新田次郎のレビュー一覧

  • 武田勝頼(三) 空の巻

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     何というか、あまりにも悲しい結末。

     小説としては、善玉と悪玉がはっきり分かれすぎているところか、主人公であるはずの勝頼の影がどんどん薄くなっていくところか、あんまり好きではない。

     結末が見えているだけに読み進むのがつらくて、どんどん追い込んでいく作者が憎らしくもある。

     だけど、ある種の潔さのようなものを感じるのも事実。

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    2010年12月16日
  • 孤高の人 1

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    基本的に暗めです。主人公と、彼を取り巻く人々が、ひどく現実的です。明るさがない。
    山登り漫画というより人生登り漫画のほうが適切かも知れません。
    少々現実的すぎて疲れますが、読んで損のない漫画だと思います。

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    2010年12月04日
  • 武田勝頼(一) 陽の巻

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     武田勝頼といえば、信玄の息子で、長篠の戦いで信長・家康連合軍に大敗を喫し、結局武田を滅亡させた人物という印象である。新兵器と旧式の軍隊という対比の中で、若いのに旧体質の人物であるようなイメージもあった。

     失礼な思いこみであったのかもしれない。

     新田次郎のこの小説に出てくる勝頼は、颯爽とした若武者である。やや頼りない部分もあるけれど、むしろ新時代の担い手としてのイメージが強い。ただ、父親があまりにも偉大すぎ、それがハンディになっている部分もあるけれど。

     この時代を描いた小説は、どうしても信長・家康を欠かせない。この小説も同じで、敵役と言うよりも主要登場人物として描き出す。むしろ、主

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    2010年10月16日
  • 聖職の碑

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    涼しくなる1冊。冬に読んではいけない。
    ひたひたと近づいてくる寒さ。
    小学校の遠足登山(とはいっても戦前)で、集団遭難。
    遭難する前から、押し寄せてくる嫌な予感の連続攻撃で、寒いことこのうえなしです。子供がたくさん遭難しちゃうので、涙もろい人はご用心を。
    題名だけだと、すばらしい教師の話のようなんだけど、それは個人、一場面のレベル。遭難しないように準備することがもっとあったんじゃないの?と突っ込みどころも満載なお話。
    そんなに数読んでないんですが、山岳小説は夏に読むのがいいのかな。
    寒くなれる山岳小説あれば教えてください。
    よく覚えてないのですが『八甲田山死の彷徨』も、かなり寒かった記憶が

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    2010年09月26日
  • 孤高の人 11

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    巻を買ってしまった惰性で、ず~っと密かに読み続けているこの漫画。
    途中、伏線や本線の主要人物を一掃するなど、迷走に迷走を重ねてきましたが、やっとここに来て私好みの話になってきました。
    ε~( ̄、 ̄;)ゞフー
    久しぶりに続きが気になります。

    それにしも、9巻から描かれる富士測候所での文太郎の生活は、羨ましく感じました。
    そうは言っても現実は・・・なんて思ってる時点で、ダメですね。
    色々と考えさせられます。( ̄ヘ ̄;)

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    2010年07月01日
  • 銀嶺の人(下)

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    新田次郎の長編小説。
    今井通子と若山美子をモデルとしたものだ。

    世界有数の女性クライマーがどのように誕生していくのか、また実生活と登山とのバランス、実生活での活躍なども面白い。

    今井通子は後にヒマラヤにも行くが本書では、グランドジョラス山頂で結婚式を挙げるところで終わっている。

    山を目指す女性にお薦めの一冊です。

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    2010年06月27日
  • 銀嶺の人(上)

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    新田次郎の長編小説。
    今井通子と若山美子をモデルとしたものだ。

    世界有数の女性クライマーがどのように誕生していくのか、また実生活と登山とのバランス、実生活での活躍なども面白い。

    今井通子は後にヒマラヤにも行くが本書では、グランドジョラス山頂で結婚式を挙げるところで終わっている。

    山を目指す女性にお薦めの一冊です。

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    2010年06月27日
  • 銀嶺の人(上)

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    ストーリーはストイックな山岳もので
    体力のなさを感じながらも、精神の強さでは男性顔負けの駒子と
    無口でナキムシだけど、登山テクニックに長けている美佐子の
    二人の女性登山家が主人公のお話。
    ただの登山ではなく、
    女性にして体力を要する岩壁に挑戦します。

    本当の女性登山家が作家さんだったら
    もう少し、本当の女性的な部分が出て楽しめたかもと思います。
    強かったり、すこし意地汚いじゃないですけど
    女性のちょっとネガティブな部分があったほうが
    共感できるかなと思いました。

    新田さんの理想の女性像っぽかったです。(^^)

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    2010年06月16日
  • 武田勝頼(三) 空の巻

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    全3巻。

    大河ドラマ「風林火山」の原作の続編になる。

    歴史における通説というか、固定観念について考えさせられた。

    勝頼=凡将というのが一般的。それもわずか数年で滅亡へと導いたので致し方ないところだが・・・

    「歴史とは、勝者によって作られるもの」というのが、これを読んでつくずく感じた。この本で書いてあることも真実かどうかわからないが、一般的な評価が真実であるかどうかもまた分らないことだ。

    上杉謙信にしても武田信玄にしても、後継者を育てきる前に亡くなってしまったことが、一番の要因で一代で築き上げた偉大な父についてきた家臣団が、それも戦国時代の家臣団が、そのままついてくるわけもな

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    2010年04月19日
  • 孤高の人 10

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    坂本先生の絵はリアルです。人間の本質というものをかかれている様な気がします。しかし、この漫画は何か救いがない(?)ので、読むと少し凹みます。っが、続きが気になり読んでしまいます。なんだかんだで好きなので、坂本先生のサイン会も行きたかったな〜・・・

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    2010年03月26日
  • 武田三代

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    第8回吉川英治文学賞を受賞した「武田信玄」の異説や番外編を集めた、7編からなる短編集。

    信虎、信玄、勝頼の武田三代の滅びるまでが、本編とは違った切り口で書かれている。

    新田次郎の「武田信玄」は緻密な情報戦が面白い。また、山本勘助の息子が甲陽軍艦の元である甲陽軍談を書き上げるまでを綴った「まぼろしの軍師」では、現代のイメージにない山本勘助に触れることができて興味深かった。

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    2010年03月22日
  • 怒る富士 上

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    宝永4年富士山の大爆発により甚大な被害を受けた農民を、権力に翻弄されつつも自分の信念を貫き守ろうとした関東郡代伊奈半左衛門忠順の苦難の救済活動を中心に、富士により人生が流転する人々を描く。
    非業の死を遂げた志高い人々の業績を書き残すことは、小説家の素晴らしい仕事のうちの一つだと実感させられた。

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    2010年01月30日
  • 強力伝・孤島

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    「孤島」暗い、暗い、暗い。
    気象観測で無人島の事務所にいるのだけど、あまりに何もない島で娯楽のなく淡々と職務をこなし、あとは暇つぶしを考える人々たち。
    1965年。今だったら、ネットもあるし、きっとゲームしたりネットサーフしたり、天国だろうなぁ。と反感を持ちながら読んだ。

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    2010年01月12日
  • 武田勝頼(一) 陽の巻

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    武田信玄は知っていても、武田勝頼はネガティブなイメージがしかもっていなかった。織田信長・徳川家康と戦った勝頼の魅力を知ることができる1冊。初心者には、難解な部分もあると思う。

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    2010年01月02日
  • 武田勝頼(三) 空の巻

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    散々武田をわやくちゃにした原因とも言える最有力の親戚筋が離反。
    もうこの段階で武田ダメポです。
    武田が哀れです。
    信長&家康してやったりです。
    特に家康は、この後武田のおいしいとこ取りなのは史実通り。
    まぁ昌幸が関ヶ原時、家康側につきたくなかった遠因はこの辺あたりからの長い経緯があるのかも。
    豊臣が凋落して行くきっかけとなる関ヶ原と長篠の戦いは結構似ていると思った次第。

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    2010年02月10日
  • 武田勝頼(二) 水の巻

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    設楽ヶ原の戦い(長篠の戦い)の模様が中心に描かれております。
    信玄の元で活躍していた主立った武将がほとんど死滅します。
    この大敗を機に負けの歯車が武田軍に回りはじめます。
    真田昌幸はこの本でもかなりチートな感じです。
    本当にこんな優秀だったのか、はたして脚色なのか気になります。

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    2009年10月04日
  • 富士山頂

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    山岳小説家として著名な新田次郎が、気象庁測器課長時代の実体験に基づいて富士山レーダー建築にまつわるエピソードを気象庁退職後に書いた本。小説という体裁をとっているが、彼の体験をもとに書かれたドキュメント。
    文中では社名・個人名は仮名となっているが、東芝(文中では相模無線)に対する新田氏のあからさまな敵意が書かれている点が興味深い。
    役所の意思決定の論理を把握したうえで、事業をやり遂げるために順番を追って根回しをしていくプロセスが書かれている点では、役人小説、ともいえるが、同じ役人出身の堺屋太一の著作より数段面白い。

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    2009年10月28日
  • 珊瑚

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    新田次郎の小説ですね。
    みじょか(美しい少女という意味)のはまと珊瑚漁師の三人の若者の物語です。
    舞台は長崎県五島列島、その南には珊瑚の群生する男女諸島がある。
    珊瑚は高価な宝石扱いだったんですね。
    加工されて簪(かんざし)にもなっていた。

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    2009年10月07日
  • 栄光の岩壁(上)

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    主人公の人の好さにちょっとイライラするかもw登山の描写も詳しく、読者も山に惹かれてくる。下巻の展開に期待。

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    2009年10月04日
  • アイガー北壁・気象遭難

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    タイトルになっている『アイガー北壁』、『気象遭難』をはじめとする14編の山岳短編集。

    『アイガー北壁』は1800メートルの巨大な垂直の壁に挑んだ2人の日本人登山家の実名小説。こんな思いをして頂上に立ちたいのだと私達に語りかけてくれる。私には想像できない、知らない世界なだけに興味深い。

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    2009年10月04日