新田次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ加藤文太郎氏をモデルとした同タイトル小説を原案とした漫画。
事実、小説、漫画それぞれは展開がかなり異なると聞いている。
小説は未読。
本漫画の主人公 森文太郎は、一人でいることを好む
男子高校生。
ルートクライミングにひょんなことから触れることとなり
持っていた才能が開花。クライミングにハマることになるのだが
仲間を作ることを拒否するどころか
ビレイを疎かにするなど安全確保にも興味がないという
独特なクライミングのやり方が
駆け出しの素人なだけにハラハラしてしまう。
今の所は孤高というよりは孤独で
周囲の迷惑を顧みない印象だが、この先登山家として成長していくのだろうか。 -
Posted by ブクログ
新田次郎の作品は読んだことがないのだが、正社員として働きながら、やりたいことを成功させるためにはどうしたら良いか、何かヒントを得たくてこの本を読んだ。
感想としては、新田次郎の誠実性と体力に感服するばかりだった。
正社員としてのハードな勤務の後での小説家としての二足の草鞋をここまで完璧にこなす人はいないんじゃないかと思ってしまう。
自分もこんな風にできるかといったらきっとそうはいかないだろう。
それでもやってやろうというパワーはかなり湧いてきた。
新田次郎のようにそれを成し遂げたひとがいるのだ、それも40にもなるといった年齢で。
年齢を重ねるごとに体力的にも世間的にも諦めなければならないことが増えていくといった風潮の中で、新田次郎の姿は英雄であり希望だ。
単にがむしゃらに小説を書いていたわけではない、徹底した取材や、投稿作家時代などには他の作品からの勉強をする姿勢など、その誠実性には本当に年齢を感じさせないし頭が下がる思いだった。
今度新田次郎の作品を読んでみようと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ登山をする者として、馴染みのある山や地名が出てくることが、より小説への没入感を増す。フィクションとノンフィクションがミックスされたような作品だそうだ。
今回は上巻。これから下巻に入る。まだ物語は始まったばかりだ。
主人公は加藤文太郎。実在した登山家だ。
彼がエベレストの登頂を目指すことから物語は大きく動き出す。
本格的な登山の描写が出てくるまでに、少々読み進めなければならない(退屈)。
登山に例えるなら稜線までの登りだ。そこを越えると常念岳から蝶ヶ岳への縦走のように素晴らしい景色が見えてくる。といっても冬山がメイン。山行はみっちりと描かれるが、読んでいて私は「こんなもん無理やて・・・」と畏敬の念を抱くしかなかった。
ついつい忘れがちだが、まず時代が違う。大正の末から昭和の初期にかけての話だ。
装備、食料、山小屋や登山者用の目印だって今とは比べ物にならないお粗末な物だろに・・・
また、加藤の不器用さが歯がゆい。
「そこ素直になろっ!」って言いたくなる場面が無数にある。今の時代なら、発達障がいとして分類されるであろう加藤の行動や反応、執着はどのように認知されていたのだろうか。著者はどのように彼の人格を作り上げたのか。
女性への加藤の内心やその関係を描く場面も多くあるが、個人的にはもうちょっと省略してほしかった。なんせ、話がダレる・・・
とは言え、加藤を見込んだ人々のサポートを受けながら、彼はことごとく山を踏破していった。 -
Posted by ブクログ
新田次郎の初読み♪
映画原作とのことで、映画キャストによるサブカバーで平積みされていたのに目が留まり、あらすじを読んで即購入。
実話ベースの物語、最近好きなんだよね。
※本来は、映画やらドラマやらの映像化に伴うキャスト陣を映したサブカバーモノは好きじゃない(嫌悪感すら抱く)のだけど……(イメージがキャスト陣に固定されてしまうのが嫌だから)
今回は、逆だった。
新田次郎、こ難しい文体の古い作家なんだろうと思って(名前は知っているけれど)敬遠していた作家さん。あのサブカバーに目を留めなければあらすじを読むことすら無かっただろうし、当然購入することなど絶対なかったはず。
さて、本編。
関根三郎の生きざまの、何と格好良いことか。
加屋さんの誠実さ。
社長の潔さ。
そして、脚色はなされているではあろうけれども、彼らの成した偉業の価値。
一読の価値あり、と家族や知人に薦めたい一冊。
常陸太田出身・在住の友人と語らいたくなった一冊。
「新田次郎、他の作品も読んでみようかな」と思わせてくれた一冊。
★3つ、7ポイント半。
2019.10.23.新。
※帰省の際に御岩神社の前、よく通るんだよね…もしや?…と思って検索したら、(何の予備知識も無く漠然と通っているだけだから視界にも入ってきてなかったけれど)大煙突のすぐ目の前を年に1回くらいずつ、10年以上も通っていたではないか!
・・・次の帰省の折りには、是非ともしっかり目に焼き付けて来ねば。
※そして、映画も観てみたくなった。