あらすじ
もし、現在の記憶を持ったまま十ヵ月前の自分に戻れるとしたら? ある日突然の電話で持ちかけられた、夢のような「リピート」の誘いに乗って、疑いつつも人生のやり直しに臨んだ十人の男女。ところが彼らは一人、また一人と不審な死を遂げて……。なぜ、犯人は「リピート」した者を狙うのか? 犯人は十人の中にいるのか? あの『イニシエーション・ラブ』の鬼才が、『リプレイ』+『そして誰もいなくなった』に挑んだ仰天の傑作。驚愕のラストは絶対に見逃せない!
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Posted by ブクログ
乾さんは昔から知っていたけれども、今回初めて読みました。
最初はおもしろい設定だなあとだけ読み進めていたのが、途中からどんどん展開が進み、そのスピードについていくようにあっという間に最後まで読んでしまいました。
これはめちゃくちゃおもしろいし、ミステリーを改めて読みたくなりました。
Posted by ブクログ
時間に関する本は、科学本、物理学本など幅広く読んできたが、小説はその複雑さが面白い。
...ってことは?と考えていると、頭がこんがらがるけれど。
「運命の、元に戻そうとする抵抗」のような考え方が、とても興味深い。
Posted by ブクログ
わりと本格的なSFが混じっているミステリーを読むのはこれが初。突然10ヶ月前に戻ることができると言われたら、誰でも戸惑う。
10ヶ月前を魅力的に見える人もいるだろうが、自分なら特に今と変わらないと感じてしまうだろう。
日々変化する主人公の日常をカオス理論に基づいて描いていく様は圧巻そのもの。
伏線は分かりやすい部分ではあるものの、行動の裏付けが見事。
長編だがスラスラ読むことができた。
匿名
YouTubeから知ってすぐに買い、読了しました。最後の最後になるまで一連の事象に関連性はただ一つのみ。証拠が少なすぎるため読みながら犯人を予想することは全くできませんでした。そんな状況の中、最後にはスカッと納得できるような回答が待っています。新しいタイムリープものでした。記憶を消して読みたい作品の一つです。
Posted by ブクログ
人生をやり直せるとしたら
というのは誰しもが考えたことのあるテーマではなかろうか。そして大概、いつからやり直すのかという起点に思いを馳せる。学生時代に戻ったらもうちょっとちゃんと勉強するのにな、なんて思いが過るのは自分だけではあるまい。ただ学生時代から遠く離れた今、チャンスが与えられたとて掴みに行くかと問われれば難しい。決意すれば今持っているもののほとんどを捨てると同義だからだ。起点が遠ければ遠い程迷いは生じるだろう。
本作では起点は決まっている。10カ月前。それだけならば今持っているものを失うリスクは低いが、行動次第では自分の人生を大きく変えることは出来る。しかし変えるということはカオス理論やバタフライエフェクトと言った大きなうねりを引き起こすことが予想される。本作の前半は「ではどうするべきか」という思考実験のレポートを読んでいるようだった。ただ舞台が携帯電話も普及していないアナログな世界である為、現在だとまた事情が随分変わるのだろうなと興味深く思った。
物語が動き出すのは実際にリピートしてからになる。仕掛けは非常に面白かった。リピートが可能な場所へ誰しもが簡単に行けないのも良い。思い上がり、己を過信する主人公は読者に嫌悪感を抱かせ、次々と襲い来る自身の不始末による苦難は物語の着地点の不穏さを臭わせる。活かされる機会の無い寓話のようである。
Posted by ブクログ
ボリュームは多い(文庫本で500ページくらい)が飽きる事なくスラスラ読めた。
主人公の毛利けいすけが元彼を殺してしまった展会は急すぎて追いつかなかった。
過去に戻れることがここまで人を狂わすのかと思うと怖くなった。
非現実的だけど、実際にあったらの視点で考えると同じようなことは起こるんだろうなと納得のできるストーリー構成だった。
Posted by ブクログ
序盤から終盤まで高い緊張感と期待感を維持したまま読ませる、完成度の高いSF作品。
風間の動機設定とリピーター連続死の謎、さらに毛利の選択に伴う倫理的な揺らぎによって飽きることなくスラスラ読みきれた。
一方で、終盤は展開がゴチャついていたり、帯に掲げられた「そして誰もいなくなった」という帯のコメントが全てのネタバレとなっていて惜しかった。
Posted by ブクログ
序盤の突如示されたタイムリープ能力を前に主人公たちが信じるか否かを延々と論じ合う場面はテンポ感を度外視した冗長さすら感じたけれど、結果その執拗な懐疑と検証こそが現実離れした設定に血を通わせていて、気付けば読み手の私も「リピート」の世界へと溶けんでいた。思ったよりミステリ要素が強くて面白い。
Posted by ブクログ
面白い。
乾くるみさんは『イニシエーション・ラブ』で驚きと衝撃を受け、こちらも手にとってみました。
『リピート』
ある時点限定で、記憶を残したまま過去に戻ることができる。
リセットボタンを手に入れた主人公「毛利」は、何をやり直すのだろうか。
文体が読みやすく、登場人物達は全員が嘘や駆け引きで相手を利用するような人間ばかり。
そんな中、大学生の主人公「毛利」はだらしがない男である。器用に立ち回るがその場の気分で行動が変わってしまう。
読みながら、そんな毛利のダメさ加減と自分が重なるたびに、ちょっとした自己嫌悪の風が吹いてきます。
もし自分がリピートの権利を得たら…。きっと自分も気弱になって似たようなことを考えるだろうと思います。
ところが不審な死をきっかけに、
事態が急展していきます。
毛利の知らぬところで事件は進み、事の真相に近づきます。
本書の裏表紙に
アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』
Kグリムウッドの『リプレイ』への挑戦
と書かれていたので、久しぶりにコチラも読もうと思います。
Posted by ブクログ
★★★3.5
簡単にいうとタイムトラベルもの。記憶を持ったまま過去に行けるというSFミステリー。
さくさく読めて面白い。
もしあなたが過去に行けるとしたら、何をしますか?
Posted by ブクログ
タイムリープ×ミステリーの傑作。
ちょっと長いですが、後半あたりからの不穏な展開は一気読み必須です。
タイムリープの仕方も従来とは一味違った感じで設定が細かく、条件などが面白い。
そして参加者たちを取り巻く事件が大きなミステリー要素になって最後まで飽きさせません。
どうなるの!? ……と思わせといてのあのオチ。
なんとも因果なラストでした。
Posted by ブクログ
設定がワクワクする!
選ばれしもの??
リピート!
先はどーなるんた?とサクサクよめて
おもしろかった!
人が死んでいくのもミステリー要素あって良かった!
Posted by ブクログ
テンポの良いストーリー展開。あっという間に読めました。
登場人物の焦りや焦燥感、恐怖や怯え感が伝わってくる心理描写でドキドキ感情移入しながら読みました。ラストで真実が語られる場面はかなりの衝撃。
連絡手段が固定電話の頃の話。スマホ時代だとどんなストーリーになるだろう。
タイムリープは基本パラレルワールドもの。
(親子のパラドックスは起きない)
序盤に分かりやすくSF部分の説明があり疑問なく進められます。自分は理系なので、双子のパラドックスやソーンのタイムトラベル説が出てきて思わずニヤリとしました˙ᴥ˙
Posted by ブクログ
ケン・グリムウッドの『リプレイ』のような「同じ時間を繰り返す」というSF的な設定を背景としたミステリ。時空のひずみから過去に戻ることができる「風間」は、9人の人間をリピーターと呼び、一緒に過去に戻る。過去に戻った世界で、リピーターたちが次々と死んでいく。
真相は、リピーター達は本来の歴史では死んでいた人たちで、R9の世界(風間達にとって、9回目の世界)では、風間と常連である工藤により生き残らされていたというもの。R10の世界では、歴史の定めにより、また死亡していく。
偶然選ばれたリピーターが殺されていくのではなく、本来死んでいたはずの人物たちを選んで同じ過去を繰り返させ、また死ぬかどうかを試したという真相は、乾くるみらしい底意地の悪さを感じさせる秀逸なプロットだと感じた。「そして誰もいなくなった」という感じはあまりしなかったが、読んでいる途中は、「これはどうなるんだ」とドキドキさせられた。
全体としての意外性は十分だったが、ラストシーンのオチは及第点ギリギリだと感じた。トータルでは、傑作と言える出来だと思う。★4で。
Posted by ブクログ
時間に関わるミステリを読んだのは初めてで、こんなにも面白いのかと驚いた。
順番として逆かもしれないが、『リプレイ』を読んでみようと思ったきっかけの一冊になった。
Posted by ブクログ
設定や登場人物などすぐ引き込まれたし、どうなるどうなる?と先が気になる。途中までとても良かった。あまり評価が高くないのがなぜだろうと。
が、種明かしをされた後辺りからガタガタと崩れていく感じ。
ラストへ向かうにつれ面白かった本はどこへやら…
Posted by ブクログ
読んでる最中は、結末への期待度が上がって星5つもありえるぞと思ったが、個人的にはオチのインパクトが期待外れだったので星3つ。
内容自体は面白かっただけに、もったいなかった。
乾くるみの小説は、オチにどうしても期待し過ぎてしまうので、読んでる最中から期待値が上がりすぎていたかもしれない。
Posted by ブクログ
以前読んだことはあったが、全くストーリーを覚えていなかったのでかなり新鮮であった。主人公:毛利圭介はどこにでもいる普通の大学生。
10ヶ月前に戻れるリピートに半信半疑ながらも実際に戻って見ると打算的な面も見えかくれする。途中で彼が元カノにとった行動でその後の展開で彼がどうなるのか一気に楽しみが増した。
リピートした仲間が次々に死亡していく謎も黒幕からの真相を聞くと(ちょっとややこしかったが・・)納得。
あまりSF系統のストーリーは得意ではないが、まずまず楽しめた作品であった。
Posted by ブクログ
記憶を持ったまま過去に戻れるなら…どうしよ。毛利の置かれる立場や、この展開は想像するとゾクゾクする。設定も面白い。がしかし、登場人物がだらしない。なのでこんな終わりがちょうどいいのだ笑
Posted by ブクログ
イニシエーション・ラブが鮮烈だった乾くるみによる、
あのタイムリープの元祖ケン・グリムウッドの『リプレイ』と
アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』に挑んだ作品との触れ込み。
ある日、大学生の毛利圭介の元に謎の電話がかかって来る。
電話の主は今から一時間後に地震が起こる旨を伝え、
実際に地震が起きたらまた電話するとだけ告げ電話を切る。
そして一時間後、本当に地震が起こる。
電話の主はこう告げる、もし現在の記憶を持ったまま
十ヶ月前の自分に戻れるとしたら?
リピートと呼ばれる夢のような体験に誘われ
集められた九人の男女とその首謀者と思われる風間という謎の男。
こうして計十人の男女は、疑いつつも人生のやり直しに臨む。
ところが十ヶ月前にリピートした彼らは
一人、また一人と不審な死を遂げていく。
イニシエーション・ラブの時と同様に、
その謎の仕組みが解けた時、なるほどと唸らされた。
とは言え、前談部分が長すぎた。
最初読んでて、結局彼らはこのまま過去にリピートせずに
現実時間の中でゴタゴタに巻き込まれるのかと思ったくらい。
それぐらい、前談部分が冗長過ぎたのは正直な感想。
それと題材が題材だけに、やけに理屈ばったセリフの多さも
その冗長過ぎる印象に拍車をかけたかもしれない。
仕掛けとしてはお見事ではあったが、
その全貌を掴むにはそれなりの発想力と理解力が求められる気もした。
うーん、面白かったは面白かったのだが、何とも勿体ない気もした作品。
Posted by ブクログ
読み終わってみれば印象が変わっているが、読んでいる時は前半部分がやや退屈だった。
終盤もハラハラする展開ではあるがあまり自分の好みではなかった。
Posted by ブクログ
本題に入るまでが長くて一回飽きて読むのをやめてしまった。読書を再開し、読み進めていくと途中から不穏な空気が流れ始めドキドキワクワク、「誰が何のために」という目的や設定、その後の展開は自分では想像がつかないもので面白かった。
Posted by ブクログ
タイムループとループするために選ばれた人達がいなくなるという設定。
設定と話の展開は面白かった。
個人的には序盤の展開早めて、違う結末でもいいなと思いつつ、この終わり方がらしいかなとも思った。
結末について色々考えたくなる一冊。
Posted by ブクログ
読んだ自分なりの感想としては、ミステリーではあったけど、もしも過去に戻れるなら人間はどう考えどう動くのか?みたいなある種の思考実験を見ている様な感覚に陥った。
ミステリー要素もありつつ、人間の内面の汚さ愚かさそういうものを見たい人にはおすすめかも?
Posted by ブクログ
それから!?それからどうなるのっ!?
ほー、それで??それで!?
って感じのままというか、期待とは裏腹に普通に終わったって感じ。
内容は面白いよ。
ただ、期待しすぎたかも。
まず、リピートが本当に出来るのかとか、何か仕掛けやワクワクがあるのかと思って読んでたけど普通に出来たし。
あと、どんどん仲間が死んでいく中でどんな仕掛けがあるんだろうかと期待したけど、あぁって感じ。
主人公が元カノを殺してしまうところは、ピークにドキドキ出来たけど、結局その辺もいかされず。天童がどうやって死体を処理したのかとかも明かされないし。(死体が見つかってしまって、ワチャワチャ展開していくのかとか考えてしまった)
最後もあっけなく終わってしまったし、全体的に良い子な作品って印象でした。
Posted by ブクログ
見知らぬ男から「意識だけ過去に戻れる体験」に誘われた人々が実際に10か月ほどタイムリープして過去の生活をやり直し、先の展開を知っているから順調そのものと思ってたら次々と謎の死を遂げていく、という不可解な事件の話。
着想がとても面白く、真相が明らかになるシーンは因果がひっくり返る驚きが得られる。一方、結末はちょっと物足りないというか、因果の閉じる閉塞感やら救いのなさやらで何とも言えない気持ちになった。
Posted by ブクログ
だいぶ前に深夜ドラマで放送してて、面白かった記憶があり、小説も読んでみようと思った。ドラマの記憶はもうあまりないけど、小説とはだいぶ内容が違かった様に思う。
主人公の稚拙な考えや、天堂という人物のチンピラ口調が際立って読むのが苦痛だったが、後半の怒涛の展開は面白かった。
リピート参加者10名の内、明確な理由が書かれてるのは3,4人程度。他の人は何でリピートしたのか?常連のリピート理由も不明、元カノはどこに居るの?探偵は読者をドキドキさせる為だけの登場?と思うところは多々あるが、幕引きは良かった。