冬山の掟

冬山の掟

680円 (税込)

3pt

遭難をめぐり、人間の本質を深くえぐった、新田作品の初期短編集!

冬山では午後になって新しい行動を起こすな――
山で発熱した者のためにこのルールに背いて、吹雪の中をさまよう一行と、
その身を案じる家族の懊悩を描く表題作のほか、
「地獄への滑降」「遭難者」「遺書」「霧迷い」など、遭難を材にとった迫力溢れる山岳小説全十編。
解説・角幡唯介

※この電子書籍は1978年7月に文春文庫より刊行された文庫の新装版を底本としています。

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冬山の掟 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年09月02日

    冬山で遭難する系の短編小説集。男女の色恋に起因する話とかが多い。解説も、戦後にスポーツとしてポピュラーになっていく登山というものを捉えていて面白い。

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    Posted by ブクログ 2023年02月13日

    「新田次郎」の山岳短篇小説集『冬山の掟』を読みました。

    「新田次郎」作品は、今年の10月に読んだ『チンネの裁き』以来ですね。

    -----story-------------
    遭難をめぐり、人間の本質を深くえぐった初期短編集

    冬山では午後になって新しい行動を起こすな―山で発熱した者のためにこのル...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月08日

    冬の山が舞台の怖い短編集。
    厳しい冬山の描写が克明で頭の中にはっきりとしたイメージがわき、それが怖さを浮きだたせる。
    最後の解説に山の事故の多くは、人間関係が絡んで起こる、と書かれていた。
    かといって知識も装備もない場合、一人で登れば大丈夫というわけではない。
    山のことを恐れ、謙虚になり、最大限の準...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年01月25日

    山の遭難は、無理や無謀から発生する。それを、小説という形で示したとも言える作品。静かな心で山に登りたい。そうも思うのです。

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    Posted by ブクログ 2014年01月25日

    大山で雪崩が発生し大学生が巻き込まれた。
    幸いにも無事救出されて、本当に良かった。
    昨年末、同じところを私も歩いただけに人事ではない。
    そんなニュースの影響か、書店でこの「冬山の掟」が
    目に飛び込んできた。そして、迷わず購入。
    この本の解説を書いた角幡氏の文章の中に
    「登山というのは判断を繰り返すゲ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月05日

    新田次郎氏の山岳小説である。苦労して登頂を果たしたという話ではなく、遭難をテーマにした短編が十個収録されている。淡々と語られる感じ。爽快感からはほど遠く、暗い冬山に行ったような読後感。

    0

    Posted by ブクログ 2021年05月26日

    ちょっと昔の内容ながら読みました。今も昔も、山も娑婆も人間関係のドロドロの中に生きているんですなあ。でも、山では、これが生死を分ける。だから山岳小説は、やめられない。

    0

    Posted by ブクログ 2015年10月12日

    助かる人と助からない人の話が半々くらい(´Д` )
    登場人物の会話が昭和。なつかしい。
    登山したくなりましたが、危ないよね。

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    Posted by ブクログ 2014年02月13日

    雪山を舞台とした全10編からなる短編集.大自然の驚異と人間の愚かさ.読んでいると体の芯まで冷えてくる.なかなか面白かった.

    0

    Posted by ブクログ 2014年02月01日

    ちっぽけで下らない欲や感情が判断を狂わせ、命を落とすことになる。冬山の厳しさは誰しもが分かっていながら、下らない感情に抗えない。人は欲深いもんなんです

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