乾くるみのレビュー一覧

  • セカンド・ラブ

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     『イニシエーション・ラブ』の衝撃には劣るが、本書もなかなか楽しめた。やっぱり自分の知らないバブル期の雰囲気好き。当時の恋愛・結婚観も新鮮。26歳にして初めての美人の恋人を手に入れた正明を騙すのは簡単だったろう。倉持の行動は正明に禁欲の難しさを痛感させること以外に何の意味があったのか。この結末は個人的にはさほど嫌いではないが、正明が不憫すぎていたたまれない。主要登場人物の性根が悪すぎるが、彼女がずっと付き纏われることを思うと溜飲が下がる。

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    2024年03月10日
  • 彼女。

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    浅はかな感想だし、どれくらい作者のみなさんが百合を調べて書いたのか分からないけど、どんな人も男とか女とかレズとかバイとか関係なく好きな人を見つめる目も想いも同じなんだろうなと思った。百合小説アンソロジーなんて付けなくても十分売り出せる本だと思った。逆にそういう迎合していくのがこの本にあっているようで少しズレているようで、それがまた登場人物たちにはあっているのかもとも思った。

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    2024年03月10日
  • セカンド・ラブ

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    ネタバレ

    セカンドラブはミナと?
    同じ人物でも人格の違う人になれるのか。夜のお店で働くことを隠したかったのか。隠したとして、ミナはなんで指輪の号数をあえて大きくしたのか。
    スキーに行った女の子にまで、最後になぜ嘘をついていたことをバラしたのか。
    結婚式にスキーの2人がいないのはなぜ。
    いろいろまだ謎のままです。

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    2024年02月04日
  • 彼女。

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    ネタバレ

    「椿と悠」
    女の子同士のありがちな、勝手に勘違いして、勝手に妄想して、勝手に傷つく。大好き。女の不器用な部分がきれいに描かれている。お母さんかよ、のセリフには思わず笑っちゃったね。
    「馬鹿者の恋」
    若いなぁ。愛は無償じゃない事に気づけなかったんだよね。
    「百合である値打ちもない」
    隣に歩くのに見合う自分でありたい。好きなのに、それでももっと美しくあってほしい。相手のことが好き、ってそれだけでいいはずなのに。他者の評価が気になってしまう。悲しいね。
    「微笑の対価」
    タイトルが秀逸。自分の知らない彼女がいる。私に見せてくれない彼女の内面。知りたいけど、知りたくない、気持ちがぐらつく描写が好き。

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    2024年01月30日
  • 物件探偵(新潮文庫nex)

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    ★特長
    今回はマンションやアパートといった集合住宅の取引がらみの話。
    どの話にも共通しているのは、「不動尊子」という宅建資格を15歳で取得し、今では物件の気持ちを感じることができる20代後半の女性が、それぞれの取引に関して、見事に謎を解明する。

    ★魅力
    マンションやアパートといった身近な建物のお話のせいか、分かりやすく、興味深く、読み進められる。
    不動産用語が物語を通じて身につく。
    不動産チラシやサイトの見方が変わる。

    ★感想
    引き込まれる。
    読みやすい。
    途中で読むのを中断するのが惜しい。
    シリーズ化を期待したい。

    ⚫︎「田町9分1DKの謎」
    静岡在住お茶の販売会社のサラリーマンが、日

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    2024年02月06日
  • セカンド・ラブ

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    最後、よくわからなくてレビューを見たら、そういうことだったのか!と思い、もう一回最初を読み返した!
    結構びっくりする展開だったが、女が性格悪すぎた

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    2024年01月22日
  • セカンド・ラブ

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    イニシエーションラブといい、ろくな女出てこん。えげつないトラウマ。オチを非現実的なものにするのはどうなんって思ったけどそれが意外と男側の執念深さを記していてよかった!前作より好きと思ったけど少数派だった

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    2023年12月24日
  • 物件探偵(新潮文庫nex)

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    宅建を持っている不動さんがいろんな物件に現れて事件を解決していくお話です。

    不動産って購入したことある人ならある程度わかるかもなのですが、割と素人ではわかんない言葉とかめっちゃ飛び交うんですよね〜
    不動産ちょっと齧ってみよっかなぁ〜という人にはとっつきやすいかもしれません!
    こんなこともあり得るのか!ぐらいで、知っとくのは良いと思います。

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    2023年12月06日
  • 物件探偵(新潮文庫nex)

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    マンションやアパートの出来事を綴った6話の短編不動産ミステリー。
    各話の問題を終わりに差し掛かって現れ解決へと導く「不動尊子」、
    自己紹介がどこかで聞いたような節のある言い回しで、そこがよっ!!
    待ってましたってな感じにもなったりならなかったり(笑)。

    不動産ミステリーと聞いて、読書好きだと雨穴の「変な家」
    という作品を思い浮かべる人もいるでしょう。
    小野不由美さんの、怪奇ミステリー「残穢」や「営繕かるかや怪異譚」
    なんてのも、家や土地と言ったある意味、不動産ミステリーの端の方に
    属してるかもしれません。
    そういった、摩訶不思議でおぞましいのをかなり薄めて、
    ライトミステリーと言う形でで書か

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    2023年12月06日
  • クラリネット症候群

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    この本は『クラリネット症候群』だけではなく『マリオネット症候群』も収録されています。
    昔出版したマリオネット症候群に書き下ろしのクラリネット症候群を加えて発行した形みたいです。

    いつものドロドロ感はないですが両作とも乾くるみ先生のいいところがよく出ていてとても気に入りました。
    オススメです!

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    2023年11月08日
  • ハートフル・ラブ

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    乾くるみ先生の短編集ですね。
    調べたところやや批判的な意見も見られますが私はとても楽しめました。
    特に最初と最後の話が良かったです。
    乾くるみ先生が好きなら絶対損はしません!
    乾くるみ先生の良いところがちゃんと発揮されています。

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    2023年11月01日
  • カラット探偵事務所の事件簿 1

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     表紙の先入観からファイル20はやられました。乾作品はさぁ〜っと読み始め、ぱ〜っと終わるみたいな感じで読んでしまいます。カラット探偵面白いぜ!

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    2023年09月16日
  • スリープ

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    今回は非常に時間をかけて読みました。
    話が途中からガラッと変わったので「えっ」と思ったら、そういう事だったのか!と後半一気読みでした。
    驚きました。
    騙されました。
    流石、乾さんだと感心しきりです。
    「イニシエーション•ラブ」とは、また違った意味でのドンデン返しでした。面白い!

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    2023年08月27日
  • 神様の罠

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    えてして人生こんなもの。小さな「神様の罠」はそこいら中に隠れている。
    今日買った品物が、翌日にお買い得品になっていたりしたら、つい「やられた!」とつぶやいてしまう。

    この作品集では、もっと致命的な出来事であるわけだが・・・罠なんか仕掛けていません。自業自得でしょう、と神様はおっしゃるかもしれない。
    作者の罠だったりもする。
    初出が2020年〜2021年なので、コロナ禍にまつわるものもあり、本当にこういう事があったかもしれないね、と遠い目になってしまった。

    『夫の余命』乾くるみ
    タイトルからして罠だった

    『崖の下』米澤穂信
    凶器はつららだと思っていましたが、エグかったです

    『投了図』芦沢

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    2023年08月22日
  • スリープ

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    どういうことだ?と考えさせられ、単純に面白かった。
    でも読むのにかなり時間がかかった。科学的なことが、文系の自分でも理解できそうに書かれてて、がんばって読み込んでしまったからかな。
    科学的なとこはなんとなくで流し読みでもよかったかな。

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    2023年08月07日
  • クラリネット症候群

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    1.マリオネット症候群と2.クラリネット症候群の中編集。
    1.マリオネット症候群は16歳の女子高生ー御子柴里美の身体に同じ高校の男子先輩が乗り移り色々な出来事が起きる。
    2.クラリネット症候群は男子高校生が大事なクラリネットを壊された事で「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ」が発音も聴き取りも出来なくなる事でややこしい人間ドラマが展開される。
     どちらも現実にはあり得ない様な物語が進んで行くが映画化出来そうなドタバタ劇的で楽しめた。
    乾くるみさんの小説は読み易いしちょっとエロっぽいところがあり面白いです。

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    2023年07月23日
  • セブン

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    いや〜!!おもしろい。
    7編の短編集、どれも良く出来ていて非常に読み易く一気読みしました。
    「ラッキーセブン」と「ユニーク•ゲーム」は数当てゲームですが心理ゲームですね。良く考えられています。
    又、「TLP49」はタイムスリップ物で実に愉快な発想です。「木曜の女」はこの短編集の中ではちょっと異色な内容だが、「えっ」と一瞬読み返しました。
    こういう夫婦生活があっても良いと思いました。若い時に読みたかった。

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    2023年05月23日
  • カラット探偵事務所の事件簿 1

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    6編からなる短編集。主に謎解きだけを受ける探偵事務所で若い同級生2人が主人公である。
    一編一編、内容が凝ってて仲々良く考えられています。読み易くすらすら読んでしまいます。が事件の動機など細かいところはちょっと…って言う感じがしますがそれもご愛嬌。

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    2023年05月12日
  • セブン

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    色んな短編の物語がこの一冊に詰まっていて
    なおかつ、サクッと読めるから一気読みがしやすくより物語に入り込み面白さを体感出来ました。

    私は特に序盤のトランプを使った心理戦の
    ストーリーが非現実的な悪魔が出てきて
    ゲーム性をデスゲームなものへと変えて
    生死の天秤を狂わせる構成が惹き込まれます。
    個人的にこのトランプゲームは
    実際に現実で出来そうなので人数が揃ったら
    試してみたいなともなりました(笑)

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    2023年02月23日
  • ハートフル・ラブ

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    『イニシエーション・ラブ』『セカンド・ラブ』と来ていた乾くるみラブ・シリーズ(?)の新作短編集。さすが数学科出身の著者らしい細かな数字のオンパレードで、しかしどこかコミカルな『消費税狂騒曲』『九百十七円は高すぎる』が楽しい。一方で読み始めたばかりで油断気味の読者に初っ端から叙述トリックをぶちかましてくれる『夫の余命』の魅力も捨てがたい。

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    2023年02月18日