あらすじ
K2東壁をシミュレートする北アルプス全山縦走に突入。森文太郎はこの部隊で「人付き合い」を克服することを己に誓う。だが文太郎は白馬岳で合流した二宮隊長に評価され、隊員たちの反感をかってしまう。そして縦走最大の難所・不帰嶮を容赦ない虐げを受けながら登ることになり!?
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匿名
ヒューマンドラマみたい
1人が大好きだった文太郎が、俺をひとりにしないでくれって泣きながらみんなを追うのが切なすぎる。口下手なだけなのに、みんなわかってくれよー!
Posted by ブクログ
本当に悲しい時にしか出ない涙を森くんは流している…森くんが感じている人がまとわりつく感覚は解る…一人の方が楽に思える。彼はどういう人間になって行くんだろうか。
『孤高の人』が頭から離れない…原作になった小説の方読もうかなぁ。漫画とは違うと解ってはいるけれど、坂本眞一さんが漫画として描きたいと思った訳だから、世界観に触れたい、と言う気持ちがふつふつと…人間は本当に孤独になるのは逆に難しいんだ、と言う事とかずーっと考えてる。未踏のK2東壁シュミレーションで北アルプス全山縦走チーム内で、元来一人を好む性格もあるが仲間との距離が解らず、それでも文五郎なりにチームの為に、と考えた矢先に舌の根も乾かないうちとはこの事だ、って具合に仲間にあっさり裏切られて、一人で山を降りろ、と言われた後の文太郎の行動と涙が…一人がいいと言いながら、何故チームに背を向けて降りなかったんだろう、彼らの後を追ったんだろう、何故彼は涙したんだろう。最初は「独り」はこっちから突きつけるもので「一人」にされる覚えはない悔しさなのか、とも思ったが、自分勝手にできない不都合さに挑戦したかったのかもしれん、と思った。一人で出来る事を一人でやらない選択を自分が行う、と言う事をやりたかったんじゃないかな、文太郎は。
Posted by ブクログ
人間の汚さの描写がエグい。
このような信頼できない人たちと山を登るなんて
危険すぎて無理だと思うのだが
原作小説はどのような内容なのだろうか。
このような人たちと登るより、引き返すかと思いきや
ひとりにしないでくれと思う森。
もっと選ぼうと思えば選べるのではないかと思うのだが
彼らのような人たちでも一緒の方が本当に良いのだろうか。