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Posted by ブクログ
他の方も仰る通り、前半が長い。タイムリープものなのに実際にタイムリープするまでに約180ページ。ちょっとタイムリープ「するする詐欺」なのでは?と疑ってしまった。笑 タイムリープ後も事が起こるまでに時間がかかること。
でも、麻雀を使った「過去と全く同じ動きをする難しさ」の説明が個人的にには序盤のいいフリになってたと思う。
純粋に主人公がタイムリープを楽しんでいたところから後半は怒涛の展開。そこはイニシエーション・ラブの作者だけある展開で面白かった。
ちゃんとミステリーだったし、ミステリーとしての色々な要素を掛け合わせたような内容でよかった。
Posted by ブクログ
人生をやり直せるとしたら
というのは誰しもが考えたことのあるテーマではなかろうか。そして大概、いつからやり直すのかという起点に思いを馳せる。学生時代に戻ったらもうちょっとちゃんと勉強するのにな、なんて思いが過るのは自分だけではあるまい。ただ学生時代から遠く離れた今、チャンスが与えられたとて掴みに行くかと問われれば難しい。決意すれば今持っているもののほとんどを捨てると同義だからだ。起点が遠ければ遠い程迷いは生じるだろう。
本作では起点は決まっている。10カ月前。それだけならば今持っているものを失うリスクは低いが、行動次第では自分の人生を大きく変えることは出来る。しかし変えるということはカオス理論やバタフライエフェクトと言った大きなうねりを引き起こすことが予想される。本作の前半は「ではどうするべきか」という思考実験のレポートを読んでいるようだった。ただ舞台が携帯電話も普及していないアナログな世界である為、現在だとまた事情が随分変わるのだろうなと興味深く思った。
物語が動き出すのは実際にリピートしてからになる。仕掛けは非常に面白かった。リピートが可能な場所へ誰しもが簡単に行けないのも良い。思い上がり、己を過信する主人公は読者に嫌悪感を抱かせ、次々と襲い来る自身の不始末による苦難は物語の着地点の不穏さを臭わせる。活かされる機会の無い寓話のようである。
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