新田次郎のレビュー一覧

  • ある町の高い煙突

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    新田次郎の小説は昔何冊か読んだことがある。人に勧められたので読んでみた。懐かしい感じがしました。社長がなぜそのような判断をしたのかに興味を持ちました。

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    2019年08月29日
  • アラスカ物語

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    フランク安田さんの生涯。こんな人がいたなんて知らなかった。
    すごい苦労があったと思う。そして暑い日には読む極寒はいい。

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    2019年08月28日
  • ある町の高い煙突

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    社会規範というものが、資本家と市民において等価に近しかった時代には、性善説による共鳴により当事者が協力して社会課題を解決することができた。一面としては、価値観の多様性が排除されていた時代と見ることができる。現代の多様性が表面上は尊重される時代と比べると、遅れた文化と評されるのだろう。しかし、多様性ゆえに、社会課題の解決が遅々として進まないことは、社会の幸福度を下げてしまってはいないか。どこで衡量するのか。その鍵こそ「勇気と忍耐」なのだろう。

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    2019年08月18日
  • 孤高の人(下)

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    文太郎が山に出会うまでがダラダラと長かった気がするけれど、山歩きを始めて山が生活の中心になっていくあたりから面白かった。

    あんなに山の怖さを描いておいて、最後がほぼ人災で終わるのもすごい。

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    2019年08月15日
  • 武田三代

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    新田次郎先生は大好きなのですが、歴史物だけは合わなかったです。新田先生が本当は歴史物を一番書きたかったと読んで、心苦しく思っています。

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    2019年06月29日
  • 銀嶺の人(上)

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    仕事を持ちながら岩壁登攀に青春を賭け、女性では世界で初めてマッターホルン北壁完登を成しとげた二人の実在人物をモデルに描く。

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    2019年07月09日
  • 武田信玄 風の巻

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    狂乱の日々を送り、民に恨みの声をあげさせていた父・武田信虎を追放して甲斐の国の主となった信玄は、信濃の国に怒涛の進撃をはじめた。諏訪頼重を甲斐に幽閉し小笠原長時を塩尻峠に破り、さらに村上義清を砥石城に攻略する。信玄は天下統一を夢みて、京都に上ろうと志す。雄大な構想で描く歴史小説の第一巻。

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    2019年07月09日
  • 縦走路

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    北アルプス、冬の八ヶ岳で二人の山男は、「女流登山家に美人なし」と言う通念をくつがえす、美貌のアルピニスト“千穂に夢中になる。彼女の旧友でライバルの美根子を交えた四人の間に恋愛感情のもつれが起こるが、命がけの北岳胸壁攻撃の後、千穂は……。きびしい冬山と氷壁を舞台に、“自然対人間"そして“男対女"を通して緊迫したドラマをみごとに描く傑作長編山岳小説。"

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    2019年07月09日
  • 蒼氷・神々の岩壁

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    鋭いアイゼンの爪もよせつけない蒼氷に覆われる厳冬期、石が水平に飛ぶ台風シーズン――富士山頂の苛烈な自然を背景に、若い気象観測所員の厳しい生活と、友情と愛と死を描いて息づまる迫力をよぶ長編「蒼氷」。ヒマラヤを夢み、岩と氷壁に青春を賭けた天才クライマーが、登攀不能といわれた谷川岳衝立岩を征服するまでの闘志と情熱の半生を描く実録小説「神々の岩壁」。他に2編併録。

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    2019年07月09日
  • 栄光の岩壁(上)

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    戦前に幼少時を過した竹井岳彦は18歳のとき八ヶ岳で遭難し、凍傷によって両足先の大半を失う。戦後の荒廃した雰囲気の中で、青春を賭けるものは山しかないと考えた岳彦は、鴨居からロープを吊して、まず歩行訓練をはじめる。やがて“ない足を甦らせて、未登攀の岩壁をつぎつぎと征服し、強烈な意志の力と不屈の闘魂によって日本一のクライマーにまで成長していく……。"

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    2019年07月09日
  • 栄光の岩壁(下)

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    “六文足の竹井岳彦は水戸で運動具商を営む美しい女性のもとに婿入りする。しかし岩壁への執念は断ちがたく、ひたすらヨーロッパへの憧れはたかまる。最初、アイガー北壁に挑むが、持ち前の慎重な判断力により途中断念する。再度、血みどろの足をひきずり、日本人としてはじめてマッターホルン北壁を征服する。実在の人物を素材にして、あらゆる困難にうちかつ男を描いた長編小説。"

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    2019年07月09日
  • 強力伝・孤島

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    50貫(約187キロ)もの巨石を背負って白馬岳山頂に挑む山男を描いた処女作「強力(ごうりき)伝」(直木賞受賞)。富士山頂観測所の建設に生涯を捧げた一技師の物語「凍傷」。太平洋上の離島で孤独に耐えながら気象観測に励む人びとを描く「孤島」。明治35年1月、青森歩兵第五連隊の210名の兵が遭難した悲劇的雪中行軍を描く「八甲田山」。ほかに「おとし穴」「山犬物語」など全6編。

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    2019年07月09日
  • 孤高の人(下)

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    いかなる場合でも脱出路を計算に入れた周到な計画のもとに単独行動する文太郎が初めてパーティを組んだのは昭和11年の厳冬であった。家庭をもって山行きをやめようとしていた彼は友人の願いを入れるが、無謀な計画にひきずられ、吹雪の北鎌尾根に消息を断つ。日本登山界に不滅の足跡を遺した文太郎の生涯を通じ“なぜ山に登るのかの問いに鋭く迫った山岳小説屈指の力作である。"

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    2019年07月09日
  • 孤高の人(上)

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    昭和初期、ヒマラヤ征服の夢を秘め、限られた裕福な人々だけのものであった登山界に、社会人登山家としての道を開拓しながら日本アルプスの山々を、ひとり疾風のように踏破していった“単独行の加藤文太郎。その強烈な意志と個性により、仕事においても独力で道を切り開き、高等小学校卒業の学歴で造船技師にまで昇格した加藤文太郎の、交錯する愛と孤独の青春を描く長編。"

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    2019年07月09日
  • 武田信玄 山の巻

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    甲州・信州の全域をわがものとして、さらに駿河府中をおさえた信玄は、いよいよ京都にのぼろうとするが、織田信長に先をこされてしまい焦るばかりだ。その上、年来の病いが身をしばりつける。合理的な戦術によって、合戦に転機をもたらした名将・武田信玄の生涯を描いた長篇三千枚がいよいよ完結する第四巻。

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    2019年07月09日
  • 武田信玄 火の巻

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    川中島の大会戦に勝利を得た信玄は、天下に号令する道を一歩一歩確実に歩んでゆく。しかし、長男の義信との仲が思わしくなく、やがて信玄は苦悩のすえ、親子の縁を断つのである。後継者を愛する湖衣姫との間にできた勝頼と決めた信玄は、強敵北条氏を追いおとすために、関東に軍を進め、小田原城に迫る。

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    2019年07月09日
  • 武田信玄 林の巻

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    天才的な智略によって、信濃の国を平定した信玄の野望は、あくまでも京都に上って天下に号令することである。同じ野望の今川義元がまず上洛の軍を起すが、桶狭間の戦いで織田信長にはばまれる。信玄を牽制するのは越後の上杉謙信である。信玄はいまや謙信と宿命の対決を迎えようとしている。著者会心の歴史小説第二巻。

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    2019年07月09日
  • 梅雨将軍信長

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    織田信長は、土砂降りの桶狭間を急襲して今川義元を倒し、雨の晴れ間を狙って長篠に武田勝頼を破った。大勝するのはいつも雨の時季。その陰には「気」を見る男がいた――。表題作の他、算法に惹きつけられた侍たちの悲劇を描いた「算士秘伝」、言い争いから富士登山に挑むことになった大奥下女の物語「女人禁制」など、自らも科学、技術、山岳の人であった著者の異色歴史小説全9編。

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    2019年07月09日
  • 怒る富士 上

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    大爆発で山の形が一変した富士山。被災農民の救済に奔走する関東郡代の前に立ちはだかる幕府官僚たち。著者会心の長篇時代小説

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    2019年07月09日
  • 強力伝・孤島

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    八甲田山を読んだついでに…というと語弊があるが、その昔マンガ化されたものを読んだことのある「強力伝」を読んでみたくなり、購入。

    マンガはとにかく非常に力強く、そして何ともやりきれないような結末だった、ような記憶があった。そういう思い出的な記憶は、読み返してみると「な~んだこんなもんだったか」と思ってしまうことも多いのだが、この本に関しては、迫力ある筆致に印象を新たにした。50貫(約187kg)を背負って白馬岳に登る…だなんてなぁ。これも怖い怖い小説である(とは言え実在のモデルがいる)。

    ちなみに、今調べてみたらマンガは池上遼一の手になるものだったようだ。懐かしいな。

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    2019年06月13日