乾くるみのレビュー一覧

  • 平成ストライク

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    福知山線の事故、急速に発展するSNSと燃え上がる悪意、盛り上がり消えていく流行りと街の空気、凄惨な虐待や性被害、児童による殺人、増税、そして東北大震災。めまぐるしい平成の三十年の間にあった事柄を、空気をテーマにしたアンソロジー。

    青崎先生目当てで、あとは井上先生、貫井先生、乾先生は既読かなあ。他の方は名前はわかる程度。ちょっとわたしには消化不良の短編が多いかな。まとまりよくて読みやすいのは青崎先生。平成の空気感を一番感じたのはさすがに主宰の遊井先生。この感触を懐かしく哀愁を感じるのはもはや一定以上上の世代で自分もそちら側だと思うと不思議だな。あらゆる小ネタをしこむのが好きなタイプの作家を集め

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    2021年06月13日
  • 消費税狂騒曲 平成ストライク(分冊版)

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    福知山線の事故、急速に発展するSNSと燃え上がる悪意、盛り上がり消えていく流行りと街の空気、凄惨な虐待や性被害、児童による殺人、増税、そして東北大震災。めまぐるしい平成の三十年の間にあった事柄を、空気をテーマにしたアンソロジー。

    青崎先生目当てで、あとは井上先生、貫井先生、乾先生は既読かなあ。他の方は名前はわかる程度。ちょっとわたしには消化不良の短編が多いかな。まとまりよくて読みやすいのは青崎先生。平成の空気感を一番感じたのはさすがに主宰の遊井先生。この感触を懐かしく哀愁を感じるのはもはや一定以上上の世代で自分もそちら側だと思うと不思議だな。あらゆる小ネタをしこむのが好きなタイプの作家を集め

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    2021年06月13日
  • 匣の中

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    本作は竹本健治のあの「匣の中の失楽」をオマージュした一作。「匣の中の失楽」を想起させるようなエピソードがわかりやすい形やその逆の形で要所要所に盛り込まれている。しかし最後の「終章に代わる四つの光景」では「匣の中の失楽」とは違う乾くるみ独自の結末を迎えていると言えるだろう。しかしちょっとSF的要素が強すぎるかな。

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    2021年06月09日
  • 蒼林堂古書店へようこそ

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    良かった。
    登場人物に私と同じ名前を見つけて読み出した。
    続編を望みます。
    本の紹介ものの「森博嗣のミステリー工作室」より間違いなく上です。

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    2021年05月23日
  • 蒼林堂古書店へようこそ

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    ミステリ専門の古書店に集う常連客が繰り広げるちょっとしたことの謎解き14編。それぞれが大きな謎でなくていいが、1編1編がショートショート的なので、ほとんど捻りはない。あと、それぞれの話に関連したミステリーの紹介は、結構読んでるものもあるので面白い

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    2021年04月22日
  • クラリネット症候群

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    毎回だけど、すんごい展開。笑笑

    うぉーーーーそうくるか!!!!!っていう。
    ホント、読んでて毎回驚く展開です。

    乾くるみの頭の中がどうなってるとこうなるんだろう。と毎度毎度ながらジェットコースターさながらの展開について行くのやっとです。

    笑笑
    突然にして、これで終点!?嘘でしょ!?

    の終わり方だし。笑笑!!!!!!

    もうホント斬新も斬新。

    そうくるか!?の連続なんで、日々退屈に塗れてるそんなあなたにぴったりです。笑笑

    クラリネット症候群はトリックもなかなかしっかりしたつくりでミステリとして楽しめるんだけど、ドとレとミとファとソとラとシの音が聞こえなくなる青年の会話。面白い。そんな

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    2021年04月19日
  • 物件探偵(新潮文庫nex)

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    設定はとても面白い。
    ただミステリ色が薄いのか、探偵役の宅建資格を持つという不動さんがあまり魅力的ではないのが残念

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    2021年04月16日
  • カラット探偵事務所の事件簿 3

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    謎解き専門の探偵事務所シリーズ第3弾。所長と助手の関係性について前作で明かされているのに、そこは明らかになっていないかのような表現が多く若干戸惑ってしまった。それでも大枠で期待通りの展開になってくれて安心した。
    そして相変わらずの謎解き。娘の名付け方に関する話はとてもよかった。人間にとって腑に落ちないこと(謎)というものは気持ち悪いものだ、それを解決することがスッキリするというだけでなく、ときには人を救うこともある。そんなことを考えさせられるエピソードも多くて、乾ミステリーの深さを見た。様々な作品に対する作者の造詣の深さも相変わらず。気軽に読めるミステリー短編としては質が高い。
    さすがに間が空

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    2021年04月07日
  • クラリネット症候群

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    楽器が好きなので、題名に惹かれて読み始めたが、1つ目のマリオット症候群が面白かった。この人は誰でもつまり、、、と考えながら読み、最後の最後まで変化があって楽しめた。
    クラリネット症候群は、マリオット症候群の後に読むと、ちょっとインパクトにかけるように感じる。

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    2021年03月05日
  • 物件探偵(新潮文庫nex)

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    物件の思いがわかるという宅建の不動さんが不動産の問題を解決するミステリー短編集。
    たしかに不動産売買って、かなり専門的な知識が必要なのに購入する側は素人(多少の知識を入れたとしても)ってことになる。制度を悪用する人間も出てくる。そこを題材にした生活ミステリーにした発想がすごい。どれもある程度のリアルさをもって読むことができた。
    ただし不動さんの登場が唐突だし強引すぎる。短編集だし仕方ないかなとも思っていたら、最後に言い訳のような追加文章があった。なるほど、そういう手法もあるのね、と。
    続編は出るのか?

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    2021年02月08日
  • 物件探偵(新潮文庫nex)

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    不動さんが不動産に関わる謎解きをしてくれますが、唐突に現れるので誰?みたいな感じになる。一歩間違えればやばい人なんでもう少し設定はなかったのかと思います。

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    2021年01月31日
  • カラット探偵事務所の事件簿 3

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    第3弾!
    今回もきれいにだまされた。(年代設定が古いなとおもったよ・・・)
    前段読み直そうかな-。(まんまと)

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    2021年01月16日
  • カラット探偵事務所の事件簿 1

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    ネタバレ

    謎解き専門の探偵事務所。持ち込まれる謎も結構本格的な謎だったりもして、それを割かし、サクッと解決ではなくしっかりカラッと解決してて気持ちよかった。

    油断してたら騙された。乾くるみの作品だった。

    これは一巻目しか通用しないと思う。二巻目以降がまたなにか待ち構えてるのか、そこが気になりいずれ二巻目も読んでみようかなと思いました。

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    2021年01月08日
  • 物件探偵(新潮文庫nex)

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    新しいジャンルのミステリー。

    サクッと軽く読みたい時に
    オススメ。

    急に家の前に宅建アピールしてくる人
    いたら焦るけどね!笑

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    2021年01月06日
  • 平成ストライク

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    平成も30年、激動とまでは言えないが色々あった時代ではあった。
    それを象徴しているとまでは言えないかもしれないが以下の5作品は良かった。
    『加速していく』『炎上屋尊徳』『半分オトナ』『他人の不幸は蜜の味』『From the New World』

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    2021年01月05日
  • セブン

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    ネタバレ

    全部が7を題材にした話なんだけど乾くるみはいろいろ知ってるなあ。麻雀も競馬もトランプも出てくる、頭いいんだろうな。スリープとセカンドラブとイニシエーションとタイムスリップのやつのような大作をまた書いてほしいです。


    ラッキーセブン、設定に悪魔とか出てきてびっくりだったけど最終的に主人公の寿命と引き換えにゲーム(トランプカード)なかったことになった。


    小諸ー新鶴343キロの殺意はオウムみたいなやつの幹部が別荘で殺されるところから始まる。七福神ってもともと七つの大罪と結び付けられる存在だったらしい。車の中での殺し合いはこじつけがすごいしよく思いつくなと思った笑。


    TLP49はタイムリープ

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    2020年12月26日
  • カラット探偵事務所の事件簿 3

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    【収録作品】File13「秘密は墓場まで」/File14「遊園地に謎解きを」/File15「告白のオスカー像」/File16「前妻が盗んだもの」/File17「次女の名前」/File18「真紅のブラインド」/File19「警告を受けたリーダー」

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    2020年12月23日
  • カラット探偵事務所の事件簿 3

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    あの探偵コンビが帰ってきた。
    でもタイトルは覚えてたけど、どんなコンビだったか読んでも思い出せなかった。
    日常の謎解き的な話では面白かった。

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    2020年12月12日
  • スリープ

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    科学の部分はちょっとついていけなかったけど。笑
    壮大なラブストーリー。
    ラストはちょっと悲しい気持ちに。。
    井草さんがどうなったのか知りたかった。笑

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    2020年11月12日
  • カラット探偵事務所の事件簿 1

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    謎解き専門と謳う風変わりな探偵事務所。
    探偵の古谷と、助手であり語り手の井上が持ち込まれる謎を解く連作短編集。

    最後まで読むと乾くるみ節がよく効いている。
    思わずニヤリとしてしまった。

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    2020年10月03日