乾くるみのレビュー一覧

  • カラット探偵事務所の事件簿 2

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    探偵・古谷と助手の井上が営む、謎解き専門の探偵事務所「カラット探偵事務所」。2作目では短編7本を収録。
    古谷の従兄弟が日焼け跡について悩む『小麦色の誘惑』、事務所ビル4階のデザイン事務所で事務所荒らしが発生する『昇降機の密室』、井上が目撃した時間貸し駐車場での接触事故の謎を解く『車は急に…』、たまたま表示された検索結果の削除されたブログのクイズの回答を探す『幻の深海生物』、亡き弟が残した風景画の謎を解く『山師の風景画』、突然死した亡き父が残した秘伝のソースのレシピを探す『一子相伝の味』、事務所ビルの2階で働くホステスが持ち込む謎を解く『つきまとう男』。
    謎解き専門の探偵事務所2作目。今回は事務

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    2024年08月12日
  • カラット探偵事務所の事件簿 1

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    探偵・古谷と助手の井上が営む、謎解き専門の探偵事務所「カラット探偵事務所」。短編6本を収録。
    作家の妻が夫の浮気を疑いメールの暗号解読を依頼する『卵消失事件』、地元の名家の自宅に矢が打ち込まれた事件の謎を解く『三本の矢』、祖父が残した兎の和歌三首の謎を解く『兎の暗号』、行方をくらませた父(と猫)の居場所を探す『別荘写真事件』、団地内で配布された怪文書の謎を解く『怪文書事件』、結婚の挨拶に来た娘夫婦の到着時間についての謎を解く『三つの時計』。
    謎解き専門という特殊な設定が面白く、人の死なないミステリーが読みたいと思い読み始めた。日常の謎なのかなと思っていたが、事件が起きているのでそういうわけでも

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    2024年08月12日
  • 神様の罠

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    はじめましての作家さんとおなじみの作家さんが半々のアンソロジーだった。
    やっぱり乾くるみさん、すごい。
    乾くるみだから絶対なんか仕掛けてきてるんだ、って分かっていてもまんまと騙され、2回読んだ。
    最後の辻村深月さんも良かったな。善良な大学生が落ちぶれていく様がリアルだった。コロナ禍では、というか今も、こういうことは起きていそう…

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    2024年06月12日
  • 神様の罠

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    まさかの再読だった。ちゃんと各話タイトルも確認して借りるべきだった…けど着地点の解るミステリもなかなか

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    2024年06月11日
  • 神様の罠

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    アンソロジーは気になってた作家さんをつまみ食いできるし、短編だからちまちま進めやすくていいよね
    本屋さんのディーポップって感じ

    全体的にテンション低くて読みやすかった

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    2024年06月04日
  • 神様の罠

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    個人的には乾くるみさんの「夫の余命」が一番好き。最後の方で真相わかった時のびっくり感が半端なかった(もちろん二度読みした)。
    でも全員好きな作家さんばかりだったので、初読の短編読めて満足。

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    2024年06月03日
  • 神様の罠

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    6人の作家さんたちのアンソロジー。

    期待値が高かったからか、あまり好みではなかったですが、色々な作家さんの作品に出会えたのは良かったです。

    個人的には「崖の下」が1番かな。

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    2024年05月20日
  • ハートフル・ラブ

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    乾くるみさんらしいトリックが隠されている話が多い。それが故に読みながら展開に気づけてしまうところもあった。
    数字を題材にしているのは面白いがついていけなくなりなかなかページをめくる手が進まなくなってしまった。それ以外は淡々と読み進められる。
    先の展開が楽しみであっという間に読んでしまう、という感じではないのは、おそらくトリックが中心になって話が構成されているからだろう。トリックを成立させるためにストーリーが存在しているかのような感じ。
    とはいえスッキリしたい時、気軽に何かを読みたい時には再読したいと思える内容だった。

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    2024年04月29日
  • 彼女。

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    ネタバレ

    好きだったやつだけ感想

    『恋澤姉妹/青崎有吾』
    唯一現代百合じゃない。何となくスチームパンクっぽいというかデカダンぽい印象。武器が靴べらって???

    『九百十七円は高すぎる/乾くるみ』
    ひたすら算数。先輩に対する思慕と友人に対する恋情が女子高百合っぽい。「先輩に飼われたい」って言ってる女子高生、なんか笑ってしまう。

    『上手くなるまで待って/円居挽』
    主人公の記憶に穴がある所、まあ人間だからそういう事もあるか、と思いつつそんな忘れてる事ある?と思って最後まで違和感。

    『百合である値打ちもない/斜線堂有紀』
    一番現代ぽい百合。女の子の方が美醜を気にすると思うし、配信に対するコメントがリアルで

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    2024年04月29日
  • ハートフル・ラブ

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    7編を収めた短編集。
    最初の「夫の余命」はおっ!と思ったが、その他の作品はうーん、という感じ。
    最後の「数学科の女」は本書の中では長めの短編だが、動機もトリックもなんか短絡的というか、腹落ちしなかった。

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    2024年03月29日
  • クラリネット症候群

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    ネタバレ

    マリオネット症候群
    さくっと読めた。世にも奇妙な物語にありそう。
    意識はあるけど強制的に身体が動いて見たくないものも見させられるってだいぶ辛い状況だな…


    クラリネット症候群
    本書を手に取ったきっかけは、表題にクラリネットとあったから。自分もクラリネットをやっていたことがあるので。まさか運指が暗号になるとは…
    ただ文字が抜けてる会話文を読むのが難しくて、何の文字が入るか考えていると内容がなかなか入ってこず、話に没頭できてなかったかも…
    クララが乱暴に扱われて壊れてしまうシーンは心が痛かった。本庄さんも爆弾をしかけてとどめをさしたようなものだし、呪われちゃってないか気になった。

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    2024年03月21日
  • 神様の罠

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    辻村深月さん以外はあんまり馴染みがない。普段読まない作家さんの作品に出会えるので、アンソロジーはけっこう好き。

    乾くるみさんはどんでん返しの作家さんというイメージがあったので、警戒しつつ読んでいたけれど、単純な私はやっぱり作者の思うつぼ。終盤になって「えっ!?」と最初から読み返してしまった。楽しかった。

    コロナ禍の不安を描いた話は、個人的には読んでいて落ち着かない気分になるので、あまり好きではない。でも二作品とも、ラストは少しほっとする終わり方でよかった。

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    2024年03月06日
  • 神様の罠

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    『夫の余命』乾くるみ


    『崖の下』米澤穂信
    これもどこかで出会ったことがある話。

    『投了図』芹沢央
    イヤミスの女王の座を狙ってるのかな??

    『孤独な容疑者』大山誠一郎
    赤い博物館シリーズで読んだことあるやつ!!またあのシリーズ読みたい

    『推理研VSパズル研』有栖川有栖
    こちらもシリーズものですが初見。好きなタイプなのでシリーズ全て探りに行くきっかけになってくれました。

    『2020年のロマンス詐欺』辻村深月

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    2024年02月04日
  • イニシエーション・ラブ

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    ネタバレ

    主人公は【僕】ではなく【私】だったんだろう。
    浮気をする男、浮気をする女、横取りする女、裏切られた女、裏切られたことに気付かないままの男、騙されたままの男。誰が一番幸せだろう?誰もが動物的で汚らわしくて人間を楽しんでいる。

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    2025年12月06日
  • カラット探偵事務所の事件簿 2

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    読みたい時にさっと読める作品でした。古谷さんと井上さんの微妙な関係性も最後の2行に現れているのでしょうか?読解力が不足してて申し訳ありません!何やらカラットの3も何処かで見たような!二人の関係性も気になるので見かけたら購入しておこう。

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    2024年01月13日
  • 神様の罠

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    評判が良かったから若干ハードル上がってたかも。
    この作品の感想ではないけど、作者わかってて読むのとそうでない場合に受け取り方変わる気がする。
    今回初めて読む作者のやつが圧倒的につまらなく感じて、ある程度読んだ作者のものの感想がさすがだね〜って感じだったので

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    2023年12月31日
  • 神様の罠

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    色々な作家さんが読めるのでと購入。

    個人的には『投了図』が良かったかな。
    辻村さんのは以前読んだことがあるのに、途中まで気づかず。
    いかに流し読みしてるかと反省してみたり。

    やはり長編の方が好き。

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    2023年12月31日
  • Jの神話

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    乾さんがメフィスト賞出身と気が付いていなくて、読んでみました。
    この作品からイニシエーションラブへの転換は、幅が広いというか、メフィスト賞狙いというか、まあ。
    全寮制名門女子高で相次ぐ変死。「胎児なき流産」という謎の遺体が残る。
    その謎の中核にJの存在。
    昔、男の子コミックで手首から先の「てっちゃん」というマンガがあったけど、「Jちゃん」かーい。
    ストーリーの主軸は遺伝子とか受精とか。高校生物知識くらいでわかるので、そこは面白い。
    最近BL界でよく使われるαβΩの設定より、真実味と現実感があり、可能性を感じる、Y Y受精卵。
    その失敗作のおぞましい増殖。
    とにかく、気持ち悪いんですう。


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    2023年12月26日
  • 物件探偵(新潮文庫nex)

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    都内の一般的な売買物件の契約等に潜んでいたちょっとしたミステリを 宅地建物取引士である不動尊子さんが解明して、すっきり解決してくれる6物件。
    乾さん、頑張って不動産売買取引についてよくお勉強されましたって感じです。凄く悪どい取引というよりは、出来心からの謎です。
    最後にデベロッパー案件は、企業小説家の作者さんにお任せするとあるように、もしかしたら、売買をお考えの方は、経験してしまうかもという身近なミステリー。でも、最近は不動産業界もコンプラ厳しいからそうでもないかな。
    とりあえず、遠方といっても、物件を見ないで契約するのは、やめましょう。

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    2023年12月13日
  • 蒼林堂古書店へようこそ

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    宣伝通り、優しい本でした。
    乾くるみさんと言えば性悪な女が暗躍する恋愛小説風ミステリーがお馴染みですが、そういうダークな部分が一切ないライトな本です。
    ミステリー小説がたくさん紹介されるので幅を広げたい方にオススメ。
    ミステリーとしては『日常の謎』の中でもかなりライトな方で、どんでん返しはあんまりありません。
    少し退屈さもありましたが、終わり方がとても良かったのでほっこりしました。

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    2023年11月08日