乾くるみのレビュー一覧

  • 意外な犯人 犯人当て小説傑作選

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    2026年。
    こういうのはいろんな作家さん読めて良いと思う。作家さんの略歴を1ページに載せているのもよい。
    白井智之くん好きだからつい手にとってしまったのだが、読んだことあるやつだった。それぞれ楽しめた。

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    2026年06月26日
  • 神様の罠

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    自分の読書歴では初のアンソロジー。
    トリック満載のミステリとコロナ禍で起きた世の中の異変に触れた作品もあり。
    六者六様のお話が展開されているので、合う合わないは結構大きく分かれたかも。

    やはりトップで読み応えあったのは、
    辻村深月『2020年のロマンス詐欺』だった。
    "闇バイト"に関する話は年月の経った今でも、
    というか更に横行しているからこの作品は教科書に載せて恐ろしさを知ってもらいたいくらい。
    孤立無援の環境で追い込まれていく緊張感がとにかく怖い。しんどい時期でも不逞な輩を近付けないように日頃から対策していけますように。

    芦沢央『投了図』もコロナ禍が招いた事件。あの頃はみんな辛い我慢が多かったなと思い出させる作品。こんな悲しいことがまた起きてしまわないように。将棋の知識は皆無だけど読みやすかった。
    のちの新作『おまえレベルの話はしてない』でも
    将棋を通した人間模様が描かれているようなので
    文庫化の暁にはそちらも読んでみようかなと思った。

    個人的に新しく見つけた「好き」だったのは
    大山誠一郎『孤独な容疑者』だった。
    死角から現れたトリック!シンプルに読み物として面白かった。ネタバレは避けて読んで欲しい。

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    2026年06月23日
  • リピート

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    ファンタジー的な設定でありながら、ミステリーとしての論理がしっかり成立していて、とても楽しめた。
    展開もほとんど予想できず、意外性が強かったのも面白かったポイント。

    一方で、実際に“リピート”するまでの過程はやや長く、序盤は少しページをめくる手が止まりがちだった。

    読んでいて特に考えさせられたのは、「もし自分が過去に戻れたらどうするか」ということ。
    お金を稼いだり、過去の失敗をなかったことにしたり、一見すると人生をやり直せる夢のような話に思える。
    しかし作中では、主人公が過去で一度勝った麻雀に、リピート後は負けてしまう場面がある。ほんの少し歯車が狂うだけで、その先の未来は大きく変わってしまうのだと感じた。

    今当たり前に存在している幸せも、偶然の積み重ねや、未来を知らなかったからこそ積み上げられた努力の結果なのかもしれない。
    それを忘れてしまうことこそ、“人生をやり直す”ことの最大のリスクなのだと思う。

    私には今、生後2ヶ月の子どもがいる。
    もし妊娠前の過去に戻ってしまったら、この子にはもう二度と会えないかもしれない。生活リズムやストレスの違いだけでも排卵周期は変わるだろうし、たとえ妊娠中に戻れたとしても、同じように無事生まれてきてくれる保証はない。

    そうした「失う怖さ」を忘れ、欲望のままに暴走していく登場人物たちの描写が、とてもリアルで印象に残った。

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    2026年05月26日
  • Jの神話

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    ネタバレ

    面白かった。真里亜と椎奈に、憧れを感じた。椎奈が優子に告白するところが一番ときめいた。もう少し現実的なオチを期待していた。女子同士の複雑な感情模様が描かれていると思った。オチは、映画のマリグナントを観た時と似た感覚だった。ただ、神話や宗教との結びつけ方はとても興味深かった。ヘビ、天使、悪魔、魔女狩りなど。性奴会が終わらなかったことには、あまり感銘を受けなかった。

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    2026年05月05日
  • 意外な犯人 犯人当て小説傑作選

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    アンソロジー最終巻
    延々と続いてほしいシリーズだった

    綾辻行人「意外な犯人」
    難易度低い

    辻真先「DMがいっぱい」
    まずまず

    井上夢人「殺人トーナメント」
    ややこしい論理パズルの転用
    オチは良かった

    乾くるみ「三つの質疑」
    面白い

    法月綸太郎「挑戦状盗難事件、または名探偵オルメスの冒険」
    まずまず

    白井智之「「少女」殺人事件 」
    既読 まずまず

    犬飼ねこそぎ「スフィンクスの謎かけ」
    まずまず

    森川智喜「犯人当てショートショート キーワードは黒猫」
    まずまず

    北山猛邦「竜殺しの勲章」
    強引

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    2026年03月10日
  • リピート

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    評価の難しい作品。約500ページあったが300ページまでは導入といった感じで退屈。その後の200ページで怒涛のように事件と解決が展開された。前半は星2、後半は星4で総合して星3といったところ。

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    2026年03月01日
  • セカンド・ラブ

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    ネタバレ

    イニシエーションラブに引き続き驚かされたが、あまり感情移入はできなかった。
    終章を終わってから序章を読み直して、そこで霊感ね、、、となりちょっと残念。
    名前やサブタイにも意味があるようで、仕掛けはたくさんで面白い。

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    2026年02月21日
  • リピート

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    時間に関わるミステリを読んだのは初めてで、こんなにも面白いのかと驚いた。
    順番として逆かもしれないが、『リプレイ』を読んでみようと思ったきっかけの一冊になった。

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    2026年02月05日
  • セカンド・ラブ

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    「イニシエーションラブ」を超える作品であってほしいと、自分も含め読む側の希望が高すぎて、勝手にハードルが上がってしまった作品かなと思います。
    起承転結はしっかりしているし、ストーリーもいいのですが、ハードルが上がってしまっているのでパンチ力がイマイチでした。
    最後のオチも「そこクローズアップする?」っていう感じです。
    イニシエーションラブを読んでいない人なら十分楽しめると思います。

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    2026年01月22日
  • リピート

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    設定や登場人物などすぐ引き込まれたし、どうなるどうなる?と先が気になる。途中までとても良かった。あまり評価が高くないのがなぜだろうと。
    が、種明かしをされた後辺りからガタガタと崩れていく感じ。
    ラストへ向かうにつれ面白かった本はどこへやら…

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    2026年01月18日
  • 神様の罠

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    改めて1冊の本の中でいろんな作家さんの文章を楽しめるのは面白い。それぞれの作家さんの特徴が出ていた。辻村深月さん、芦沢央さんのが個人的には好み。

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    2026年01月11日
  • 物件探偵(新潮文庫nex)

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    物件の気持ちが分かるという、謎の女性《不動尊子(ふどうたかこ)》が様々な物件の謎を家主に教える短編集。

    思っていたようなミステリではなく、ほんわかした日常系ミステリでしたね(^_^;)

    著者の乾くるみさんと言えば、『イニシエーション・ラブ』や『リピート』が有名作であり、ちゃぶ台返し並みのどんでん返しが印象的であったが故、本作もハードルあげて身構えていましたが、どの短編も最後はほっこりする感じで、不動産のことに少し勉強できた良作でした。

    登場する不動尊子は、あまり存在感を押し出すタイプではなく、謎に悩む家主の前にひょっこり現れて、ちょっとだけ解決して涙を流すと、やはり謎の女性で終わる展開。

    でも、なんとなくシリーズ化できそうな作品だなと感じるので、ちょっとだけ続編を期待したくなります。
    乾くるみさんのこういう作品もあるんだと、私にとっても新しい発見にほっこりしました。

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    2025年12月21日
  • リピート

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    読んでる最中は、結末への期待度が上がって星5つもありえるぞと思ったが、個人的にはオチのインパクトが期待外れだったので星3つ。
    内容自体は面白かっただけに、もったいなかった。
    乾くるみの小説は、オチにどうしても期待し過ぎてしまうので、読んでる最中から期待値が上がりすぎていたかもしれない。

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    2025年12月06日
  • 物件探偵(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    物件を舞台にしたミステリーで興味深かったのだが、主人公:不動尊子にあまり魅力を感じない。
    各話への登場があまりにも唐突で彼女の特殊能力も?最終話で彼女の師匠:大日向が登場するがあまりにも繋がりがなさ過ぎた。6編の中で尊子の背景がもう少し表現されていて欲しかった。
    6編全部が勧善懲悪とういう訳ではないので、その点はリアリティがあった。

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    2025年12月05日
  • リピート

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    ネタバレ

    以前読んだことはあったが、全くストーリーを覚えていなかったのでかなり新鮮であった。主人公:毛利圭介はどこにでもいる普通の大学生。
    10ヶ月前に戻れるリピートに半信半疑ながらも実際に戻って見ると打算的な面も見えかくれする。途中で彼が元カノにとった行動でその後の展開で彼がどうなるのか一気に楽しみが増した。
    リピートした仲間が次々に死亡していく謎も黒幕からの真相を聞くと(ちょっとややこしかったが・・)納得。
    あまりSF系統のストーリーは得意ではないが、まずまず楽しめた作品であった。

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    2025年11月29日
  • リピート

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    記憶を持ったまま過去に戻れるなら…どうしよ。毛利の置かれる立場や、この展開は想像するとゾクゾクする。設定も面白い。がしかし、登場人物がだらしない。なのでこんな終わりがちょうどいいのだ笑

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    2025年11月19日
  • 神様の罠

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    出張の時は短編集を持って出掛けるのが最近のパターンです。本作は平均的な内容でした。中でも“2020年のロマンス詐欺”は面白かった!コロナの頃は沢山の人々がいろいろな感情の中で生活していたのを、今なら冷静に振り返れます

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    2025年11月12日
  • リピート

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    イニシエーション・ラブが鮮烈だった乾くるみによる、
    あのタイムリープの元祖ケン・グリムウッドの『リプレイ』と
    アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』に挑んだ作品との触れ込み。

    ある日、大学生の毛利圭介の元に謎の電話がかかって来る。
    電話の主は今から一時間後に地震が起こる旨を伝え、
    実際に地震が起きたらまた電話するとだけ告げ電話を切る。
    そして一時間後、本当に地震が起こる。
    電話の主はこう告げる、もし現在の記憶を持ったまま
    十ヶ月前の自分に戻れるとしたら?
    リピートと呼ばれる夢のような体験に誘われ
    集められた九人の男女とその首謀者と思われる風間という謎の男。
    こうして計十人の男女は、疑いつつも人生のやり直しに臨む。
    ところが十ヶ月前にリピートした彼らは
    一人、また一人と不審な死を遂げていく。

    イニシエーション・ラブの時と同様に、
    その謎の仕組みが解けた時、なるほどと唸らされた。
    とは言え、前談部分が長すぎた。
    最初読んでて、結局彼らはこのまま過去にリピートせずに
    現実時間の中でゴタゴタに巻き込まれるのかと思ったくらい。
    それぐらい、前談部分が冗長過ぎたのは正直な感想。
    それと題材が題材だけに、やけに理屈ばったセリフの多さも
    その冗長過ぎる印象に拍車をかけたかもしれない。

    仕掛けとしてはお見事ではあったが、
    その全貌を掴むにはそれなりの発想力と理解力が求められる気もした。
    うーん、面白かったは面白かったのだが、何とも勿体ない気もした作品。

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    2025年11月01日
  • セカンド・ラブ

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    最後まで読んで、最初に戻って理解できた。
    これが叙述トリックってやつか。
    最初のページを初見読んだ時違和感がなかったのに、最後まで読んでから読み返すと、また違うというか。
    どういうつもりで彼女はそういうことをしていたのか、理解できなかった…。
    彼女側の心理的描写があっても面白かったのかもなぁと思った。
    読者で想像する楽しみ的なやつなんだろうか。

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    2025年10月30日
  • カラット探偵事務所の事件簿 1

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    短編で6章に分かれています。
    隙間時間に読みやすいです!!
    「卵消失事件」は読者も一緒に解けるようになっていたので面白かったです♪
    ラストは驚く終わり方だったので続きの本も読んでみたくなりました!!

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    2025年10月27日