あらすじ
富士山噴火によって被害を受けた農民を救うべく奮闘する、関東郡代・伊奈忠順。だが幕府内の政争の前に、彼の努力もむなしく、農民たちは次々に飢えていく。ついに忠順は決心する。たとえこの身がどうなろうと、幕府米五千俵を秘かに農民に与えよう――。農民救済に命をかけた代官の生涯を壮大なスケールで描く!
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Posted by ブクログ
新田次郎の力作、長編。
宝永年間の富士山噴火を中心に、駿東郡の村と幕閣の駆け引き、農民の生活改善に取り組む、伊那代官の活躍が中心に書かれていく。
富士山に因縁の深い新田次郎の大作で、とても面白い内容だった。
この本に出てくる、駿東郡や足柄郡などは市町村合併などでその名前も消えてきている現在の状況は悲しい。
沼津も宿場町として出てくる。
自分の生まれた街の歴史をもう少し勉強して見なければと感じました。