になって新しい行動を起こすな――
山で発熱した者のためにこのルールに背いて、吹雪の中をさまよう一行と、
その身を案じる家族の懊悩を描く表題作のほか、
「地獄への滑降」「遭難者」「遺書」「霧迷い」など、遭難を材にとった迫力溢れる山岳小説全十編。
解説・角幡唯介

※この電子書籍は1978年7月に文春文庫より刊行された文庫の新装版を底本としています。

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冬山の掟 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    短編集で様々な雪山登山の自然を相手に登る恐さを書いている。読みやすいのはもちろんだが人間のエゴは昔も今も変わらずそして自然に対してちっぽけな存在だと充分分からせる内容だった。
    新田作品は集めているがこの本も何回も読み返したい作品で手元にないのが惜しい。

    0
    2024年12月13日

    Posted by ブクログ

    冬山で遭難する系の短編小説集。男女の色恋に起因する話とかが多い。解説も、戦後にスポーツとしてポピュラーになっていく登山というものを捉えていて面白い。

    0
    2019年09月02日

    Posted by ブクログ

     この人の小説はこれで何冊目だろう?ゴツゴツした高山の岩場のような装飾の少ない文体は、山にスリルや厳しさを求める山屋を強く惹きつける、、、と思う。私は、そうして惹きつけられている。

     冬山……というか、雪山を舞台として人が死にまくる短篇集。
     私も数年前に雪山にはまり、1シーズンではあるが狂ったよ

    0
    2025年12月06日

    Posted by ブクログ

    「新田次郎」の山岳短篇小説集『冬山の掟』を読みました。

    「新田次郎」作品は、今年の10月に読んだ『チンネの裁き』以来ですね。

    -----story-------------
    遭難をめぐり、人間の本質を深くえぐった初期短編集

    冬山では午後になって新しい行動を起こすな―山で発熱した者のためにこのル

    0
    2023年02月13日

    Posted by ブクログ

    冬の山が舞台の怖い短編集。
    厳しい冬山の描写が克明で頭の中にはっきりとしたイメージがわき、それが怖さを浮きだたせる。
    最後の解説に山の事故の多くは、人間関係が絡んで起こる、と書かれていた。
    かといって知識も装備もない場合、一人で登れば大丈夫というわけではない。
    山のことを恐れ、謙虚になり、最大限の準

    0
    2021年02月08日

    Posted by ブクログ

    山の遭難は、無理や無謀から発生する。それを、小説という形で示したとも言える作品。静かな心で山に登りたい。そうも思うのです。

    0
    2014年01月25日

    Posted by ブクログ

    大山で雪崩が発生し大学生が巻き込まれた。
    幸いにも無事救出されて、本当に良かった。
    昨年末、同じところを私も歩いただけに人事ではない。
    そんなニュースの影響か、書店でこの「冬山の掟」が
    目に飛び込んできた。そして、迷わず購入。
    この本の解説を書いた角幡氏の文章の中に
    「登山というのは判断を繰り返すゲ

    0
    2014年01月25日

    Posted by ブクログ

    山岳小説の名手、新田次郎の遭難を題材にした10作品を収録した山岳短編集。

    この作品は三十年前に読んでいるのだが、新装版が出たので再読してみた。ストーリーをすっかり忘れてしまった短編も多かったが、読んでいるうちにストーリーを思い出した短編もあった。

    山岳小説とミステリーやサスペンスの要素を兼ね備え

    0
    2014年01月16日

    Posted by ブクログ

    新田次郎氏の山岳小説である。苦労して登頂を果たしたという話ではなく、遭難をテーマにした短編が十個収録されている。淡々と語られる感じ。爽快感からはほど遠く、暗い冬山に行ったような読後感。

    0
    2022年11月05日

    Posted by ブクログ

    ちょっと昔の内容ながら読みました。今も昔も、山も娑婆も人間関係のドロドロの中に生きているんですなあ。でも、山では、これが生死を分ける。だから山岳小説は、やめられない。

    0
    2021年05月26日

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