孤高の人(下)
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孤高の人(下)

737円 (税込)

3pt

いかなる場合でも脱出路を計算に入れた周到な計画のもとに単独行動する文太郎が初めてパーティを組んだのは昭和11年の厳冬であった。家庭をもって山行きをやめようとしていた彼は友人の願いを入れるが、無謀な計画にひきずられ、吹雪の北鎌尾根に消息を断つ。日本登山界に不滅の足跡を遺した文太郎の生涯を通じ“なぜ山に登るのか”の問いに鋭く迫った山岳小説屈指の力作である。

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孤高の人 のシリーズ作品

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  • 孤高の人(上)
    737円 (税込)
    昭和初期、ヒマラヤ征服の夢を秘め、限られた裕福な人々だけのものであった登山界に、社会人登山家としての道を開拓しながら日本アルプスの山々を、ひとり疾風のように踏破していった“単独行の加藤文太郎”。その強烈な意志と個性により、仕事においても独力で道を切り開き、高等小学校卒業の学歴で造船技師にまで昇格した加藤文太郎の、交錯する愛と孤独の青春を描く長編。
  • 孤高の人(下)
    737円 (税込)
    いかなる場合でも脱出路を計算に入れた周到な計画のもとに単独行動する文太郎が初めてパーティを組んだのは昭和11年の厳冬であった。家庭をもって山行きをやめようとしていた彼は友人の願いを入れるが、無謀な計画にひきずられ、吹雪の北鎌尾根に消息を断つ。日本登山界に不滅の足跡を遺した文太郎の生涯を通じ“なぜ山に登るのか”の問いに鋭く迫った山岳小説屈指の力作である。

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    購入済み

    初レビュー

    2013年09月26日

    山へ行くなら必読でしょう。

    1

    Posted by ブクログ 2022年10月05日

    「新田次郎」の長篇山岳小説『孤高の人』を読みました。

    『アイガー北壁・気象遭難』、『強力伝・孤島』に続き「新田次郎」作品です。

    -----story-------------
    〈上〉
    【話題のコミック!】「坂本眞一」 『孤高の人』原案。
    なぜ彼は単独で山に登るのか――。

    昭和初期、ヒマラヤ征服...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年06月24日

    結末を知りながら、文太郎が幸せになっていく姿を見るのが悲しかった。
    必ずまた読み返したい一書になった。

    0

    Posted by ブクログ 2022年02月19日

    男の友情を狂わすのは女。壊れた宮村に対しても最後まで優しかった加藤。世間から見ればおかしな人、言い方を変えれば孤高であった。

    0

    Posted by ブクログ 2021年03月17日

    これまでに新田次郎の作品で、聖職の碑と八甲田山死の彷徨を読んできたが、孤高の人がダントツで面白いと思った。
    登山描写を求めて読み始めたのだが、読んでいるうちに登山そのものよりも、加藤文太郎の人付き合いの苦手な性格と、それに根差す不器用かつストイックな生き方に引き込まれた。

    0

    Posted by ブクログ 2020年09月06日

    単独登山の信念が結婚と幸せな家庭で揺れ動く様が読んでいて何とも言えない。
    読み終わって何とも言えない寂しさに包まれた。

    0

    Posted by ブクログ 2018年12月16日

    奥さんと子どもができて幸せそうにしてた加藤文太郎が。
    最後の方は悲しい思いでページをめくっていきました
    小説っていいなと思えた本でした。
    ただ実話を基に作られているから悲しさも倍増です

    0

    Posted by ブクログ 2018年06月12日

    仕事、結婚と環境が変わる中で文太郎と山との関わりも変わっていく。自分の今の状況とも当てはまる部分が多かった。そんな中で北鎌尾根。結末は分かっているので、読む進めるのがとても辛かった。なぜ山に登るのかに加え、人との関わりにも重きがおかれた下巻に感じた。

    他の新田作品も読んでみたくなった。

    0
    購入済み

    大変良かったです

    2016年02月22日

    加藤さんが遭難したのは残念です。

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月15日

    加藤文太郎は実在の人物。かつては貴族のものだった登山に、庶民のサラリーマンが単独行で挑んだ。難関とされる冬のアルプス縦走を好み次々と踏破してゆく。夢だったヒマラヤ登頂を成功させていれば登山家として有名になっていたのかもしれない。
    小説のなかでは妻子を持ち幸せの絶頂のなか、孤独な登山仲間の巻き添えにあ...続きを読む

    0

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