乾くるみのレビュー一覧

  • セブン

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    正統から異端まで幅広く取り入れる自在な作風で常に意外性と逆転のどんでん返しを味わわせてくれる職人推理作家の乾くるみさんが数字の7にとことん拘って書いた七編の傑作ミステリ短編集。著者の作品はどれもハズレがなくミステリ・パズルを愛するファンには堪らない魅力で絶大なる信頼が置けるでしょう。唯例えば「木曜の女」はブラウン神父で有名なチェスタトン作「木曜の男」のパロディなのですがそういうマニアックさや、本書の各編や名作「イ二シエーション・ラブ」で感じる残酷さが読者を選ぶかもと懸念しますが但し全て最悪ではないですよ。

    『ラッキーセブン』話の面白さは別にして全員が戦わずに餓死する道を選んで欲しかったとも思

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    2019年02月17日
  • 蒼林堂古書店へようこそ

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    短編のミステリと、ミステリの過去の名作を紹介する
    「入門書」のコーナーが交互に出てくる不思議な本。
    小説の方の(たぶん)主役の古書店店主が、
    書評も担当している、という体で書かれている。

    蒼林堂という「ミステリ専門の古書店」を舞台に、
    週末になると集まる常連客と店主のやり取りを描く
    「一幕物」が小説部分の基本。

    その中で毎回のように「日常の謎」が取り上げられ、
    店主のロッキングチェアディテクティブぶりが冴える、
    というのが基本のパターンなのですが...

    正直、この小説部分が、最初の内はなんだかなぁ...
    という印象だった(^ ^; 謎が簡単だし、
    謎解きもハンパな印象だし...

    でも、

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    2017年02月17日
  • スリープ

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    ネタバレ

    今回もありました。しかも今回はSFならではの究極の方法で。

    コールドスリープではないけど、『目が覚めたら突然知らない場所で点滴を受けていた。』のような記憶がある人は多いのではないでしょうか?自分も交通事故でその経験をしました。そのときの混乱は結構なもので、手術室に寝かされ血まみれになったTシャツを裁断している一瞬しか覚えていませんでした、、目が覚ますのが、もし30年後だったらと考えるとちょっとぞっとします。

    本題の「スリープ」の主人公、亜里沙はコールスリープされているので、その間の成長はストップしているので30年後にタイムスリップした形となる。そこででてくるのがなぜコールドスリープされてし

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    2016年07月24日
  • Jの神話

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    「何でもあり」のエンターテインメントという印象から、個人的には大好きなメフィスト賞の受賞作にして、著者の乾くるみさんのデビュー作です。

    全寮制の名門女子高「純和女学院」、新入生の坂本優子がこの学校の門を潜ったところから物語は始まります。
    夢と希望に溢れたかに見えた学生生活は、類い稀なカリスマ性を持つ三年生の生徒会長・朝倉麻里亜の不可解な死という事件を機に暗雲が漂いはじめ、学院の先生や生徒、事件を調べる女探偵「黒猫」なども絡みながら、予想もつかない展開を見せ…

    メフィスト賞の中でも、これはかなり荒唐無稽かつ驚天動地の展開が楽しめる作品かと思います。

    様々なジャンルの要素もミックスされてます

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    2016年03月01日
  • イニシエーション・ラブ

    購入済み

    思ったより

    ネタバレ見て内容を理解した上で見たけど
    面白かった!!

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    2015年05月20日
  • イニシエーション・ラブ

    ネタバレ

    面白かった・・・。

    なぜ主人公の勤め先が変わったのか?
    後半、主人公の人格が凶暴化していたこと。
    彼女が妊娠したこと。
    あげればきりがないけども
    ラストで全ての霧が晴れ視界が視界が一気にはれた感じ。
    カセットテープになぞられたA面B面、2回目はB面から読んでみるのもいいかなって思います。

    5
    2014年11月10日
  • イニシエーション・ラブ

    ネタバレ 購入済み

    騙されました

    読んでる途中で、マユが凄く可哀想だと
    思っていたけど、そうじゃなくて
    騙されました。
    女は怖いと本当に思いましたw

    1
    2014年04月25日
  • イニシエーション・ラブ

    ネタバレ 購入済み

    おもしろかった!

    ん?あれ?って思いつつ読みました!
    B面最初の方にうすうす気づいてしまいましたが…とっても面白い作品でした!

    0
    2014年04月20日
  • イニシエーション・ラブ

    購入済み

    いい

    いい

    1
    2014年03月06日
  • 新装版 塔の断章

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    短いページ数に過去と現在が交錯していてちょっと読みづらく感じました。この作品を読む前に綾辻行人先生の水車館の殺人を読んだので、水車館みたいに区切った箇所に過去や現在と入っていたら読みやすかったかな、と感じました。でも最後は少し驚きを感じ、感慨深いものを感じ楽しく読めました。しかし自分はまだ乾くるみ先生の作品はイニシエーション・ラブとこの作品を読んだだけですが、何ともありそうな話を作品にするのでとても楽しかったです。

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    2014年03月05日
  • Jの神話

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    ネタバレ

    染色体がどうのこうのとか科学的っぽいことと、神話が混ざったお話。
    染色体YYの生き物ってほんとにいるのかな?
    犯人が人ではないものだったことには驚きました。
    なんか女子高の寮で性奴隷が・・・
    とかってエッチな展開にドキドキしたけど、
    なんか、Jの寿命が短すぎて、せっかくのガールズラブの成就が・・・
    って切なくもなった。
    この女子高、おそらく八王子に実在する学校が元になってるんだと思うんですが、その高校の名前がエッチなお店っぽいw

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    2013年06月26日
  • カラット探偵事務所の事件簿 2

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    ミステリシリーズの2巻目。
    今回も内容がかなり凝っていて、読み応え抜群。
    1.2巻揃えてじっくりよむのがお勧めかも。

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    2012年12月25日
  • Jの神話

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    乾くるみさんのデビュー作らしいのですが、僕にとってこれで乾作品は5作目・・・この作家のスタイルがようやく見えてきました。
    SFと思いきや、ミステリー。ミステリーと思いきやSF伝奇もの。恋愛小説と思いきやミステリー。などなど・・・
    つまりジャンル的なものを横断するその筆致そのものがミステリーという枠組みに類似しているという点でミステリーという大枠でくくれるんだろうなと。
    本作は結構エロチックな描写が多く、結末もバッドエンド・・・でも面白さは★5つです。
    ネタの細部にまでは触れませんが、ミステリーを読むつもりで読むと最終的な結末が非常にアクロバティックに感じられるのではないかなと思います。それを良

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    2012年10月29日
  • イニシエーション・ラブ

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    仕掛けがすごい、二度読みたくなると聞いた上で読んでも、面白い。青春あり、ほろ苦い恋愛模様もあり、二つのストーリーがどう絡むのだろうとドキドキしていたら、良い意味で期待を裏切られた。巻末の解説でまた、一度読んだだけでは気づけなかったこの本の面白さが際立って良かった。

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    2026年02月26日
  • イニシエーション・ラブ

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    解説を読むまでは、普通の恋愛小説かと思ったが、、
    二重の衝撃、まさに二重パンチを食らった気分!
    全てに気づいたあとは、なおさら変な現実感というか、苦々しさを感じた

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    2026年03月02日
  • イニシエーション・ラブ

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    最後の1ページでじわじわと違和感が生まれ、解説の最後でようやく意味が分かった
    理解した瞬間に点と点が繋がっていき、あまりの衝撃に息を飲んだ
    まさに2度読みたくなる本であり、人に薦めたくなる本である

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    2026年02月22日
  • リピート

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    人生をやり直せるとしたら
    というのは誰しもが考えたことのあるテーマではなかろうか。そして大概、いつからやり直すのかという起点に思いを馳せる。学生時代に戻ったらもうちょっとちゃんと勉強するのにな、なんて思いが過るのは自分だけではあるまい。ただ学生時代から遠く離れた今、チャンスが与えられたとて掴みに行くかと問われれば難しい。決意すれば今持っているもののほとんどを捨てると同義だからだ。起点が遠ければ遠い程迷いは生じるだろう。
    本作では起点は決まっている。10カ月前。それだけならば今持っているものを失うリスクは低いが、行動次第では自分の人生を大きく変えることは出来る。しかし変えるということはカオス理論

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    2026年02月21日
  • リピート

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    ネタバレ

    ボリュームは多い(文庫本で500ページくらい)が飽きる事なくスラスラ読めた。
    主人公の毛利けいすけが元彼を殺してしまった展会は急すぎて追いつかなかった。
    過去に戻れることがここまで人を狂わすのかと思うと怖くなった。
    非現実的だけど、実際にあったらの視点で考えると同じようなことは起こるんだろうなと納得のできるストーリー構成だった。

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    2026年02月19日
  • イニシエーション・ラブ

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    どんでん返しやトリックというよりも、「え?あれ?もしかしてパラレルワールド?」という感じでした。途中から違和感はありありだったのですが、まあ、若い時は特に、時間や環境、経験で人は変わるので、変化に慣れてくると、最後に「は?やっぱり勘違いしてたっけ」と少し読み直す羽目になりました。でもこれは、読者の読み方次第でなんとでも解釈できるので、読書会の題材にすると面白いかもしれません。

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    2026年02月14日
  • リピート

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    ネタバレ

    序盤から終盤まで高い緊張感と期待感を維持したまま読ませる、完成度の高いSF作品。

    風間の動機設定とリピーター連続死の謎、さらに毛利の選択に伴う倫理的な揺らぎによって飽きることなくスラスラ読みきれた。

    一方で、終盤は展開がゴチャついていたり、帯に掲げられた「そして誰もいなくなった」という帯のコメントが全てのネタバレとなっていて惜しかった。

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    2026年02月14日