新田次郎のレビュー一覧
-
購入済み
新田次郎の最高傑作。
イマドキの歴史小説家さんは、結構大胆にキャラ設定して、割と自由に立ち回るじゃないですか?
でも、新田次郎が書いていた頃は、実在する歴史上の人物を主人公とする時、歴史文献や史実の確認をしっかりと踏まえた上で書かないと、『キワモノ小説』扱いされるし、地元住民から怒られる様な時代だったんですよ。多少の贔屓目は有りとしてもね。
そういう意味で、重厚且つじっくりと話が進みますので、気の短い方には不向きかもしれません。でも、それを乗り越えて読み進めていくと、信じられないほどの一体感と云うか《同じ場所にあたかも自分がいる様な》錯覚すら受ける瞬間がやってきます。その時の感動と言ったら…!!
そういう時に「読 -
Posted by ブクログ
富士山に興味がある今、登る前に知れてよかった。
霊峰富士、民間信仰が急速に大衆化した「富士講」が始まったのが天正年間。1573〜1592頃
元禄2年1689年頃からの5代目月行と月心と6代目となると伊兵衛の生涯の話。
駿河国浅間神社の浅間大菩薩、それまでは木花開耶姫/コノハナサクヤヒメ、を祭神としていたが、神と仏が合体して、浅間大菩薩という宗教対象が生じた
お鉢周り〜東賽の河原〜銀明水/下がった岩の根からの湧き水=御神水〜大宮口、大日如来の堂〜剣ヶ峰〜親知らず子知らずの岩場〜雷岩〜釈迦ヶ岳、溶岩峰、釈迦の割石の凹部が1675年8/15 案山禅師の入定の場
仏教では戒律、禅定、智慧の三つ -
購入済み
芸術的な絵
一巻にあった原作者と作画の坂本さんの他のお名前が1人減っている。あれ?
夕実との再会。こんなふうに変わってしまったのか。少し悲しいです。ところで山のことはまるでわからないまま読んでいますが、実は先日、ショッキングなニュースがありました。あるテレビタレントさんを何度も山へ引率された登山家がK2で滑落事故に遭い、捜査打ち切りということでした。ちょうどこの巻でK2が描かれており、危険な場所であること、名前の由来等を知ったばかりで驚きました。
作画の美しさはどんどんレベルアップ、というか坂本先生の世界に引き摺り込まれて行ってます。たった黒と白の世界にどうやってこの色彩を表現できるのか。また妖艶な肉体、