あらすじ
全寮制のミッションスクールで、敬虔なクリスチャンの安城由紀が謎の投身自殺。亡くなる直前に残した遺書には「ジャック」という言葉が。その後間もなく、カリスマ性をもつ美しき生徒会長・朝倉麻里亜も自室で<胎児なき流産>により失血死し、学院内に衝撃が走る。相次ぐ不審死の真相に迫る女探偵・黒猫と、内気な新入生の坂本優子に迫る魔手。背後に暗躍する「ジャック」の正体は? 極上エロスと奇想天外なストーリーが絡み合い、ミステリの概念を覆す驚きのラストへ!
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ジャック
坂本優子
高橋椎奈
シスター相馬由月
青木冴子
朝倉麻里亜
沖野琴美
深沢まなみ
三浦
マザー江田
シスター広瀬
藤井沙織
桜井さやか
鈴木裕乃
安城由紀
片桐茜
佐藤瑞穂
長根香澄
磯田
井上美奈子
宮城島
風間忍
溝口尚子
シスター丸山
鈴堂美音子…黒猫
朝倉剛蔵…淑子
稲垣裕明…百合亜
近藤
蛭川裕太
平野加代
堀
水野
前川
斉田未知瑠
学院長…江田園子
長沼警部
鮫島敏郎
広田教授
薮田
青野トオル
中条奈々子…白井
原磯
北城
北浦京子
天野淳子
西村亜紀
松田亜紀子
三浦聡美
浜本
Posted by ブクログ
大好きな乾くるみ先生のデビュー作。
基本的にデビュー作は作者がなんの制約もなしに好き放題書けるので尖ったものが多いですが…。
…まさかここまでとは。
尖った乾くるみはこんな鋭い切れ味を持ってるんですね。
まるでジャックナイフのよう。
…なんてね。
Posted by ブクログ
「何でもあり」のエンターテインメントという印象から、個人的には大好きなメフィスト賞の受賞作にして、著者の乾くるみさんのデビュー作です。
全寮制の名門女子高「純和女学院」、新入生の坂本優子がこの学校の門を潜ったところから物語は始まります。
夢と希望に溢れたかに見えた学生生活は、類い稀なカリスマ性を持つ三年生の生徒会長・朝倉麻里亜の不可解な死という事件を機に暗雲が漂いはじめ、学院の先生や生徒、事件を調べる女探偵「黒猫」なども絡みながら、予想もつかない展開を見せ…
メフィスト賞の中でも、これはかなり荒唐無稽かつ驚天動地の展開が楽しめる作品かと思います。
様々なジャンルの要素もミックスされてます。
ミステリー、青春、SF、伝奇、ホラー、ダークファンタジー、それと舞台が舞台だけにGL的な要素も含んでいるなど盛りだくさん。
他のサイトのレビューを見る限り、まさに賛否両論というか、ほぼ否一色に近いのですが、僕としてはこの展開と結末には「やられた、面白い!」と諸手をあげて降参でした。
(探偵の「黒猫」に関しては、やや期待ハズレの部分もありましたが)
トンデモ本の怖いもの読みたさでも結構です。ぜひご一読を。
Posted by ブクログ
染色体がどうのこうのとか科学的っぽいことと、神話が混ざったお話。
染色体YYの生き物ってほんとにいるのかな?
犯人が人ではないものだったことには驚きました。
なんか女子高の寮で性奴隷が・・・
とかってエッチな展開にドキドキしたけど、
なんか、Jの寿命が短すぎて、せっかくのガールズラブの成就が・・・
って切なくもなった。
この女子高、おそらく八王子に実在する学校が元になってるんだと思うんですが、その高校の名前がエッチなお店っぽいw
Posted by ブクログ
乾くるみさんのデビュー作らしいのですが、僕にとってこれで乾作品は5作目・・・この作家のスタイルがようやく見えてきました。
SFと思いきや、ミステリー。ミステリーと思いきやSF伝奇もの。恋愛小説と思いきやミステリー。などなど・・・
つまりジャンル的なものを横断するその筆致そのものがミステリーという枠組みに類似しているという点でミステリーという大枠でくくれるんだろうなと。
本作は結構エロチックな描写が多く、結末もバッドエンド・・・でも面白さは★5つです。
ネタの細部にまでは触れませんが、ミステリーを読むつもりで読むと最終的な結末が非常にアクロバティックに感じられるのではないかなと思います。それを良しとするか、フェアではないと憤るかは読み手の好みですが、僕はこういうのも大好きですね。
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こっちは真面目に自分なりの推理しながら読み進めてたのに、終盤に急にチンポ出てきてそっから全部チンポになって驚愕&動揺wwwwww
ミステリーじゃなくてファンタジーやったんかいワレ、って感じにはなったが、その辺も含めておもろかったのでまあよし。
メフィスト賞の作品は一気読みしてしまうもんが多いなー。
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気持ち悪いと思うほど尖っていた。
ただ、それもあってか終盤夢中になって読むことができた。表現や文章は読みやすく、好みだった。
しかし、ただ尖っている、それだけのような感じがした。あまり自分に変化はもたらさなかったのかなと思う。
Posted by ブクログ
面白い・・・・・・けど頭おかしい(笑) 息抜きで読んだらとんだ問題作だったが非常に楽しめた。本作はミステリとしては微妙なところではあるとは思うが小説としては見事なリーダビリティで、退屈しない。無茶苦茶なラストに向けて序盤から丁寧に伏線を張っているのだが、如何せん終盤が頭おかしすぎてそんなことはどうでもよくなる。しかし予想できないラストも辻褄合わせとしては悪くない。タイトル通り、神話に言及するあたりは感心する。Jの正体には気付いたが、アレは・・・・・・(笑) 大真面目にこんなネタを披露できる作者に脱帽。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
全寮制の名門女子高を次々と襲う怪事件。一年生が塔から墜死し、生徒会長は「胎児なき流産」で失血死をとげる。その正体を追う女探偵「黒猫」と新入生の優子に追る魔手。背後に暗躍する「ジャック」とは何者なのか?「イニシエーション・ラブ」の著者が、女性に潜む“闇”を妖しく描く衝撃のデビュー作。
【感想】
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全く予想を超えた終末だった。
わたしは、外見は女性だけど生物学的には男性というのが犯人だと思っていた。
まさか、そうくるとは。
自分が女性だから言うんじゃないけど、完全体により近いのは女性の方なんだね。
美しさだけでなく、猛々しさを持つ者は完璧なんだ。
そういえば、天照大御神もそうだな。
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XとYがあれば確かに組み合わせとしてはXX、XY、YYが可能だ。科学の常識としてYYは排除していたが、科学の発達によりそれが可能となる可能性は否定できないのかも知れない。SFの題材としても面白い。
Posted by ブクログ
なんというか前半と後半との展開の差がすごいかも。最初はこんな内容だと思わず。そして結構グロテスク。官能的でもありグロテスクでもあり。
何年も挫折しては積読してたんだけど、やっと読み終わりました。J謎の生命体すごすぎ。そして人間を食って食べてる感すごい。
Posted by ブクログ
乾さんがメフィスト賞出身と気が付いていなくて、読んでみました。
この作品からイニシエーションラブへの転換は、幅が広いというか、メフィスト賞狙いというか、まあ。
全寮制名門女子高で相次ぐ変死。「胎児なき流産」という謎の遺体が残る。
その謎の中核にJの存在。
昔、男の子コミックで手首から先の「てっちゃん」というマンガがあったけど、「Jちゃん」かーい。
ストーリーの主軸は遺伝子とか受精とか。高校生物知識くらいでわかるので、そこは面白い。
最近BL界でよく使われるαβΩの設定より、真実味と現実感があり、可能性を感じる、Y Y受精卵。
その失敗作のおぞましい増殖。
とにかく、気持ち悪いんですう。
ヒント:Jは、ジュニア
Posted by ブクログ
ここまでSFだとは思ってなかった。SFの苦手なところは、日常的な感覚をすべて無視できてしまう点なんだけども、ただその中でも当然ロジックは破綻させられない。今作はロジックに違和感はないけど、ミステリーとして読むと落ち着かない。
今回の作品は閉じられた全寮制の女子校。それだけで何か起こりそうではあるんだけども(笑)、女の花園(というかコミュニティ)によくあると言われる妙なヒエラルキーとかパワーバランスというが、それが今回の謎のキモになっていて、SFっぽさはまぁある意味おまけと言えなくもない。SF設定のせいで死んじゃうという点はミステリーではなくホラーなので、そこの重みをどう評価するか、かな。
全体としては「死の真相」がSF設定の結果なので、読みモノとしては昼ドラかなと思う。
Posted by ブクログ
表紙のイラストよろしく、物語りのはじまりは学園ドラマ仕立でちょっと間延びした感がある。そして「黒猫」登場、エログロ突入って詰め込み過ぎじゃないかな。ラストには悪魔の正体を講釈する辺り、著者も話の落としどころに悩んだ結果だとおもう、それが成功したかどうかは読み手の感じかたによる。
Posted by ブクログ
着地点にビックリ。こんな終わり方を迎えるとは思っていなかった。斬新ではある。発想は面白いなぁと思った。ただ、グロめの描写に加えて、後半は官能小説と見紛うようなエロ描写で、しかも百合要素満載なので、これが受け入れられない人は読むのがキツいかもしれない。
遺伝子関係のお話や、聖書・魔女の解釈が興味深かった。遺伝子が実際どこまでそうなり得るのかは分からないけれど、こんなことが起こり得るかもしれない・・・?なんて考えるくらいに、科学的なお話が作り込まれているのは良かったと思う。
向かうところ敵なしの黒猫の評判に対して、調査中の行動ですぐに感情的になったり、あまり強かさや敏腕っぷりが伝わらず、キャラがブレているように感じたのが少し残念だったかな。
Posted by ブクログ
途中までは、誰が犯人だろう??と想像しながら
ワクワクして読みましたが、途中からSF?と言う感じになっていって
ちょっと、想像したくないようなグロテスクな表現などもあり
これは、好みが分かれそうだと思った。
乾さんの中では、イマイチだな・・・と思いましたが
普通に発想では思い付かないような内容だったのは確かだと思います。
Posted by ブクログ
全寮制の女子高において、謎の死を遂げる事件が2回。警察の捜査も宛て人にならず、闇に葬られる。死を遂げた親から依頼され通称「黒猫」が調査にあたる。
そこで、解ったことは...「ジャック」とは?
最後に原因解明され、なるほどと思った先に、急展開!
予想の付かないまさかの展開に驚きました。
Posted by ブクログ
自由なミステリーというか、ミステリーの枠から外れているというか。自分は、オーソドックスなものが好きかと言われると、それほどではないと思う。だけど、何か感じてしまう違和感は何だろう?
Posted by ブクログ
この作家さん、ほんとに抽斗が多いんだなと思った。いわゆる女性主ハードボイルドとして、十分面白かったと思うけど、前述の通り何でも書ける人なので、他作品を読んで期待して読み始めると、ああ、これはジャンルが違ったのか、と思わされる感があるかも。エピローグはあった方がいいんだろうけど、蛇足感もあった。
Posted by ブクログ
イニシエーション・ラブ、リピート、クラリネット症候群と続いて、大好きな乾作品としてどんなトリックなのかなと期待して読みましたが、途中からSFちっくになってしまい、、なんだ~!と違う意味で期待を裏切られた感じです。
Posted by ブクログ
全寮制の名門女子高「純和女学院」に入学した坂本優子は
入学早々違和感を感じる。昨年自殺した生徒に私が似ている?
不気味なくらい美しい生徒会長、それに従う親衛隊および生徒会。
しかしその生徒会長が不自然な死をとげ、今までの均衡が崩れる。
全ての事件には「ジャック」という謎の言葉が絡んでいると見た
女探偵「黒猫」は純和女学院へと赴く。
作品的にミステリ+百合かな~と軽く考えていましたが、
読み進めると若干ひいている自分がいました(笑)
原因は意外な「ジャック」の正体。
あと女性に潜む闇を描いていると紹介してありましたがうーんこれはちょっと違うな~と思いました。
最後の展開は人それぞれ評価が分かれると思います。
キャラクターは個性的な人物ばかりでしたので良かったです。