乾くるみのレビュー一覧

  • クラリネット症候群

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    イニシエーションラブ、リピートときて3冊目。後半に意外な展開が生まれるところは健在ながら、もしもこんなことが起こったら という創造的な世界観に(特にマリオネット症候群の初めの1ページから)惹き込まれた。

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    2018年10月20日
  • スリープ

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    同じ著者の別の本を読んだことがあるが、そちらは恋愛ものだったので、これもそんな感じかと思ったが、科学的な内容も含まれていて意外でした。
    著者の経歴を調べたら、理系の大学を卒業されているんですね。納得です。なかなか面白かった。

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    2018年07月26日
  • Jの神話

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    人を選ぶと思いますが、平和そうな世界からの急展開が面白い。内容はしばらく経ったら、忘れてしまいそうですが。

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    2018年04月30日
  • 蒼林堂古書店へようこそ

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    ミステリの入門書としても読める。とは言っても、紹介されている作品は古いし、必ずしも作者の代表作が紹介されているわけでもない。
    ある意図のもとの紹介なのだが・・・

    いわゆる連作で、最後はスッキリ終わり読後感は悪くない。

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    2017年12月11日
  • Jの神話

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    面白い・・・・・・けど頭おかしい(笑) 息抜きで読んだらとんだ問題作だったが非常に楽しめた。本作はミステリとしては微妙なところではあるとは思うが小説としては見事なリーダビリティで、退屈しない。無茶苦茶なラストに向けて序盤から丁寧に伏線を張っているのだが、如何せん終盤が頭おかしすぎてそんなことはどうでもよくなる。しかし予想できないラストも辻褄合わせとしては悪くない。タイトル通り、神話に言及するあたりは感心する。Jの正体には気付いたが、アレは・・・・・・(笑) 大真面目にこんなネタを披露できる作者に脱帽。

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    2017年08月30日
  • 北乃杜高校探偵部

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    創立百周年を迎えた京都・宇治市にある北乃杜高校。寮生活をおくるサッカー部員の清水克文は、級友の横井圭、赤倉史朗、山科桃子、稲川みどりと学園で日々起きるさまざざまな出来事の謎解きに「探偵」として挑戦。
    そして、修学旅行の際には殺人予告がなされ、卒業式にはいやがらせ写真が出回るなど、様々な学校行事にも不思議な「事件」が発生。清水たち「探偵」グループは解決に乗り出す。

    【感想】

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    2017年08月28日
  • 蒼林堂古書店へようこそ

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    林亜紀、18歳。声優を志すものの、なかなか仕事にありつけない女の子。そんな彼女の運命を、唯一の特技である「トップアイドル・小沼エリンの物真似」が一変させる。喉の不調を訴えるエリンの「声の代役」に抜擢され、スイスに行くことになったのだ。有頂天になる亜紀。まさか旅先でエリンの死体を発見し、殺人の濡れ衣を着せられた挙げ句に命を狙われるとも知らず―。華やかな世界を舞台に繰り広げられるドラマチック・ミステリ。

    【感想】

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    2017年08月27日
  • Jの神話

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    全寮制の名門女子高を次々と襲う怪事件。一年生が塔から墜死し、生徒会長は「胎児なき流産」で失血死をとげる。その正体を追う女探偵「黒猫」と新入生の優子に追る魔手。背後に暗躍する「ジャック」とは何者なのか?「イニシエーション・ラブ」の著者が、女性に潜む“闇”を妖しく描く衝撃のデビュー作。

    【感想】

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    2017年08月14日
  • スリープ

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    『死という絶対的な恐怖は、人は死んだらそこで終わりだという直観に基づいている。世の中の宗教がいくら死後の世界や輪廻転生をといたところでか、それがまやかしにしか過ぎないということは、誰しもが心の奥底で気づいている。

    自分が死んだ後に世界はない。時間さえもない。永遠の無が続くだけなのだ。その絶対的な死というものを前にして、人は無力だった。』

    クライオニクスを題材にしたSFなんだけど、乾くるみならではの仕掛け付き。最後まで気付けなかったくやしさは、良く出来ていると思うが、《自然主義・生命の樹協会》についてはもう少し深掘って欲しかった。

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    2017年07月09日
  • イニシエーション・ラブ

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    本書は二部構成で、彼女との出会いと別れを描いています。本書は、恋愛小説で最高傑作のミステリーと言われており、誰かにネタバレされる前に読みたいと思っていました。 本書の最後の二行を読んだ瞬間に、慌てて読み直しました。そして、真相がわかったときに最高峰のミステリーだという評判が正しかったこと理解しました。ラストの衝撃は、ブルースウィリス主演のシックスセンス並みの衝撃です 。未読の方は是非 騙されてみてください。

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    2025年12月21日
  • カラット探偵事務所の事件簿 1

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    書架でみかけて。

    キャラクターの彫りは甘いけど、設定もまあまあ、
    謎解きもぼちぼちだと思っていたら、
    最後のどんでん返し。

    よく見たら、イニシエーション・ラブの作者だった。
    正直、どんでん返しはいらなかった。
    だからキャラクターがぼんやりしていたのか。
    そこじゃないんだよね、求めているものは。

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    2017年04月01日
  • クラリネット症候群

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    知り合いに借りた一冊
    この本に収録されている話が「君の名は。」似ていると言っていたのは貸してくれた人の談……もちろんそんなことはない。

    マリオネット症候群

    ミステリーという言葉が言葉通りの意味でミステリーといった感じのお話だった。
    主人公の女の子の身体に突然誰かの魂が入り込み主人公の身体を操ってしまうというお話。話が進むにつれてなぜ主人公の身体に誰かの魂が入ってしまったのか、そしてなぜそのようなことになってしまったのか、そして主人公の隠された秘密が明かされていく。登場人物が状況に順応するのが早すぎてある種の不気味さを覚えた。

    クラリネット症候群

    「クラリネット壊しちゃった」の歌詞をうま

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    2017年02月02日
  • 蒼林堂古書店へようこそ

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    ミステリ専門古書店に集う客と店主が、ミステリ談義と日常の謎を持ち寄る小噺。実在のミステリ小説について毎回語り、章の合間にはミステリガイドも掲載。全体的に軽いほのぼの雑談だけど、読み進めるとロマンチックな伏線が。最後の一文までニクい。

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    2016年10月18日
  • スリープ

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    いやー、そうきたか!
    イニシエーションラブの衝撃
    セカンドラブの随所に隠された驚き
    程ではなかったけれど面白かった。
    しかし、これぞ究極の愛!・・・になるのかな?

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    2016年09月09日
  • スリープ

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    はまる!まじで(⌒‐⌒)
    めっちゃ面白いです。最初の書き出しから何故だか気になるし、ストーリーの着眼もいいです。
    ワクワクしましたです。エスエフミステリーなんでしょうか?

    ラストも納得性の高いストーリー展開なんですけど。自分としてはdreamな感じに仕上げていただけてもよかったかなぁとも思いました。

    是非おすすめです!

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    2016年06月22日
  • セブン

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    乾氏らしい短編集、いずれも数字の「7」がキーとなっている。最初と最後の「ラッキーセブン」「ユニークゲーム」が特に面白かった。

    「カイジ」「ライアーゲーム」などで描かれている心理ゲームの顛末を描いている。いずれも数字の1~7を使用するだけのゲームなのだが、非常に奥が深く理解が追いつかなかったりする。じっくり読んで納得して、理数系の学問を修めた乾氏ならではの創作だと、さらに納得した。

    せっかくのゲームなので酒宴の余興でやってみたいな、なんて思ったりした。ルールの説明ができないか?

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    2016年06月10日
  • スリープ

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    映画化した「イニシエーション・ラブ」の作者によるミステリー。こちらが気に入り、映画もとすごく気に入ったのでこの度こちらの作品を手に取ることに。
    主人公は中学生女子。未来科学研究所で彼女の身に何かが起こる・・・。現実感満載の舞台から、だんだんありえないことが起きていく違和感がたまらない。

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    2016年06月04日
  • カラット探偵事務所の事件簿 2

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    最後の最後で「ふひゃ~!!!」って一人でにまにましてしまった。。。
    続きは書かないのだろうか??
    それまでの流れが見たい。。。

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    2016年05月17日
  • Jの神話

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    ネタバレ

    全く予想を超えた終末だった。
    わたしは、外見は女性だけど生物学的には男性というのが犯人だと思っていた。
    まさか、そうくるとは。
    自分が女性だから言うんじゃないけど、完全体により近いのは女性の方なんだね。
    美しさだけでなく、猛々しさを持つ者は完璧なんだ。
    そういえば、天照大御神もそうだな。

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    2016年05月02日
  • カラット探偵事務所の事件簿 1

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    短編連作集だが、最初の「暗号」が
    ちょっと簡単に分かりすぎたので...
    これは今一かな、と思いながら読み進むと、
    徐々に謎解きの「レベル」が上がっていく。

    最後の最後に見事なカラクリが明かされると、
    「あぁ、こういうダマされ方が
     ミステリ読みの至福の瞬間である」
    という印象を抱く(^ ^

    気楽に読めるがぐいぐい引き込まれる佳作(^ ^

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    2016年03月29日