新田次郎のレビュー一覧

  • 栄光の岩壁(上)

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    クライミングの描写がいまいち。表題から想像できるとおり、ハッピーエンドなのは個人的には好きです。登山好きな人にはおもしろいと思います。
    昨日のテレビで登山の本を見て、昔読んだなと思い出して記載。

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    2011年10月28日
  • 孤高の人 6

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    新田次郎の孤高の人を原案にした現代のクライミングマンガですが、巻を読み進めるうちにだんだんモチベーションが下がってきました。16巻まで読めるかな。

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    2011年10月21日
  • 銀嶺の人(上)

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    二人の女性クライマーを書いたお話。
    同時に読んでいたジェノサイドに割り込みされなかなか読むのが進まなかった(笑)
    山の話、プライベートな話、どちらにもここまで気持ちを持って行けるのがすごい。マッターホルン登頂の話をもっと盛り込んだら、十分上巻だけで話が簡潔する。
    下巻にも期待。

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    2011年09月29日
  • アイガー北壁・気象遭難

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    山三昧の短編集

     タイトルが安直だが、タイトル作を含む山小説が14編。

     日本の山モノから、今回はヨーロッパの山モノが含まれているのが特徴といえば特徴か。

     約350頁で14編だから、それぞれはまさに短編だ。それぞれが適度に短いからとても読みやすい。

     タイトル作品の「アイガー北%

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    2011年09月16日
  • 縦走路

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    男女4名のドラマ

     山というより男女の物語。

     ひとりの美人登山家を山男2名が奪い合う。そこに美人登山家の高校時代の友人が対抗意識だけで絡んでややこしくなる。

     これ以上登場人物が増えると大変だが、4名だけなのでわかりやすい。

     山男2名とともに縦走を計画した山女は、その頂上でどちらを選ぶか選択を迫られるのだが、結局どちらも選べない。

     ラストでは、川を渡る山男たちに対して丸木橋を渡る山女が表現される。

     橋が水面にくっついたり離れたり。見守る山男を意識しながら、山女は橋を渡りきる。橋の浮き沈みが山女のこころの揺れを表している。山男のザイルに助けてもらうことを拒否することで山女は両

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    2011年09月16日
  • 蒼氷・神々の岩壁

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    中編プラス短編×3

     新田次郎短編集。

     今回も山と遭難のお話が続く。また、女性が関与する話も多い。いつもの通り無難に読める山岳小説だ。

     タイトル作の「蒼氷」は富士山の気象観測にかける男の物語。女性が絡むが、すっきりとしたストーリーは緊迫感もありとてもよいできだ。

     作品は以下の通り。

    蒼氷
    疲労凍死
    怪獣
    神々の岩壁

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    2011年09月16日
  • 梅雨将軍信長

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    歴史小説シリーズ第二段

     今度は信長側から見た歴史。

     信長も必死だった様子がよくわかる。一か八かの賭けに勝った信長は、その後賭けに敗れ本能寺で自刃するわけだが、それまでのクライマックスが描かれており短編ながら面白い。

     武田信玄が長すぎたこともあり、このくらいの短編のほうがピリっとしていいかもね。

     短編集だから、信長だけが出てくるわけではない。飛行機あり、天気予報ありなんだが、面白いのは算術(和算)関係の作品。2編(算士秘伝、二十一万石の数学者)登場するがいずれも鎖国時代の日本をある角度から描いたものとして興味深い。

     蘇我入鹿打倒の「大化の改新」と「時の日」をくっつけた秀作「時

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    2011年09月14日
  • 孤高の人 15

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    ネタバレ

    現代風にアレンジするのはいいのだが、新田次郎なのに山以外に力を入れすぎ。自分のカラーを出そうとする自意識が過剰。筆力はあるのにもったいない。

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    2011年09月14日
  • 武田信玄 風の巻

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    晴信の気性が荒い。武将も上手く描かれている、諸国の戦いも文章が簡潔で分かりやすい。信濃の国の歴史としても面白い。

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    2011年08月30日
  • 武田勝頼(二) 水の巻

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    本当は★が4つだけど漫画で読んでたので。
    でもそれをあまりある長篠の戦いの描写。

    ●城郭に誘い込む織田軍
    ●押し太鼓のもと、じりじりと攻め込む武田。
    ●躊躇と迷い、そして推移する現実
    ●踏ん張りながらも退却していく武田軍の難しさ

    Detailがおもしろかった。

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    2011年08月29日
  • 孤高の人 1

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    クライマーの話。主人公がとてつもなく暗く、それが人や社会との軋轢を生んで、色々と苦悩します。その逃げ場としての山でしたが、いつしか山に対する想いが、純粋な挑戦、真理を探す旅へと変わっていく…
    圧倒的な心理描写とそれを最大限に引き出す作画力は凄いの一言。

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    2011年08月29日
  • 富士山頂

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    この時代の役人は、まだ、なにもなかったこの国の社会基盤を造り上げる、という強い熱意をもって働くことができたのでしょう。

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    2012年01月17日
  • 武田信玄 林の巻

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    理系の書いた川中島の戦い。

    正直、「人間」の描き方は薄い。
    上杉謙信は不必要に貶され、信虎はひどい父親で、
    信玄からも熱い信念や、人間らしさが伝わって来ない。
    この辺、「天と地と」と比べてしまうと厳しい。

    だが、この小説の魅力はそこでは無く、
    物語のロジックの組み立て方にある。
    「信玄が信州を狙うのは米を手に入れるためである。」
    「金山が枯渇したので、今川領を手に入れたい。」
    「雨が桶狭間の戦いの勝敗を決した」などなど。

    そういう観点で小説を楽しみ人にとっては、
    この小説は面白い小説なのでは無いだろうか。

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    2013年07月13日
  • 富士に死す

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    富士山に対して、いい印象を持ってなかったけれど、そんな自分を少し反省。神聖な気持ちで、今年は富士山に登ろうと思う。

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    2011年04月18日
  • 縦走路

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    初新田。何この山岳月9(笑)というのが一番の感想。山の描写は申し分ないが、恋模様の描き方がイマイチ。後日談も欲しかった。

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    2011年04月09日
  • 孤高の人 9

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    K2登頂を阻止していたプロジェクトも潰れ、新しいパートナー登場。方向は見えるのだがプロセスは想像出来ない。

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    2011年08月07日
  • 孤高の人 8

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    冬山縦走中に主人公「森」を除く4人が、滑落、凍死、衰弱等で死んでしまう。元オーナーの嫌がらせなのか、事故以後K2への夢は絶たれる。全14巻。これから後半なのにどうなるのか、ガラガラポンの状態です。

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    2011年08月07日
  • 孤高の人 7

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    K2東壁シュミレーショントレーニング、冬の北アルプス全山縦走!ほとんど自殺行為です。主人公以外は遭難していくのですが、森はK2に行けるのでしょうか?

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    2011年08月01日
  • 孤高の人 6

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    この原作は、読んでいないので単純に比較は出来ませんが、原作の時代とコミックの内容を比較すると、松本清張「砂の器」の映画を、中居正広主演で再演した日曜東芝の「砂の器」的印象です。携帯を含む小物や装備がいかにも現代風で、人と人との繋がりが非常にドライな印象をうけます。協調性に欠ける人間の集まり。それに起因するトラブル。足の指を凍傷で無くした泉谷しげる似のリーダー。こんなメンバーでK2登れるの?

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    2011年08月01日
  • 孤高の人 14

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    絵がきれいなだけに、毎度痛々しすぎる。今までヴィジュアル系登山漫画なんて言って悪かった。とにかく読者としてはひたすら、文太郎が幸せになることを祈るも、元ネタがあるだけにその願いも虚しい。
    電車の中で読むと必ず酔ってしまうつらい一冊。

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    2011年02月23日