新田次郎のレビュー一覧

  • 孤高の人 1

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    フリークライミングを題材にした漫画で基になった人物もあり。
    絵も綺麗でテンポも良くちょうど良いサイズで完結してるのでフリークライミングを知らずともスラスラ読める。
    興味がない俺は何度も読み返したくなるとか漫画を持っていたいとは思わないけど普通に楽しめた。

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    2013年05月16日
  • 孤高の人 11

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    微妙な表現がタイト言うかファンタジーというか…

    とりあえずロクな人しか出てこないのは現実の辛さかね。超人に進化してきたのが気になるところ。

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    2013年02月07日
  • 栄光の岩壁(下)

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    青春時代が秀逸なだけに後半がやや息切れ。歳を取るとはこういうことなのかもしれない。とにかく実在のアルピニストがすさまじい。19歳で凍傷により足をほぼなくした山少年が、足を血だらけにしながらも岩にとりついて行く姿が壮絶。

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    2012年12月03日
  • 小説に書けなかった自伝

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    新田次郎の小説は昔よく読んだが、小説家としてこのような苦悩や葛藤を背負っていたとは思わなかった。

    新田次郎と言えば一連の山岳小説が有名だが、小説を書くきっかけになったのは、「給料が少なかったので金を稼ぐため」で、本業である気象庁の仕事と小説執筆を両立させながらも、時に同僚から陰口を叩かれ傷ついていたこと。小説家一本に絞るために54歳で気象庁に辞職願を出したとき、本当は仕事を続けたいという気持ちから、不眠症になったということ。

    「孤高の人」で、登山家と船の設計技師という2つを両立させていた加藤文太郎の描写に妙にリアリティがあったのは、作者のこうした背景があったからかもしれないと感じた。

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    2012年09月09日
  • 強力伝・孤島

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    強力伝を読む.白馬岳に180キロの風景指示版を担ぎ上げる話.明日から白馬を眺めにいくので(残念ながら登山はなし)思いついて読んだ.

    重いものを運び上げる時の筋肉,心臓の描写が迫真.すごい.もちろん,私は180キロを持ち上げたことはないが,肉体の軋みが伝わってくる.

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    2012年08月24日
  • 武田勝頼(一) 陽の巻

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    武田信玄亡き後の武田家についてと偉大な先代を持つ2代目に関心があったので購入。

    勝頼の周りの御親族衆や信玄子飼の武将に加え真田昌幸なども登場。それらの信玄以来の宿老たちの扱いに勝頼の苦悩が描かれていている。

    余りメジャーには扱われない遠江や三河での徳川と武田の攻防も、そこから長篠の戦へつながる様々な伏線も描かれていて読み応え充分。

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    2012年08月05日
  • アイガー北壁・気象遭難

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    山における「遭難」を軸にした短編集。
    とりつかれて跳んでしまう人の心と、生体としての限界という現実が、地球の突起の懐で一幕の劇を紡ぎ出す、遭難という悲劇。そして時に喜劇。
    哀しみを突き放すような記録然とした表現が、返って読み手の中に物語の種火を投じます。
    間に挟まった旅行記的な数編が、息をつめて繰るページの中にも趣の異なるひと息をつかせ、編集構成の妙味も。

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    2012年06月16日
  • アイガー北壁・気象遭難

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    新田次郎さんの些細な感情の動きを表現する短い言葉が好き。
    勝気な女性に対峙している男性の気持ちなんか特に。

    テント場で独り静かに読んでると明朝の山行に森厳な気持ちで挑もうという気分にさせてくれる。パッキングに余裕があればまた山に持って行きたいな~

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    2012年06月04日
  • 小説に書けなかった自伝

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    新田次郎さんは、彼の小説と息子の藤原正彦さんのエッセーに書かれる素顔くらいしか知らなかったが、改めて読んでみると面白い経歴をお持ちである。気象庁に勤められて、満州まで行かれたのち、シベリアに抑留され、あの富士山レーダの建設を終えて、気象庁をやめて作家専業になる。東大出身の職員に囲まれながら、なかなか出世できない職場の中で、小説を書くという二足の草鞋を履き続けて、その両方に足跡を残すというのはなかなかできない。すごい人という言葉を超える内容がこの本にはあると感じた。
    生活費のために小説を書き始めたとか、奥様(藤原ていさん)の本が売れたから触発されたとか書いてありますが、もともと文才に恵まれた血筋

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    2012年06月03日
  • 孤高の人 5

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    いよいよパーティーでのアタック。個性と個性のぶつかりがありタイトさに磨きがかかる。
    主人公は正直ヤバいレベル。

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    2012年05月25日
  • 孤高の人 2

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    大会、部活とこなし山が。
    週刊誌に高校の部活載せるとかどんだけニュースがないのか‥
    次巻は命を賭けるかな?

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    2012年05月18日
  • 孤高の人 17

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    山を目指した人の話。
    実在の人を題材にした小説が原作。
    だけど、内容は少しことなるらしい。
    途中までは興味深く読めてたけど、途中からなんか変な方向にいった気が…
    原作はちょっと気になる。

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    2012年04月29日
  • 縦走路

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    山岳トレンディドラマ。


    確かに50年前に書かれた本としては、色あせていないのかも知れない。


    石黒賢と織田裕二
    江角マキコと天海祐希
    位の配役でどうでしょう?

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    2012年04月13日
  • 雪のチングルマ

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    ネタバレ

    本屋で平積みされていた「新田次郎」のキーワードにピクッと反応し、思わず買いました。新田次郎の短編集6編。
    山岳サスペンスものが多かった。冬山の描写は臨床感があってとてもよかった。ただ、前回読んでいた有川浩の小説と比べると、バッドエンドが多いことと時代のギャップを感じた。1979年発行の短篇集を集めて、2012年に新装版。万人受けはしない印象。

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    2012年04月05日
  • 孤高の人 10

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    ネタバレ

    人に触れようとすると不幸が振りかかる、異能の登山青年の話、10巻まで。

    比較的幸せだった学生時代の、唯一同じ物を見ることのできた友人宮本都の再開も、幸せは呼びそうもないあたり、見ていてキツイ。
    どこかで幸せになれると良いのだが。

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    2012年03月21日
  • 雪のチングルマ

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    ネタバレ

    山にかかわる、というか山の恐ろしさを思い知らされる短編小説が6つ収録されている本。特に急激な天候の変化、吹雪のシーンはいやというほど何度も出てくる。浅薄な知識だけでは山に太刀打ちできないのだなぁと考えさせられた。ちゃんと勉強しなきゃだ。それと、少し霊的というか何というか、山を題材にしているからかもしれないが不思議な後味を残す作品でした。

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    2012年03月13日
  • 富士山頂

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    気象庁が富士山頂に当時世界一の気象用レーダーを設置する、完成するまでの苦労話を纏めたドキュメンタリー小説。
    予算獲得、業者選定、機材の運搬、高山病対策、夏しか作業出来ない短期集中の環境、最後に省庁の壁による検査等々の苦労。
    最後の工事完了間際に襲って来た台風には宿舎が吹き飛ばされ、工事責任者も吹き飛ばされ命からがらの難工事。

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    2012年01月27日
  • 武田信玄 風の巻

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    ネタバレ

     歴史小説でした。
     歴史小説って愛情だと思うんですよね。
     作者さんが、どれだけその人物のことに愛情(興味)を持って調べて、その人物のことを形にしていくか……だと思うんです。
     そういういみではこの小説は十分合格点でした。

     でも、歴史小説なので、普段の小説を読むようについつい主人公に感情移入をしてしまって読むと、つらくなることがちょこちょこありました。
     だって、歴史小説は絶対に主人公が勝つわけでもないし、いつかは登場人物が皆、死んでしまうんですもんね。
     ちなみにこれはまだ、1冊目なので、武田信玄と名乗る前の「晴信」だった頃のお話です。
     なので、そんなに人間が出来てもいないし(もちろ

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    2011年12月15日
  • 栄光の岩壁(上)

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    他の人の山の本を読んだ後に新田さんのに戻ったら
    やっぱりすごいなー、と感動。
    よくわからないけど別に分からなくても山に魅了されている姿が
    描けていればいい。それがすごく伝わるし
    説明の仕方とかもやはりスマート。
    主人公は相変わらずダメダメなかんじだけど
    読んだら、なんかホームに戻って来たような感じでほっとした。

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    2011年12月13日
  • 栄光の岩壁(下)

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    クライミングの描写がいまいち。表題から想像できるとおり、ハッピーエンドなのは個人的には好きです。登山好きな人にはおもしろいと思います。
    昨日のテレビで登山の本を見て、昔読んだなと思い出して記載。

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    2011年10月28日