新田次郎のレビュー一覧

  • 孤高の人 5

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    いよいよK2登頂へ向けてメンバーが集まってくるのだが、年齢、性格、経験、目的が違い、ぶつかりあう。そのメンバーの中でも極端に浮きまくる、主人公の森。こんなメンバーでK2に登れるの?行く前のトレーニングで一人や二人、滑落するかも。

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    2011年08月01日
  • 孤高の人 4

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    バイト代は全て山につぎ込み、ガス、水道、電気を止められている、主人公のクライマー、森。部屋には何にも無い。布団も無く夜はランタン。これから絡んでくるであろう財界・政界にパイプを持つ、超リッチな若き実業家のクライマー、ニ宮。まるで「あしたのジョー」か「巨人の星」?

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    2011年08月01日
  • 孤高の人 3

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    中々読ませます。「点の記」同様いろいろ専門用語が出てきているとは思いますが、映像やコミックという目で見えるかたちにしてもらえると、知らない単語に悩まず読み進められて助かります。「孤高の人」は、原作の評価もいいみたいですね。

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    2011年08月01日
  • 霧の子孫たち

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    中学時代貪るように読んだ新田二郎の未読本。
    時代小説や山岳小説のような迫力に欠けていたのが残念でした。

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    2011年05月31日
  • 孤高の人 1

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    新田次郎は「剣岳」を含め過去何冊か読みました。偶然手元に来たこの「孤高の人」の原作は、まだ読んでいませんがコミックで読んで良いものか、しばし悩みました。映画ならともかく・・・取り合えずこれも何かの縁と考え、読むことに・・・新田次郎のイメージと、絵のギャップが埋まるかどうか心配です。新田次郎の原作がコミックになるのか???取り合えず何故か目の前に、12巻まで積まれているので読んでみます。

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    2011年08月01日
  • 武田信玄 山の巻

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     とうとう終わりを迎えた信玄。京へ上る夢をかなえるための進軍は悲壮なラストへ向かって行く。
     慎重な性格の信玄。負けない戦国の勇とはなったが、やはり京との位置関係には勝てなかったか。石橋を叩いて渡る戦略が、いいようで、もどかしくもある。

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    2017年08月16日
  • 武田勝頼(三) 空の巻

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     何というか、あまりにも悲しい結末。

     小説としては、善玉と悪玉がはっきり分かれすぎているところか、主人公であるはずの勝頼の影がどんどん薄くなっていくところか、あんまり好きではない。

     結末が見えているだけに読み進むのがつらくて、どんどん追い込んでいく作者が憎らしくもある。

     だけど、ある種の潔さのようなものを感じるのも事実。

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    2010年12月16日
  • 孤高の人 1

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    基本的に暗めです。主人公と、彼を取り巻く人々が、ひどく現実的です。明るさがない。
    山登り漫画というより人生登り漫画のほうが適切かも知れません。
    少々現実的すぎて疲れますが、読んで損のない漫画だと思います。

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    2010年12月04日
  • 武田勝頼(一) 陽の巻

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     武田勝頼といえば、信玄の息子で、長篠の戦いで信長・家康連合軍に大敗を喫し、結局武田を滅亡させた人物という印象である。新兵器と旧式の軍隊という対比の中で、若いのに旧体質の人物であるようなイメージもあった。

     失礼な思いこみであったのかもしれない。

     新田次郎のこの小説に出てくる勝頼は、颯爽とした若武者である。やや頼りない部分もあるけれど、むしろ新時代の担い手としてのイメージが強い。ただ、父親があまりにも偉大すぎ、それがハンディになっている部分もあるけれど。

     この時代を描いた小説は、どうしても信長・家康を欠かせない。この小説も同じで、敵役と言うよりも主要登場人物として描き出す。むしろ、主

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    2010年10月16日
  • 聖職の碑

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    涼しくなる1冊。冬に読んではいけない。
    ひたひたと近づいてくる寒さ。
    小学校の遠足登山(とはいっても戦前)で、集団遭難。
    遭難する前から、押し寄せてくる嫌な予感の連続攻撃で、寒いことこのうえなしです。子供がたくさん遭難しちゃうので、涙もろい人はご用心を。
    題名だけだと、すばらしい教師の話のようなんだけど、それは個人、一場面のレベル。遭難しないように準備することがもっとあったんじゃないの?と突っ込みどころも満載なお話。
    そんなに数読んでないんですが、山岳小説は夏に読むのがいいのかな。
    寒くなれる山岳小説あれば教えてください。
    よく覚えてないのですが『八甲田山死の彷徨』も、かなり寒かった記憶が

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    2010年09月26日
  • 孤高の人 11

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    巻を買ってしまった惰性で、ず~っと密かに読み続けているこの漫画。
    途中、伏線や本線の主要人物を一掃するなど、迷走に迷走を重ねてきましたが、やっとここに来て私好みの話になってきました。
    ε~( ̄、 ̄;)ゞフー
    久しぶりに続きが気になります。

    それにしも、9巻から描かれる富士測候所での文太郎の生活は、羨ましく感じました。
    そうは言っても現実は・・・なんて思ってる時点で、ダメですね。
    色々と考えさせられます。( ̄ヘ ̄;)

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    2010年07月01日
  • 銀嶺の人(下)

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    新田次郎の長編小説。
    今井通子と若山美子をモデルとしたものだ。

    世界有数の女性クライマーがどのように誕生していくのか、また実生活と登山とのバランス、実生活での活躍なども面白い。

    今井通子は後にヒマラヤにも行くが本書では、グランドジョラス山頂で結婚式を挙げるところで終わっている。

    山を目指す女性にお薦めの一冊です。

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    2010年06月27日
  • 銀嶺の人(上)

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    新田次郎の長編小説。
    今井通子と若山美子をモデルとしたものだ。

    世界有数の女性クライマーがどのように誕生していくのか、また実生活と登山とのバランス、実生活での活躍なども面白い。

    今井通子は後にヒマラヤにも行くが本書では、グランドジョラス山頂で結婚式を挙げるところで終わっている。

    山を目指す女性にお薦めの一冊です。

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    2010年06月27日
  • 銀嶺の人(上)

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    ストーリーはストイックな山岳もので
    体力のなさを感じながらも、精神の強さでは男性顔負けの駒子と
    無口でナキムシだけど、登山テクニックに長けている美佐子の
    二人の女性登山家が主人公のお話。
    ただの登山ではなく、
    女性にして体力を要する岩壁に挑戦します。

    本当の女性登山家が作家さんだったら
    もう少し、本当の女性的な部分が出て楽しめたかもと思います。
    強かったり、すこし意地汚いじゃないですけど
    女性のちょっとネガティブな部分があったほうが
    共感できるかなと思いました。

    新田さんの理想の女性像っぽかったです。(^^)

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    2010年06月16日
  • 武田勝頼(三) 空の巻

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    全3巻。

    大河ドラマ「風林火山」の原作の続編になる。

    歴史における通説というか、固定観念について考えさせられた。

    勝頼=凡将というのが一般的。それもわずか数年で滅亡へと導いたので致し方ないところだが・・・

    「歴史とは、勝者によって作られるもの」というのが、これを読んでつくずく感じた。この本で書いてあることも真実かどうかわからないが、一般的な評価が真実であるかどうかもまた分らないことだ。

    上杉謙信にしても武田信玄にしても、後継者を育てきる前に亡くなってしまったことが、一番の要因で一代で築き上げた偉大な父についてきた家臣団が、それも戦国時代の家臣団が、そのままついてくるわけもな

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    2010年04月19日
  • 孤高の人 10

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    坂本先生の絵はリアルです。人間の本質というものをかかれている様な気がします。しかし、この漫画は何か救いがない(?)ので、読むと少し凹みます。っが、続きが気になり読んでしまいます。なんだかんだで好きなので、坂本先生のサイン会も行きたかったな〜・・・

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    2010年03月26日
  • 武田三代

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    第8回吉川英治文学賞を受賞した「武田信玄」の異説や番外編を集めた、7編からなる短編集。

    信虎、信玄、勝頼の武田三代の滅びるまでが、本編とは違った切り口で書かれている。

    新田次郎の「武田信玄」は緻密な情報戦が面白い。また、山本勘助の息子が甲陽軍艦の元である甲陽軍談を書き上げるまでを綴った「まぼろしの軍師」では、現代のイメージにない山本勘助に触れることができて興味深かった。

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    2010年03月22日
  • 怒る富士 上

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    宝永4年富士山の大爆発により甚大な被害を受けた農民を、権力に翻弄されつつも自分の信念を貫き守ろうとした関東郡代伊奈半左衛門忠順の苦難の救済活動を中心に、富士により人生が流転する人々を描く。
    非業の死を遂げた志高い人々の業績を書き残すことは、小説家の素晴らしい仕事のうちの一つだと実感させられた。

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    2010年01月30日
  • 強力伝・孤島

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    「孤島」暗い、暗い、暗い。
    気象観測で無人島の事務所にいるのだけど、あまりに何もない島で娯楽のなく淡々と職務をこなし、あとは暇つぶしを考える人々たち。
    1965年。今だったら、ネットもあるし、きっとゲームしたりネットサーフしたり、天国だろうなぁ。と反感を持ちながら読んだ。

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    2010年01月12日
  • 武田勝頼(一) 陽の巻

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    武田信玄は知っていても、武田勝頼はネガティブなイメージがしかもっていなかった。織田信長・徳川家康と戦った勝頼の魅力を知ることができる1冊。初心者には、難解な部分もあると思う。

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    2010年01月02日