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登山の参考に
当時の登山がいかに過酷であったのかが良く分かる作品です。木曽駒ヶ岳に何度も登っていたので以前より興味がありました。読了して当時の状況が現況と照らし合わせることができ、とてもリアルに伝わってきました。
Posted by ブクログ
涼しくなる1冊。冬に読んではいけない。
ひたひたと近づいてくる寒さ。
小学校の遠足登山(とはいっても戦前)で、集団遭難。
遭難する前から、押し寄せてくる嫌な予感の連続攻撃で、寒いことこのうえなしです。子供がたくさん遭難しちゃうので、涙もろい人はご用心を。
題名だけだと、すばらしい教師の話のようなんだけど、それは個人、一場面のレベル。遭難しないように準備することがもっとあったんじゃないの?と突っ込みどころも満載なお話。
そんなに数読んでないんですが、山岳小説は夏に読むのがいいのかな。
寒くなれる山岳小説あれば教えてください。
よく覚えてないのですが『八甲田山死の彷徨』も、かなり寒かった記憶があります。これもまた、新田次郎。
Posted by ブクログ
大正三年におきた中箕輪尋常高等小学校の修学登山事故を洗い直し、新田次郎の手によってドキュメンタリー風に書き出された山岳小説である。
初版は昭和五十一年。構成は三部立てとなっており、第一章は登山という行事がどのような教育理念の下に行われるのかを当時の状況を以って示し、第二章で事故のあらましがドキュメント風に描かれる。最後の第三章では、事故後の人々の対応と、現代まで登山行事が長野で行われる理由が明かされている。
本書にあるように、私の母校も戦後から毎年修学登山を行っており、私自身も経験していたが、まさかこのような背景があるとは知らず、もっと早く知っておけばよかったと思った。
山国である信州において、山の体験を学習の場と考えるのは赤羽校長のみならず、現在の教育現場も同様であるように思える。彼らの理念を引き継ぎ、どの学校もいまだに実行し続けていることはすばらしいと思う。しかし、その志は果たして子どもたちに伝わっているだろうか。(私自身はしんどいとしか思わなかった。)
さらに言えば、この理念を貫いた結果、誰が幸せになっただろう。長い目で見れば、という声はもちろんあるだろう。だが、赤羽校長や清水・有賀先生等の意思に感動する方があれば問いたい。教育者の妻として責任を問われ続けた赤羽つぎの道を、自分の妻に歩ませる神経を持ち合わせているか。唐沢可作の枷をはずす手立てはあるのか。
私には、そんな覚悟はない。
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