新田次郎のレビュー一覧

  • 孤高の人 1

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    ネタバレ

    1巻と最終巻の雰囲気が違いすぎて驚き。中盤から象徴的な表現が増え、独自の世界観がぐいぐい読者を引き込みます。
    小説や史実とはまた違う結末のようですが、私は「文ちゃん死なないでー!」と思いながら読んでいたので、これはこれでいいのかなと。愛する人を守ることと、極限まで夢を追い続けることの間で葛藤する文太郎の表現は、高度8,000mというシチュエーションもあり、圧巻でした。

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    2014年06月26日
  • 栄光の岩壁(上)

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    最後にマッターホルン登頂に成功するが上下2巻は長すぎる感あり。1巻に纏めればよかったかも。しかし力作には間違いなし。

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    2014年05月26日
  • 冬山の掟

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    山の遭難は、無理や無謀から発生する。それを、小説という形で示したとも言える作品。静かな心で山に登りたい。そうも思うのです。

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    2014年01月25日
  • 冬山の掟

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    大山で雪崩が発生し大学生が巻き込まれた。
    幸いにも無事救出されて、本当に良かった。
    昨年末、同じところを私も歩いただけに人事ではない。
    そんなニュースの影響か、書店でこの「冬山の掟」が
    目に飛び込んできた。そして、迷わず購入。
    この本の解説を書いた角幡氏の文章の中に
    「登山というのは判断を繰り返すゲームである。気象によってルート状況は刻一刻と変化するし、天気次第では行動できないことも珍しくない。そのため常に自分のおかれた状況を的確に把握し、それを勘案しながら続行すべきかどうかはんだんしなければならない。」とある。
    判断するためにはさまざまなスキルと経験、知識が必要だ。これかも安全にキャンプを行

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    2014年01月25日
  • 冬山の掟

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    山岳小説の名手、新田次郎の遭難を題材にした10作品を収録した山岳短編集。

    この作品は三十年前に読んでいるのだが、新装版が出たので再読してみた。ストーリーをすっかり忘れてしまった短編も多かったが、読んでいるうちにストーリーを思い出した短編もあった。

    山岳小説とミステリーやサスペンスの要素を兼ね備えた短編、実際の遭難事件を題材にした短編もありで、再読してもなお面白い作品だった。

    『地獄への滑降』『霧の中で灯が揺れた』『遭難者』『冬山の掟』『遺書』『おかしな遭難』『霧迷い』『蔵王越え』『愛鷹山』『雪崩』を収録。

    解説は角幡唯介。

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    2014年01月16日
  • 武田信玄 林の巻

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    第4次川中島決戦まで進みました.

    桶狭間の戦いなども含めて,策謀家としての信玄が凄みを増してきています.

    大河ドラマ「風林火山」はこの巻までの時代で終わったので,この先は私はよく知らない信玄の話になります.
    なので,楽しみに読み進めていこうと思います.

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    2013年12月10日
  • 武田信玄 風の巻

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    題名の通り「武田信玄」のお話です. かつて大河ドラマの原作にもなってます.

    この巻では長尾景虎との戦いが始まる前まで話が進みました.武田信玄が出てくる小説などはいくつも読んでましたが,主人公として扱われているものは私にとっては初めてです.

    続刊も楽しみに読み進めていこうと思います.

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    2013年11月16日
  • 栄光の岩壁(下)

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    山の描写がきれいでいいな。
    最後の津沼はもうなんかお約束感があって逆におもしろい。「やっぱきたー!」みたいな。作者は狙って書いてるねこれ。
    結婚の章もなんか少年雑誌の恋愛マンガみたいでおもしろい笑
    もうピンチに次ぐピンチの連続でどのていどピンチなのかわからないピンチのゲシュタルト崩壊が起きていた。広は登れて大五郎は登れない。巡り合わせの奇妙さ。

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    2013年10月26日
  • 怒る富士 下

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    長年、富士山頂観測所勤務であった新田次郎氏の宝永・富士山大噴火を題材にした1972年作品の2007年新装。
    宝永4(1707)年富士山大爆発の降砂により餓死寸前の農民に関東郡代「伊奈半左衛門忠順」は農民の窮状を救うべく立ち向かう。だが、彼が見たものは被災農民を道具にした幕府内の醜い政権争い。農民救済に命を捨てた代官の生涯。
    詳細な記録から構成された5代綱吉から6代家宣への移行期の柳沢吉保、間部詮房・新井白石のを無視餓死寸前の農民を無視した政争が描かれている。最初は記録文学に近いかと思って読んでいたが、小説としてもかなり面白い。

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    2013年05月27日
  • 武田信玄 山の巻

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    言わずと知れた武田信玄。
    この本は小説ですがだいぶ歴史考察に関する著者からのコメントが入っておりいろいろ勉強になりました。特に武田信玄の名軍師と言われた山本勘助は存在自体怪しいと言われていることが書いてあり、驚きました。
    川中島の戦い、徳川家康との戦い、と有名な合戦との裏にある膨大な量の策略謀略を知ることができて大変おもしろかったです。織田信長の派手な戦いと比べると京から遠い信玄は地味でしたけど、それがまた面白かったです。

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    2013年05月19日
  • 孤高の人 1

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    坂本眞一氏の絵で、漫画という媒体でこそ表現し得た作品であると思う。もうとにかく絵が圧倒的。全巻通して素晴らしい表現力。漫画作品の絵柄でここまで感動したのは初めて。鬼気迫る生命力、気高く無慈悲な大自然、人間の業といったものを、絵だけで伝えてくる力があります。

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    2013年05月10日
  • アイガー北壁・気象遭難

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    登山にまつわる短編集。絶壁、孤独、極寒。山はなにかとドラマになる。色恋沙汰ですら崇高だ。読み応えがあるのはやはり遭難物で、冬山が多い。透いた空と白銀とドス黒い岩壁の美しいコントラストは、スキー場のゲレンデから眺めるに限るなぁと改めて。。。

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    2013年04月26日
  • 蒼氷・神々の岩壁

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    中短編集。
    冬の富士山を舞台にした表題作、蒼氷。吹雪、突風の描写はすさまじい。ガチガチの山岳小説ではなく、女性に翻弄される男たちを描いていて、登山愛好者でなくても楽しめる。

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    2013年03月09日
  • 孤高の人 17

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    ネタバレ

    9巻まで読んで、続きが気になってました。
    文太郎に救いはあるのかという思いで
    読んでました。
    よかった。花ちゃんと巡りあえて。
    出会ってから、顔が優しくなった。
    あの山との契約は、切れてしまったけど
    大切なものを手に入れたんでしょうか。
    葛藤がものすごい迫力で。
    今、彼が生きてるからこそ、よかったと思える訳で
    あそこで死んでいたら、
    やっぱり悔しい思いが残るんだろうか。
    巻末の実在のクライマー達が山で亡くなったのが
    多くて、それも現実なんだなと・・・
    難しいな~~

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    2013年01月20日
  • アイガー北壁・気象遭難

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    ・一番印象に残ってるのは最後のカルイサワの話。デニムで厳冬期富士に挑戦して遭難者が出る21世紀となんにも変わらんのね。新田次郎のアルプスをネタにした短編はなんとなく苦手。似合ってない感じがする。

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    2013年01月16日
  • 縦走路

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    ネタバレ

    2012/9/29 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2016/4/14〜4/19

    2年ぶりの新田作品。
    山を舞台に男2人、女1人の三角関係を描いた作品。でも、やはり素晴らしいのは、山登りシーンの描写。
    それほど新田作品を読んでいるわけではないが、ちょっと意外な作品であった。

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    2016年04月21日
  • 武田勝頼(三) 空の巻

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    連載時は『続・武田信玄』というタイトルで信玄没後から武田氏滅亡までを描いた全3巻の最終巻。

    武田氏滅亡は御親類衆(とくに穴山梅雪を悪者にしている)などにその原因があるような内容で、勝頼は決して愚将ではなかったと。

    とは言うものの、後の豊臣秀吉による四国や九州、小田原征伐に比べると味方の裏切りが余りに多いように思える。民衆の反発も強かったようだし、結局はそのような状況に追い込まれたのは統領であった勝頼の責任と思える。

    しかし、勝頼一人に武田氏滅亡の責任を負わせるのはやはり酷かと。勝頼に対するイメージはいい方に変化したものの、父武田信玄が後継者・後継体制の育成に失敗したのではないかと考えてし

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    2012年08月14日
  • 武田勝頼(二) 水の巻

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    長篠の戦から御館の乱まで。

    長篠の戦では、勝頼の無謀な指示により騎馬軍団を突撃させた…という甲陽軍鑑の記述に反した展開になっている。

    長篠の戦いにおける鳶ヶ巣山砦の攻防から退却戦までと、その後の遠州での攻防では、メジャー級家臣団だけでない武田軍将兵にもスポットを当ててくれているので非常に読み応えがある。

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    2012年08月12日
  • 武田三代

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    信虎→信玄→勝頼という武田家三代の事績の中から生み出された短編集。『伊勢物語』の紛失と武田義信切腹事件を結びつけるという発想が面白かった。そもそも武田家が今川家から『伊勢物語』を預かっていたという話は本当だろうか?
    そしてそれを盗難することで武田家の内部分裂を計ったという北条氏の謀略は?
    事実だとしたらすごい! しかし例えそれが事実でなかったとしてもこれは小説だからOKやし、そういう事を思いつく作家の頭脳はすごいと思う。

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    2012年08月05日
  • 富士山頂

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    富士山にレーダーを設置するというロマンとそれに対する役所内部のドロドロしたものや施工業者との軋轢がとても興味深く楽しめた。
    半世紀ほど前のお話なのだが新田氏のリアルな経験が切々と語られている感じ。
    それにしてもお役所という所は何十年経っても変わらないシステムなのだなぁと感心したり呆れてみたり。

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    2012年07月06日