【感想・ネタバレ】カラット探偵事務所の事件簿 1のレビュー

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Posted by ブクログ 2021年05月08日

一話一話が短編方式で読みやすく、すぐに読めた。軽読書する分には十分な本だと思う。人が死ぬようなミステリーではなく、ほのぼのするようなミステリーで読んでいてなんだかほっこりとした。そして、最後の最後で、あの結末には驚いた。最初から苗字しか明かされていない事に少し疑問を持ったが、最後にその理由が回されて...続きを読むいる事にはびっくりした。

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Posted by ブクログ 2013年08月08日

謎解き専門の探偵事務所、カラット探偵事務所。赤字経営はどうにかなったのか⁉

6つの短編が収録されているが、目次を見ると何故かファイルナンバーが飛んでいる。それに関しては読み進めるとわかるわけだが、私は読み終わるまで気付かなかった。残念すぎる!
しかもまんまと騙された!いい意味で!
思い込みって本当...続きを読むこわい。

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Posted by ブクログ 2023年09月16日

 表紙の先入観からファイル20はやられました。乾作品はさぁ〜っと読み始め、ぱ〜っと終わるみたいな感じで読んでしまいます。カラット探偵面白いぜ!

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Posted by ブクログ 2023年05月12日

6編からなる短編集。主に謎解きだけを受ける探偵事務所で若い同級生2人が主人公である。
一編一編、内容が凝ってて仲々良く考えられています。読み易くすらすら読んでしまいます。が事件の動機など細かいところはちょっと…って言う感じがしますがそれもご愛嬌。

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Posted by ブクログ 2022年06月09日

「乾くるみ」の連作短篇作品『カラット探偵事務所の事件簿1』を読みました。

なかなか読書時間が確保できないので、短篇集がイイなぁ… と思って選択しました。
「乾くるみ」作品は初めてですね。

-----story-------------
あなたの頭を悩ます謎を、カラッと解決いたします!

高校の同...続きを読む級生「古谷(ふるや)謙三」が探偵事務所を開くことになった。
体調を崩していた「俺」は、その誘いを受け新聞記者から転職して、「古谷」の探偵事務所に勤めることにした。
探偵事務所といっても、浮気調査や信用調査などは苦手としているようだ。
出不精の所長「古谷」を除けば、実質的な調査員は「俺」だけになってしまうので、張り込みや尾行などといった業務もろくにこなせないのだ。
ではいったい何ができるのかというと――実は≪謎解き≫なのだ。

作家とファンのメールのやりとりの中から、隠された真実を明らかにしていく『卵消失事件』、屋敷に打ち込まれた矢の謎を解く『三本の矢』、祖父が作ったという三つの和歌から屋敷内に隠されたお宝を掘り当てる『兎の暗号』、差出人不明の手紙に同封された写真から父の居場所を見つけ出す『別荘写真事件』、団地内に配られた住人の不倫を告発する怪文書の謎を解く『怪文書事件』、「古谷」と「井上」の同級生の結婚式で、新婦の父親から風変わりな相談をされる『三つの時計』の6つの事件を収録。

『イニシエーション・ラブ』、『リピート』で大反響を巻き起こし、練達の愛好家を唸らせつづける著者、待望の連作短篇集。
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カラット探偵事務所の「古谷謙三」と「井上」が謎を解き明かす、カラット探偵事務所シリーズの第一作で、「俺」こと「井上」が一人称の『事件簿』を記す形で進む、以下の六篇が収録されています。

 ■File 1 卵消失事件
 ■File 2 三本の矢
 ■File 3 兎の暗号
 ■File 4 別荘写真事件
 ■File 5 怪文書事件
 ■Flie 6 三つの時計


『卵消失事件』は、作家である夫の浮気調査を依頼され、メールのやりとりから隠された真実のメッセージを解き明かす物語、、、

卵と浮気、電車でgo!等、浮気とは無関係そうなキーワードや事象が「古谷」の推理により、結びついて行くところは面白いですね。


『三本の矢』は、謎の三本の矢が旧家に打ち込まれた謎を解き明かす物語、、、

兄弟がお互いを思いやる気持ちから発生した事件… なかなかイイお話しでした。

「この新しいスポーツの、世界で3番目にプレイした人物に、なってみませんか?」という「古谷」の決め台詞が印象に残りました。


『兎の暗号』は、和歌に隠された宝探しのメッセージを解き明かす物語、、、

うーーーーーん、難し過ぎた… ついていけませんでした。


『別荘写真事件』は、別荘で写された写真を頼りに、生き別れた父親の消息を探る物語、、、

月って、北半球と南半球では、逆さまに見えるんですねぇ… 考えたこともありませんでした。

クロスワードを埋める内容にもなっていて、とても凝っていましたね。


『怪文書事件』は、団地で次々に発生した不倫を告発する手紙の真相を探る物語、、、

この事件は、珍しく「古谷」ではなく「井上」の活躍が目立ちます。


『三つの時計』は、文庫版での書き下ろし作品で、時計の謎を解くとともに、「古谷」や「井上」の学生時代からの付き合いも明らかになる物語、、、

時計の謎は姉のことを心配した、妹達が引き起こした事象だったのですが、それよりもなによりも、エンディングにすっごいサプライズが用意されていて、とても楽しめた作品。

まさかねぇ、、、

「俺」こと「井上」がねぇ… 見事に騙されました。



全般的に謎解きが中心で、ドロドロした人間関係とは無縁の作品なので、その分、リアリティはありませんが、頭の体操ができる軽いミステリーとして、気楽に読めました。

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Posted by ブクログ 2017年04月01日

書架でみかけて。

キャラクターの彫りは甘いけど、設定もまあまあ、
謎解きもぼちぼちだと思っていたら、
最後のどんでん返し。

よく見たら、イニシエーション・ラブの作者だった。
正直、どんでん返しはいらなかった。
だからキャラクターがぼんやりしていたのか。
そこじゃないんだよね、求めているものは。

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Posted by ブクログ 2016年03月29日

短編連作集だが、最初の「暗号」が
ちょっと簡単に分かりすぎたので...
これは今一かな、と思いながら読み進むと、
徐々に謎解きの「レベル」が上がっていく。

最後の最後に見事なカラクリが明かされると、
「あぁ、こういうダマされ方が
 ミステリ読みの至福の瞬間である」
という印象を抱く(^ ^

気楽...続きを読むに読めるがぐいぐい引き込まれる佳作(^ ^

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年03月01日

うわぁ~・・・また最後の最後でやられたぁ!!
乾くるみパターンにまんまとはまった。。。
くっそ、まさか女とは・・・!!
しかも三角関係のベクトルもまんまと騙された!!
思わずパラパラ読み返してしまった。。。
次読みたいなぁ。
恋が発展するんだろうか・・・気になる!!

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Posted by ブクログ 2016年02月13日

短編連作
あなたの謎をカラっと解決します。
というのがウリの、探偵事務所に持ち込まれた謎を解決していく話。
探偵の割にはクセがなく、ワトスン役が探偵役を持ち上げすぎなんじゃないかと思ったりもするけど、人は全く死なないのになかなか面白かった。
一番最後は「えー!」って騙される。

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Posted by ブクログ 2014年07月02日

面白いんだけど、いくつかの話は、トリックというか、ストーリー構成が雑だと思う。最後の話の落ちもトリックには関係してないし。

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Posted by ブクログ 2014年05月02日

乾くるみさんのカラット探偵事務所シリーズの1作目です。
私が今まで読んだ乾くるみさんの本は『イニシエーションラブ』とか『セカンドラブ』とか、だいぶ内容が濃い(?)ものだったんですが、これはむしろサラっと読めるライトな感じだなと思いました。
乾さんこういうのも書くのかー。

内容としては、いわゆる「人...続きを読むの死なないミステリー」「日常の謎」って感じのもので、私的には物足りない感もあったんですが、でもおもしろかったです。
自分でも謎解きしながら読んでみようとは思えなかったです。
古谷くんの謎解きはすごいな。

そして、やっぱり乾さんの仕掛けはすごいです。
最後にこんなどんでん返しが待ってるとは!
この驚きのせいで、思わず2作目も読みたくなっちゃいました。

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Posted by ブクログ 2013年08月27日

最後にえーっ!ってなる感じがイニシエーションラブと似ていましたが、怖さがないびっくりでスッキリしました。

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Posted by ブクログ 2013年08月22日

いきなり海外へ行った話以外は、楽しく読めました。海外の話は、謎の為に現実的にはありえない話の進行をしている気がして気になりました。
ただ結末にも驚きましたし、全体的には楽しめましたので次巻も期待です。

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Posted by ブクログ 2013年12月13日

どっかで読んだ文体、お話の終わらせ方、とずっと引っ掛かりを感じながら読んでいました。イニシエーションラブと同じ著者さんだったのですね。
社会派とか、人情とか、重たいお話は読みたくないなぁといった気分の日にぴったりです。連ドラでも見ている気分でさくさくと読み進めることができます。たまに、ブログでも書い...続きを読むているような適当な(ごめんなさい)文章が気になったけど。

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Posted by ブクログ 2023年02月25日

ミステリー小説としての完成度はちょっと低いかな…と思っていた!最後の一文までは!
でもやっぱり、最後にまさかの展開でびっくりしたけど、ひとつひとつの事件というか謎は微妙な感じ。動機とかがしっくりこない!

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Posted by ブクログ 2022年05月08日

謎解き専門探偵事務所の開所から取り扱った6つの事件をまとめた短編集。
普段は読む前にあまり目次に目を通さないのだが、この本は目次からおやっ?となる趣向が凝らされている。
短編集でありながら、この著者ならではの技巧もあれば、凝ったパズルもあって、謎解きブームの今にあってはその方向からも楽しめる。
「1...続きを読む」とあるように、このシリーズには続きがあるのだが、ここからどう展開するのか、続きが楽しみ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年01月08日

謎解き専門の探偵事務所。持ち込まれる謎も結構本格的な謎だったりもして、それを割かし、サクッと解決ではなくしっかりカラッと解決してて気持ちよかった。

油断してたら騙された。乾くるみの作品だった。

これは一巻目しか通用しないと思う。二巻目以降がまたなにか待ち構えてるのか、そこが気になりいずれ二巻目も...続きを読む読んでみようかなと思いました。

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Posted by ブクログ 2020年10月03日

謎解き専門と謳う風変わりな探偵事務所。
探偵の古谷と、助手であり語り手の井上が持ち込まれる謎を解く連作短編集。

最後まで読むと乾くるみ節がよく効いている。
思わずニヤリとしてしまった。

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Posted by ブクログ 2016年09月21日

謎解きものにしては、説明はちょっとわかりづらいな。この手の叙述トリックは最近珍しくない。乾くるみにしては…って感じ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年11月17日

探偵事務所をオープンさせた古谷に引きずられるようにして、一緒に探偵になった井上。
古谷は、お金持ちのお坊ちゃんで、よくある浮気調査などは引き受けず、謎解きだけを専門にする探偵事務所を開いてしまったのだ。
当然、事務所は常に閑古鳥が鳴いている状態だが、そんな探偵事務所にも持ち込まれる所長である古谷のお...続きを読む眼鏡に叶う依頼も時々はある。
そんな数少ない依頼を「カラッ」と解決する探偵事務所が「カラット探偵事務所」である。

という感じの話でした。

構成としては短編の話が六つ。
どれも人が死んだりはしない、非常に軽い感じの話でした。
おかげで、随分、すらすら読めて読みやすかったです。
テンポの良さとしては、相当なんだろうなあ……と思います。
ただ、ミステリー小説だと思って読むと、期待はずれ。
どちらかというと、完全にラノベ感覚ですね。

ただ、この巻の最後に、大どんでん返しがあって、私はそれで一気にこの小説に心を掴まれました。
途中までは「え? え?」となってたんですが、「うわぁー」って最後の最後でなりました。これは私の大好きなどんでん返しでした。
確かに、表紙を見たときに「あれー?」と気になってた部分でもあったんですが、読んでみたら「なるほど」でした。

そういうところまで含めて、イベント要素満載でおもしろかったです。

結論としては、ラノベ系ミステリー小説……という雰囲気のとても読みやすい小説でした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年09月11日

乾くるみ得意の,最後の最後に強烈なオチを用意した連作短編集。謎解きだけを専門に扱う探偵事務所に持ち込まれた6つの事件を,探偵・古谷が鮮やかに解決する。
いわゆる日常の謎系のミステリで,探偵事務所に持ち込まれる事件は,浮気調査と卵消失事件の謎を解明する「卵消失事件」などの6つの事件が描かれている。乾く...続きを読むるみの文章は読みやすいのだが,どちらかというと長編向きの作家のように思う。カラット探偵事務所事件簿1の作品はいずれも,平均点か,それより下というレベル。謎も,謎のための謎というか…「なるほど!」というより,「へぇ…」という感じの謎である。暗号解読など,ちょっとあきれてしまうほど複雑。しかし最後の最後のオチ,探偵古谷の助手である井上が女性という叙述トリックは見事。このオチを知ってから,改めて最初から読み返し,ニヤリとしてしまう描写を楽しんだ。これが乾くるみの作品を読むときの醍醐味だろう。本編の作品のレベルだけだと★2だが,井上が女性というトリックまで合わせた評価で★3としたい。

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Posted by ブクログ 2015年06月21日

謎解きに興味はないから謎解き自体はへぇーという感じ。
ラストの乾さんならではのオチに今度はこう来たか〜!と、、、
でも謎解きな興味がないわたしとしてはオチだけでなく全体に伏線が張られてたらもっと驚きだったなあ〜

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年02月14日

ミステリーというかこじつけに近い感じがした。

謎解きなのにすべて古谷君が順調に解いてしまうから、
リアリティがなかったのと、
読者にも謎解きさせようという
展開でなく、物足りなかった。

最後の展開のみ読む価値ありかな。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年09月07日

正直すごい推理ってわけじゃないので、軽く読んだ。最後にあら~ってなったから、もう一回読み返すかなぁ。

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Posted by ブクログ 2014年03月13日

生活ミステリー短編集。謎解き専門の探偵事務所はなかなか面白い設定。ミステリーの謎解きというより、謎解きゲームの問題集のよう。それなりの面白さだが物足りなくもある。ただし、最後の1編の最後に隠されていた秘密にはビックリした。

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Posted by ブクログ 2014年02月13日

探偵・古谷のキャラが大金持ちの御曹司で頭脳明晰でおやじギャグも言い放つときたら、魅力的でしょう。助手の井上とともに「あなたの頭を悩ます謎を、カラッと解決いたします」と活躍。そして又、乾くるみにやられた~という感じ。

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Posted by ブクログ 2013年11月18日

30歳の同級生二人が主人公だが、何となく頭に思い浮かぶのは高校生の姿だった。
街の探偵事務所に持ち込まれる色々ななぞを解いていく。短篇でありつつ、連作なので、ぶつ切りの印象はなかった。

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Posted by ブクログ 2013年11月06日

乾さん初チャレンジ。ガッツリ『探偵』って感じかと思ったら、主人公は補佐役。しかも、その謎もほのぼのしたものが多かった。気負って読まなくていいから、楽に読めた。二巻が出てるらしいので、それも読んでみようと思う。ラストは、ビックリだけど、ほっこり。

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Posted by ブクログ 2015年06月03日

またかーーーーーー!!!


って気分です。

こういう作家だって
わかってるのに

どうしても騙されちゃう;


なんか悔しい!!

もう、性別の描写がないものには騙されないぞ!!

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Posted by ブクログ 2017年10月14日

所長の古谷と助手の井上、
2人だけのカラット探偵事務所。
「俺」こと井上の一人称で語られる、
6つの謎解きからなる短編集です。

古谷と井上は高校時代の同級生で共に30歳。
資産家の三男坊である古谷の道楽で始めた事務所なので、
儲けは度外視。
ありがちな浮気調査等はお断り。
古谷の好みの、皆を集めて...続きを読むさて・・・というような謎解き専門。
主役2人が気楽なものなので、
読み手側も軽い気持ちで謎解きを楽しめます。
謎自体もメールだったり暗号文だったり、
殺人事件とか悲惨なものは無いので安心です。
大どんでん返し(?)が1つあって、
私の中ではそこが一番パンチがきいてたかな。
思わず、そんな伏線あったかなと前のページを読み直しました。

タイトルに「1」とありますが、
特に気にする必要はないです。
巻末の解説によると新作短編もあるそうですが、
一冊にまとめられるのはまだ先のようです。

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