乾くるみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレなるほどなるほど。氏らしいオチだったなと思う。各短編はけっこうあっさりしてたし、むしろミステリーのていをとった書評本なのかもしれないとすら思うくらいには定型だった。
だからこそ、最後のネタ明かしは、ドンデン返しというほどではないにしても、ちょっとだけはってあった伏線を回収しつつ、それこそ日曜の午後の若干気だるい雰囲気のままなんだけど、さほど悪くない読後感になった。高校生の立ち振舞とかを考えると個人的には土曜の午後の方があってるのかもと思わなくはないのだけど、それでも劇的な展開というより、しれーっと行く感じは古本屋を舞台にした物語には合っていると思う。それこそコーヒーと一緒に読みたい本かもしれ -
Posted by ブクログ
ネタバレ
面白かった!
500ページもある…と思ったけどどんどん読めた。
主人公の毛利圭介については本人目線やからそこまで細かく描写されてなかったけど読み進めるにつれてどうやらなかなかのイケメンでモテる男やと分かってくる。
前回の世界での死んだ理由が痴情のもつれやしリピート前後だけでもあらゆる女性と関係してる。
読んでてすきになったのはやっぱり天童。
ヤクザっぽい見た目と振る舞いやけど頭はキレるし行動力もあるし…唯一、風間と池田の思惑にも気づいた人間やった。
操縦士の資格まで取ったのに…まさか最後の最後で池田に撃たれるなんて。ショック。
関係ないはずの毛利の殺人の後始末までしてくれたし(それが完全なる -
Posted by ブクログ
ネタバレレズに焦点を当てた話だった。
話によって当たり外れがあるけど、あたりの素晴らしさで⭐️4にしました〜
前半は面白くない、後半が面白い
あと、後半になるにつれ内容が過激に…笑
私はエロがないと楽しめないのかもしれない笑
あとは、有名作家さんの方が今回はハズレが多かった気がする。
特異性を狙いすぎるからかな?
全体として、やっぱり登場人物が毎回美人。
百合であるためには美人であることが必須なのか。
◯当たり
斜線堂有紀「百合である値打ちもない」
相沢沙呼「微笑の対価」
◯ 斜線堂有紀「百合である値打ちもない」
面白かった、本当に面白かった〜
他の話と違って純恋愛に偏っているし、
エッチ -
Posted by ブクログ
ずっと積読だったセカンドラブ。すらすらと
読んでしまいました。
乾さんらしい、文体で読みやすいのですが、
こちらとしても、騙されんぞの気合いで本に向き合っておりますゆえ、激しい戦いとなりました。
結果、乾さんの圧勝でした。序章から始まっていたミスリードにあっさり騙され、その後は内容を追うのに必死でした。
春香と美奈子の双子が過去に入れ替わっていたとか、深読みできるけど、頭がワニワニパニックです。
主人公の正明は最後に幽霊になってでてくるのですが、さすがに春香と友人紀藤も、罪悪感少しはあるだろ!しかも春香は幽霊が見えちゃう体質ときたら、流石に悪口言えないと思いますよ、乾さん。