乾くるみのレビュー一覧

  • ハートフル・ラブ

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    「なんて素敵な握手会」は超短編だけに切れ味鋭い。「九百十七円は高すぎる」は『彼女。』にて既読だったけれど、秀逸。計算の図が分かりやすいし、オチもイケてる。

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    2025年08月11日
  • リピート

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    設定がワクワクする!
    選ばれしもの??
    リピート!
    先はどーなるんた?とサクサクよめて
    おもしろかった!
    人が死んでいくのもミステリー要素あって良かった!

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    2025年08月03日
  • セカンド・ラブ

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     読み終わった後、底知れぬ胸糞感に襲われました(良い意味で)。双子の姉妹という設定で展開されていくバッドエンドぶりに大きな溜息が出ちゃいました。

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    2025年07月31日
  • リピート

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    『イニシエーション・ラブ』の衝撃というほどではないが十分楽しめた。タイムスリップ×ミステリでこの展開は予想できない。

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    2025年07月17日
  • 彼女。

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    またしても斜線堂有紀だ。
    今回は『百合である値打ちもない』で殴ってくる。
    確かに「釣り合いが取れているかどうか」って無視できない。
    だけど圧倒的なビジュアルの差はそう簡単には埋められない。
    多分これ、男女だったらスルーされてる部分だと思うんだよなあ。
    恋愛は二人でできるのに、その関係は社会的に認められないといけない。
    だから「絶対に認めさせる」という二人の覚悟と言動に思いがけず涙が出た。
    他にも面白い作品があったはずなんだけど、もう全部吹っ飛んでしまった。

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    2025年06月17日
  • 神様の罠

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    6人の作家の短編アンソロジー。
    巻頭作品、乾くるみさんの「夫の余命」にはやられました。騙されたと言っても良いかな。
    「イニシエイション・ラブ」、「セカンド・ラブ」と騙され続けたのにまたまた。
    本作を読みながら乾さんの作品って時系列を追いながらってパターンが多いなあとそちらに気が入っていたのもあって罠にはまった。
    「イニシエイション・ラブ」の時、「必ずもう一度読み返したくなる」というコピーが貼られてあったが今回の作品も読み返してしまった。

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    2025年06月15日
  • 蒼林堂古書店へようこそ

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    ネタバレ

    ミステリ専門の古書店・蒼林堂での常連さんたちのミステリー談義とそれぞれがたまたま持ち寄る日常の謎を描いた短編集

    ミステリー解説つきなのが面白かった

    ミステリー紹介本だと思って読んでたから最後の展開にはびっくり。
    あ、その答えなんだ…ってかんじ

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    2025年06月04日
  • Jの神話

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    ネタバレ

    こっちは真面目に自分なりの推理しながら読み進めてたのに、終盤に急にチンポ出てきてそっから全部チンポになって驚愕&動揺wwwwww
    ミステリーじゃなくてファンタジーやったんかいワレ、って感じにはなったが、その辺も含めておもろかったのでまあよし。
    メフィスト賞の作品は一気読みしてしまうもんが多いなー。

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    2025年05月24日
  • 蒼林堂古書店へようこそ

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    ネタバレ

    なるほどなるほど。氏らしいオチだったなと思う。各短編はけっこうあっさりしてたし、むしろミステリーのていをとった書評本なのかもしれないとすら思うくらいには定型だった。

    だからこそ、最後のネタ明かしは、ドンデン返しというほどではないにしても、ちょっとだけはってあった伏線を回収しつつ、それこそ日曜の午後の若干気だるい雰囲気のままなんだけど、さほど悪くない読後感になった。高校生の立ち振舞とかを考えると個人的には土曜の午後の方があってるのかもと思わなくはないのだけど、それでも劇的な展開というより、しれーっと行く感じは古本屋を舞台にした物語には合っていると思う。それこそコーヒーと一緒に読みたい本かもしれ

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    2025年05月13日
  • Jの神話

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    気持ち悪いと思うほど尖っていた。
    ただ、それもあってか終盤夢中になって読むことができた。表現や文章は読みやすく、好みだった。

    しかし、ただ尖っている、それだけのような感じがした。あまり自分に変化はもたらさなかったのかなと思う。

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    2025年05月01日
  • セカンド・ラブ

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    前作を読んで今度は騙されないと思いましたが、
    見事に騙されてしまいました。
    後味が悪いですが、その余韻に浸ってしまう自分がいます。

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    2025年04月18日
  • スリープ

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    ネタバレ

    そういう仕掛けか〜〜!!少し小難しくて不穏な導入から、ある程度予想通りの展開へと続いたかと思ったら、途中急によく分からない展開に振り回されるけど、最後に全てがつながり思わず唸らされた。
    内容を理解して振り返ると、漢字表記とカナ表記で2人を区別して書いてあることに気づいた。とっても面白かった。

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    2025年04月12日
  • リピート

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    テンポの良いストーリー展開。あっという間に読めました。
    登場人物の焦りや焦燥感、恐怖や怯え感が伝わってくる心理描写でドキドキ感情移入しながら読みました。ラストで真実が語られる場面はかなりの衝撃。

    連絡手段が固定電話の頃の話。スマホ時代だとどんなストーリーになるだろう。

    タイムリープは基本パラレルワールドもの。
    (親子のパラドックスは起きない)
    序盤に分かりやすくSF部分の説明があり疑問なく進められます。自分は理系なので、双子のパラドックスやソーンのタイムトラベル説が出てきて思わずニヤリとしました˙ᴥ˙

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    2025年04月08日
  • リピート

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    ネタバレ


    面白かった!
    500ページもある…と思ったけどどんどん読めた。
    主人公の毛利圭介については本人目線やからそこまで細かく描写されてなかったけど読み進めるにつれてどうやらなかなかのイケメンでモテる男やと分かってくる。
    前回の世界での死んだ理由が痴情のもつれやしリピート前後だけでもあらゆる女性と関係してる。
    読んでてすきになったのはやっぱり天童。
    ヤクザっぽい見た目と振る舞いやけど頭はキレるし行動力もあるし…唯一、風間と池田の思惑にも気づいた人間やった。
    操縦士の資格まで取ったのに…まさか最後の最後で池田に撃たれるなんて。ショック。
    関係ないはずの毛利の殺人の後始末までしてくれたし(それが完全なる

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    2025年03月04日
  • ハートフル・ラブ

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    移動中に少しずつ読み進めて完読。
    終盤にグッと引き込まれる短編ばかり。

    「なんて素敵な握手会」は、思わずすぐに読み返した。
    文章の妙を存分に味わえる。

    最後の「数学科の女」は、結末が予想できたような気もするけれど、それでも不気味さが際立っていた。

    乾くるみワールド楽しめた。

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    2025年03月01日
  • セカンド・ラブ

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    ネタバレ

    2025/02/28

    ミステリ初心者には難しかった。
    考察読んだりするのも楽しかったけど。
    全員くずだったことが救い。
    誰にも感情移入せずに済んだ。

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    2025年03月01日
  • リピート

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    ネタバレ

    あんま評価が高くないけど結構好きです。
    どうして次々と死んでいくんだ?という謎に対してもともと死ぬ予定の人だったから、設定でいくらでも理不尽な事件を起こせるのが強いですね。発想の勝利だ。

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    2025年02月17日
  • 彼女。

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    ネタバレ

    レズに焦点を当てた話だった。

    話によって当たり外れがあるけど、あたりの素晴らしさで⭐️4にしました〜

    前半は面白くない、後半が面白い
    あと、後半になるにつれ内容が過激に…笑
    私はエロがないと楽しめないのかもしれない笑

    あとは、有名作家さんの方が今回はハズレが多かった気がする。
    特異性を狙いすぎるからかな?

    全体として、やっぱり登場人物が毎回美人。
    百合であるためには美人であることが必須なのか。

    ◯当たり
    斜線堂有紀「百合である値打ちもない」
    相沢沙呼「微笑の対価」

    ◯ 斜線堂有紀「百合である値打ちもない」
    面白かった、本当に面白かった〜
    他の話と違って純恋愛に偏っているし、
    エッチ

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    2025年02月16日
  • セカンド・ラブ

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    やはり一度読んだだけでは、頭の中が「???」状態に…。
    解説を読んで、ようやく「なるほど!」と納得しました。

    読み進めるうちに、「もしかして春香とミチは同一人物なのでは?」と匂わせるシーンがあり、さまざまな可能性を考えながら読んでいましたが、見事に騙されました。

    もともと『イニシエーション・ラブ』が好きで、「久しぶりに読みたいな」と思い本屋へ行ったところ、『セカンド・ラブ』を発見。
    今さらながら、乾くるみさんにハマりそうです。

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    2025年02月04日
  • セカンド・ラブ

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    ずっと積読だったセカンドラブ。すらすらと
    読んでしまいました。
    乾さんらしい、文体で読みやすいのですが、
    こちらとしても、騙されんぞの気合いで本に向き合っておりますゆえ、激しい戦いとなりました。

    結果、乾さんの圧勝でした。序章から始まっていたミスリードにあっさり騙され、その後は内容を追うのに必死でした。
    春香と美奈子の双子が過去に入れ替わっていたとか、深読みできるけど、頭がワニワニパニックです。
    主人公の正明は最後に幽霊になってでてくるのですが、さすがに春香と友人紀藤も、罪悪感少しはあるだろ!しかも春香は幽霊が見えちゃう体質ときたら、流石に悪口言えないと思いますよ、乾さん。

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    2025年02月03日