乾くるみのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ最後から二行目で「どういうこと!?」となって急いでページを読み返した...。
解説で気付かされたけど、AサイドとBサイドってそういう事ね...。
Bサイドで色々伏線が張られていたのに、Aサイドを呼んでいる時には全然気づけなかった。
夕樹でたっくんというあだ名は「?」となったけど、思えば、マユが元彼に浮気相手の名前で呼び間違えられた経験に基づいて、彼氏(辰也)と呼び間違えないように同じ名前にしたんだなぁ...。
誇張ではなく、最後から二行で物語の見え方がひっくり返るとんでもない小説だった。
マユと夕樹が幸せになってくれるといいな...。 -
Posted by ブクログ
バブル初期を舞台にした恋愛ミステリー。A-Side(大学編)とB-Side(新社会人編)の2部構成。比喩でも何でもなく、最後の2行で物語がひっくり返る超展開が魅力っ!
あ、Googleで『イニシエーション・ラブ』を検索するとAIに完全ネタバレされるので注意です。
・女の子ってどこでそんな高等なきゅんテクを学ぶの?
・モテない男の心理描写が生々しくて良い、共感する…
・後半になるとほとんどのキャラが何かイヤになるっ
・読み返したくなる工夫が丁寧でスゴい!
『二度読みミステリー』のキャッチコピーは伊達じゃない
数年、読書をしない生活が続いていた中、一念発起し読んだ本です。久々の読書、しかも今 -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ百合作品といえば、ただただ男女の関係の男の方を女性に置き換えただけのものと思いがちだ。事実、私はこれを読むまでそう思っていた。
ただでさえ恋愛経験が少ないから、こういった感情の機微を理解するのは正直言って難しいところだけど、男女の関係以上に繊細なことだろうし、それぞれの心情の変化なんかもまったく違ったものになるだろう。それをそれぞれここまでうまく表現したものは他に類の見ないのではと思う。
私もまだまだ百合ビギナーであることを自覚したので、百合の教科を必修科目にしたうえで、教科書に全作品掲載して教師に解説したもらいたい。
特に好きな作品は5作品目、斜線堂有紀先生作の「百合である値打ちもない値 -
Posted by ブクログ
全編面白かった〜
なんて豪華な作家陣なの…!
ハラハラしたり驚いてみたり、あっという間に読み終えました。
夫の余命
余命わずかと知りながら結婚した2人。
時間を遡りながら思い出を振り返るが…
崖の下
スキー場で遭難した4人。
そのうち1人が他殺体で見つかる。
この何もない雪原で凶器は一体何…?
誰が殺したのか?
投了図
将棋ファンと夫と暮らしているが、地元でタイトル戦が開かれることになった喜ばしい時、なぜか夫の様子がおかしい。
孤独な容疑者
23年前に殺人を犯した男。
事件が再調査され…。
2020年のロマンス詐欺
コロナ禍、軽い気持ちで始めたバイトが詐欺の -
Posted by ブクログ
裏表紙に書いてある通り、珠玉の6作だと思いました。
アンソロジーは初めて読みましたが、1冊で様々な話を読めて非常に楽しかったです。
どの話も面白かったんですが、特に有栖川有栖さん作の話と辻村深月さん作の話が印象に残りました。
有栖川有栖さん作の話は主人公たち推理研がパズル研の人たちから出題された論理パズルをお互いに知恵を出しながらパズルを解いていく、というものでした。
探偵役はずば抜けた推理力であっさりとパズルを解いてしまいます。
この探偵役の鮮やかな推理も痛快で面白いのですが、探偵役でないその他の推理研メンバーがお互いに知恵を出し合ってパズルを解こうとしている様子を見るのが非常に楽しかった