新田次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
歴史小説シリーズ第二段
今度は信長側から見た歴史。
信長も必死だった様子がよくわかる。一か八かの賭けに勝った信長は、その後賭けに敗れ本能寺で自刃するわけだが、それまでのクライマックスが描かれており短編ながら面白い。
武田信玄が長すぎたこともあり、このくらいの短編のほうがピリっとしていいかもね。
短編集だから、信長だけが出てくるわけではない。飛行機あり、天気予報ありなんだが、面白いのは算術(和算)関係の作品。2編(算士秘伝、二十一万石の数学者)登場するがいずれも鎖国時代の日本をある角度から描いたものとして興味深い。
蘇我入鹿打倒の「大化の改新」と「時の日」をくっつけた秀作「時