新田次郎のレビュー一覧

  • 銀嶺の人(上)

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    昔一度読みましたが、再度購入して読んでみました。細かい所は殆ど覚えていなかったので、新鮮な気持ちで読めました。美佐子曰く「自分の生命を賭けて惜しくないほどの対象があった場合、それが生きる目的になるのではないでしょうか、私にはそれがあるのです」これは生きるヒントになる名言だなと思いました。生命を「懸ける」ではなく「賭ける」と表現しているのにはきっと意図がありますね。

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    2022年08月02日
  • 栄光の岩壁(上)

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    昔一度読みましたが、再度購入して読んでみました。細かい所は殆ど覚えていなかったので、新鮮な気持ちで読めました。「岩壁に向かったあの真剣な気持、身体中の神経が音を立てて鳴るほど張りつめたあの瞬間」わかる気がします。

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    2022年07月29日
  • 孤高の人 17

    購入済み

    苦しい、そして素晴らしい

    読み進める毎に苦しい、でも読みたい。もっとじっくり読みたいのだけど先に進みたい欲望が勝ってどんどん読んでしまいました。
    最後は原作と違いますが、そこにも坂本先生の想いがあり、読者の私は救われたと思います。

    #深い #感動する #切ない

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    2022年06月26日
  • 孤高の人(下)

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    結末を知りながら、文太郎が幸せになっていく姿を見るのが悲しかった。
    必ずまた読み返したい一書になった。

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    2022年06月24日
  • 孤高の人(上)

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    今でも登山界で単独行のレジェンドである加藤文太郎。働きながら、厳しいトレーニングと休日の山行に励む生活は、超人だと思った。
    新田次郎の山岳小説は、山と人の心が、研ぎ澄まされた無骨な言葉で表現されている。山で感じる言葉にできない感動や恐怖をありありと思い出した。

    槍ヶ岳の描写で素敵だと思ったところ
    槍ヶ岳の岩は、彼が想像していた岩ではなく地球の骨であった。地球の骨の突出部が歳月と風雪を越えて彼の前にさらけだされているさまは、むしろ悲愴でさえあった。

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    2022年06月24日
  • 武田信玄 火の巻

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    円熟期を迎え、いよいよ太平洋側(駿河)への進出を図る信玄。一方で、嫡子である義信との仲が難しく、結局は義信を失ってしまう。やがて正室の三条の方との別れも突然にやってくる。第3巻では、信玄の親としての悩み、年を取ることの悲しみもしっかりと描かれています。

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    2022年06月17日
  • 芙蓉の人

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    野中到(のなか-いたる),千代子(ちよこ)夫妻の実話。新田次郎の書く本編はもちろん、最後の解説を含めて面白い作品。最後にエピローグ的に出てくる到と娘の会話に感動させられた。
    『第66回NHK放送コンテスト 朗読部門』の課題図書にもなった。

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    2022年06月16日
  • 武田信玄 林の巻

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    第二巻「林の巻」。桶狭間の戦い、そして川中島合戦。両軍の動きの描写が詳細かつ生々しい。著者は何度も現地にいって取材をしたらしいが、さもあらんというところ。
    川中島合戦では霧の存在が勝敗の一つのポイントになったそうだが、気象台勤務経験のある著者らしく、説得力のある記述がされていました。

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    2022年06月09日
  • 武田信玄 風の巻

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    長い間、積読になっていた、新田次郎の「武田信玄」を読み始めました。
    父、信虎を追放し、甲斐の領主となった晴信。愛妾に対する情熱や、甲斐に抵抗する佐久に対する非情な対応など、若き日の信玄の様子が伝わってくる。
    歴史小説ですが、きちんと史実を辿ろうとする姿勢が伝わってきます(あとがきにあるように、山本勘助だけは別)。新田次郎の文章は、しっかりと骨太かつ読みやすいですね。

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    2022年05月30日
  • 銀嶺の人(下)

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    マッターホルン登頂後、世界を驚かせた2人の女性は全く違った歩みに。医者、そして鎌倉彫の藝術家としての活躍。そして山への取組も大きく変わる。山岳会を退会した美佐子。一方、淑子たちのグループのアイガー北壁登頂成功の瞬間の開放感!そして谷川岳での美佐子のあわや遭難とそれを救った杉山たち。美佐子が救われる場面、淑子との出会いはあまりにも劇的な感動のシーンでもらい泣き。クライマックスは淑子のグランドジョラス北壁と同時並行の美佐子のドリュー西壁登頂。2人の女性の運命的な繋がりから、2人の最後の結末へ向けた緊張感の高まりにはぐいぐいと惹きつけられた。2人の登山家女性モデルの実像がどうだったのか、関心は尽きな

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    2022年04月28日
  • 銀嶺の人(上)

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    淑子と美佐子という2人の若い登山家が吹雪の八ヶ岳で避難した山小屋で出会うことから物語は始まる。そこへ3人組の岩登りの専門家、佐々木、杉山、白瀬の男性、この偶然の出会いから、女性たちの運命は大きく変わっていく…。今井通子と若山美子という実在の女性クラマーをモデルにし、多弁な淑子と無口な美佐子は対照的な存在だが、2人は共通する点も多く、2人は山、特に岩登りの魅力に取りつかれていく。医者と鎌倉彫の専門家であるということも、実話に近いようだ。マッターホルン北壁の2人の挑戦場面は手に汗を握る緊張感で、頂上に着いたときに読者までホッとする。世界を驚かせた2人のへ。日本人女性の活躍談の裏話しの現実性が圧倒的

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    2022年04月28日
  • 銀嶺の人(上)

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    勝ち気の女医と静かな鎌倉彫職人、正反対のように見える女性2人が厳冬期の八ヶ岳で出会う。避難小屋で過ごす数日間、寒くて恐ろしい時間が身に迫るようだった。
    天才クライマーとして育てられた2人は女性だけのパーティでマッターホルン北壁に挑む。学生時代憧れたマッターホルン、しかも北壁が舞台になってるなんて!と前のめりで読んだ。
    2人に共通するのは全てを克服していく意思だと思う。登攀シーンで描かれる果てしない氷壁とそれに挑む精神力は凄まじい。
    なぜ山に登るのか、そこに山があるから。という以外の答えを2人は持っている。 

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    2022年04月16日
  • 蒼氷・神々の岩壁

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    短編集。メインのドロドロ山岳昼ドラ(山描写パない)を皮切りに、先が気になって仕方なかった山岳ミステリ、山岳ホラー、登攀スポ魂実話と盛り沢山で内容濃すぎてクラクラして★5w

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    2022年04月06日
  • 劔岳〈点の記〉

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    崇高で清々しい気持ちとなる話。立山の歴史に触れて、5月の黒部名水マラソンへのモチベーションがさらに増加した。立山連峰と剱岳を目にするのが本当に楽しみ。

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    2022年03月20日
  • アラスカ物語

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    ジャパニーズ・モーゼと讃えられ、
    全滅寸前だったエスキモー達を救ったフランク安田。
    「世界ナゼそこに日本人」のテレビ番組が当時にもあれば、
    間違いなく高視聴率とれるネタであろう。
    世界がどんどん発展していく中で、
    白人社会が作り出した外部環境の変化に翻弄され、
    生き場を失っていくエスキモー達。
    迷惑なほどにリーダーに担ぎ上げられるフランク安田、
    文化の違う世界で、
    誰も見捨てることなく、
    エスキモーの方々に寄り添って生きる姿、
    エスキモーの嫁さんとの愛に涙します。

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    2022年03月15日
  • 孤高の人(下)

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    男の友情を狂わすのは女。壊れた宮村に対しても最後まで優しかった加藤。世間から見ればおかしな人、言い方を変えれば孤高であった。

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    2022年02月19日
  • 劔岳〈点の記〉

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    ネタバレ

    未踏の地、劒岳山頂。今でも覚悟や経験値を持っていないと登れない山に、当時の技術と三角点設置のための機材を持って登る物語。登ったか登ってないか、1番か1番ではないかで全くの価値が変わることを知りつつも挑む山物語。人柄や熱意で人を巻き込んでいき、達成するプロフェッショナル。

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    2022年02月19日
  • 孤高の人 1

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    何故山に登るのか。それは内なる情熱である。決して感動を与えたいとか、有名になって人気者になりたいとか、お金持ちになりたいからではない。人に自慢したいからでもない。
    健村が栗城史多とだぶる。健村の方が登山の実力は上であるが。

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    2021年11月17日
  • 劔岳〈点の記〉

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    今は当たり前に存在する地図を作る為、自らの栄誉ではなく職業として未踏の地へ赴く測量官等の熱い思いに引き込まれる。白い地図を埋める為に命懸けで任務をこなす男達に頭が下がると同時にどこか羨ましくも感じる。

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    2021年10月23日
  • 孤愁〈サウダーデ〉

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    ところどころで涙が出た。読んで良かった。
    今でも思い出しただけで目が潤む。

    主人公は外国人なのに、ところどころで自分が日本人であることを再認識させられる不思議。(私の場合は『思い出させてくれる』の方が近いかも)
    それほどモラエスさんの日本にい対する知識や適応力はずば抜けていた。(よくよく考えたら明治・大正・昭和の日本を生きている!)

    亜珍の存在。昔だったら彼女の暴走に腹を立てていただろうけど、出自や身の上を考えると、どちらの気持ちも分からんでもないんだよなー…
    それでも睨むようにこちらを見る彼女の写真を見ると、やっぱりこの人苦手…に切り替わる笑

    坂の上を目指す日本と、もはや小国への末路を

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    2021年10月21日